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2009 年11 月12 日

西友、直輸入ボジョレーヌーヴォーを 890 円で発売!

容器のペットボトル化と直輸入による大量一括購入により、圧倒的な低価格を実現
合同会社西友では、今月19 日に解禁されるフランス産赤ワインの新酒「ボジョレーヌー
ヴォー」のうち、フランス有数のワイン会社である「グランシェド・フランス」社製の「フ
ランソワ・フッシェ ボジョレーヌーヴォー PET」(750ml)を、890 円という圧倒的な
低価格で発売します。容器にペットボトルが用いられていることから、軽量化による配送
コストの削減が可能になったことに加え、西友による直輸入一括大量購入により、ボジョ
レーヌーヴォーとしては圧倒的な低価格を実現しました。
今年のボジョレーヌーヴォーは、現地フランスでは『50 年に一度の最高の作柄』と言わ
れています。「フランソワ・フッシェ ボジョレーヌーヴォー PET」の他にも、「フラン
ソワ・フッシェ ボジョレーヌーヴォー 瓶」(750ml:980 円)や、ボジョレー地区北部
の特定地域のぶどうだけを使った「フランソワ・フッシェ ボジョレーヴィラージュヌー
ヴォー」(750ml:1,180 円)など、西友独自のボジョレーヌーヴォーの品揃えを昨年の2
品目から6 品目に拡大し、それぞれ圧倒的な低価格で販売します。
西友が昨年 11 月に販売した「フランソワ・フッシェ ボジョレーヌーヴォー 瓶 2008」
(750 ml:1,279 円)は、従来にない低価格で大きな話題を呼びました。これにより、西友
の昨年のボジョレーヌーヴォー全体の販売数量は、前年対比40%増を記録しました。西友
は、こうした流れを受け、今年度、ボジョレーヌーヴォーの更なる低価格化に踏み切りま
した。

西友では、従来から、輸入ワインの品揃え拡大と低価格化に積極的に取り組んでいます。
今年9 月には、ウォルマート・グループである英国ASDA(アズダ)のプライベートブラ
ンド「Extra Special(エクストラスペシャル)」のワインシリーズを新たに9 品目追加し、
全18 品目に品揃えを拡充しました。同シリーズが牽引する形で、ワイン全体の売上高も昨
年比の約30%増で推移しています。西友は、引続き、独自の直輸入ルートや親会社ウォル
マートのグローバル調達網を活用しながら、低価格で高品質な直輸入商品の取り扱いを積
極的に拡大していく計画です。

【フランソワ・フッシェ ボジョレーヌーヴォー PET の商品概要】
商品名: フランソワ・フッシェ ボジョレーヌーヴォー PET
価格: 890 円(税込)
規格: 750ml
販売店舗: 366 店舗
発売日: 2009 年11 月19 日(木)
商品特徴: フルーティーな香りで、やわらかな口当たりのワイン
です。持ち運びに便利なペットボトルタイプ。ガラス
瓶入りのヌーヴォーよりも約400g軽く(当社比)し、
輸送コストを削減することにより手頃な価格を実現し
ました。栓には開けやすいスクリューキャップを採用
しています。

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イオンのボージョレ・ヌーヴォーは国内最大規模の90万本展開!

2010年11月11日 イオン株式会社・イオン九州株式会社

イオンのボージョレ・ヌーヴォーは国内最大規模の90万本展開!

2010年11月18日(木)ボージョレ・ヌーヴォー解禁!
 
 当社は九州内のジャスコ、サティ、イオン戸畑店、イオンスーパーセンター48店舗におい
て、11月18日(木)より2010年ボージョレ ヌーヴォーを販売いたしますのでお知らせ
いたします。

イオンは、11月18日(木)午前0時に解禁となる2010年ボージョレ・ヌーヴォーの
ラインアップにおいて、ワイン通の方から普段あまりワインを飲まれない方までお気軽にお試
しいただける価格とサイズそして美味しさを兼ね備えた、“ワンコイン”でお買い上げいただけ
る「フィリップ・ド・メリー ボージョレ・ヌーヴォー」(375ml、税込500円)を初め
て展開いたします。

【ボージョレ・ヌーヴォーのコンテストで金賞を得た、確かな品質のペットボトル商品】
2008年より販売し、エコで低価格な商品として大変たくさんのお客さまにご好評いただ
いたイオンのペットボトル入りボージョレ・ヌーヴォーは、品質も大変高く評価されています。
中でも、ボージョレ・ヌーヴォーの品質を競う唯一の公式コンクールである「トロフェ・リヨ
ン・ボージョレ・ヌーヴォー・コンクール」(2009年)において、本年も予約を承っている
イオン専売の「フィリップ・ド・メリー ボージョレ・ヌーヴォー・ロゼ」が金賞を、「フィリ
ップ・ド・メリー ボージョレ・ヌーヴォー」が銀賞を受賞しています。

【今年のイオンはロゼ。ボージョレ・ヌーヴォーでも満月ロゼをお楽しみいただけます】
イオンは、最近インターネットなどで話題となっている「ロゼワインを満月にかざして飲む
と願いが叶うらしい」という西洋のジンクスから発想を得て、新たなライフスタイルシーンと
して、満月の夜にロゼワインを楽しむロマンチックな「満月ロゼ」をご提案しています。この
取り組みの一環として、11月22日(月)の満月に向け、ボージョレ・ヌーヴォーでも「フ
ィリップ・ド・メリー ボージョレ・ヌーヴォー・ロゼ」(750ml、1,280円)を展開
するほか、ボージョレ地区のガメイ種から作られたスパークリングワイン「モメサン ルビー・
フィズ・ヌーヴォー」やスペイン産のスパークリングワイン「スパークリング・ヌーヴォー エ
レガンシア・ノブレ」など新酒のロゼワインを品揃えいたします。
イオンは、今後も、お客さまに価値ある商品をお買い得価格でご提供できるよう様々な取り
組みを進めてまいります。

◇2010年 イオンのボージョレ・ヌーヴォー展開概要
販売目標: 約7万6千ケース=約90万本(昨年対比:約165%)

フィリップ・ド・メリー ボージョレ・ヌーヴォ- 375(ml) 500円
フィリップ・ド・メリー ボージョレ・ヌーヴォー 750(ml) 980円
フィリップ・ド・メリー ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー 750(ml) 1,280円
フィリップ・ド・メリー ボージョレ・ヌーヴォー・ロゼ 750(ml) 1,280円

◇本年のボージョレ・ヌーヴォーの特徴
春先は低温が続きぶどうの成育が心配されましたが、7、8月に気温が上昇したため、高すぎ
ない糖分・酸味のオーソドックスかつクラシカルなボージョレ・ヌーヴォーに仕上がりました。

◇トロフェ・リヨン・ボージョレ・ヌーヴォーコンクールについて
(Trophée Lyon-Beaujolais Nouveau)
フランス・リヨンで毎年解禁日前の日曜日に行われる、唯一のボージョレ・ヌーヴォー公式
コンクールです。醸造家、ソムリエ、レストラン関係者など、フランス国内外から70名を超
えるワインの専門家が集まり、毎年300以上出品されるヌーヴォーの中から選定された商品
が受賞しています。本年度は、11月14日(日)に開催される予定です。

◇コルドンヴェール㈱について
コルドンヴェール㈱は、2006年7月に、グループの酒類大型専門店チェーン㈱やまやと
イオン㈱の共同出資により世界のベストソースから酒類を中心に調達する輸入事業会社として
設立した、イオングループの機能会社です。




*500円ボージョレも イオン、円高還元・ペットボトル採用で!

2010.11.11 産経ニュース


イオンは11日、今月18日に解禁される新酒ワイン「ボージョレ・ヌーボー」の販売計画を発表した。節約志向に対応し、500円のハーフサイズ(375ミリリットル)を初めて販売する。また、円高還元とペットボトル採用で輸送費を削減し、昨年より2割価格を抑えた。

 500円ヌーボーとして投入するのは「フィリップ・ド・メリー ボージョレ・ヌーヴォー」。フルボトル(750ミリリットル)では980円~1280円だが、ハーフサイズにしてワンコインのお買い得感を提案した。主要約300店舗で販売する。

 今年は大半の商品を、イオングループの輸入会社から仕入れたほか、瓶に比べ約30%軽いペットボトルに切り替えて輸送代を抑え、コストを削減した。円高ユーロ安もあり、昨年より、100~200円安いという。

 販売目標数量は昨年比65%増の90万本(750ミリリットル換算)で、10日間で売り切る予定。9月20日から今月14日まで予約を受け付けているが、前年比80%増と好調だという。


*ヌーボーに冷や水?「ペットボトル入り禁止を」と生産地代表者!

2009.11.19 産経ニュース

 フランス産新酒ワイン「ボージョレ・ヌーボー」の販売が解禁された19日、来日中の生産地代表者が東京・南麻布の駐日フランス大使公邸で記者会見し、日本市場で今年、相次いで発売された安価なペットボトル入りヌーボーについて、伝統維持や品質保持に問題があるとして、「ペットボトルには反対。禁止されるよう対応したい」と語った。日本はボージョレ・ヌーボーの世界最大の輸入国。その“お得意さま”に冷や水を浴びせたともいえ、現地生産者や日本の輸入販売会社、消費者も巻き込み、波紋が広がりそうだ。

 発言したのは、自らも生産者である「AOCボージョレ/ボージョレ・ヴィラージュ統制委員会」のダニエル・ビュリア会長。ビュリア会長は「ペットボトルは(ガラス瓶に比べ軽いため)輸送費が安いことなどから価格を下げることができたのだと思う」との見解を示しながらも、低価格化により減少が続くヌーボーの販売数量の好転が期待できることに対しては、「経済的な側面(利点)もあるが、長期的展望に立ち、量より質を選ぶ」と述べた。

また、「ペットボトルの中では(品質は)6カ月以上もたない」との持論も展開。「伝統を重んじたいので、生産者としてはペットボトルには反対。造り手の団体としては禁止しようと考えており、来年春前には決着をつけておきたい」と語った。

 同席したフランス食品振興会(東京・恵比寿)のシャルル・デュラン日本代表も「イメージの問題もある。日本の場合、ワインを飲む機会が1年に1、2回という人も多い。記念日や贈答品として購入する人もいる。ガラス製の瓶に入っているほうがずっとイメージが良い」とビュリア会長の発言を後押しした。

 今年のヌーボー商戦では、メルシャンが同社のボージョレ・ヌーボー商品としては初めてペットボトルを採用。価格は750ミリリットル入りでガラス瓶より15%安い2020円前後となっている。また、サッポロビールやキッコーマンもペットボトル入りを発売。このほか、スーパーマーケットの西友は750ミリリットル入りペットボトルで890円、イオンが同量のペットボトルで980円の商品を展開している。

輸入販売会社などによると、軽量なペットボトルは輸送コストを減らせることに加え、輸送時に発生する二酸化炭素(CO2)の排出削減にもつながるという。

 ビュリア会長の今回の発言に対し、メルシャンでは「弊社が取り扱っているペットボトルは、その製造工程について特許がとられており、UV(紫外線)フィルターの加工が施されているとともに、ガラス瓶と同等のワインが酸素に触れにくい性能を持ち合わせている。消費者の方々にワインをもっと手軽に、身近に感じていただける商品であり、環境や機能面で自信を持っている」(コーポレートコミュニケーション推進部)と説明している。

 ボージョレ・ヌーボーの対日輸出数量は年々、減少を続けており、フランス通関実績によると、平成16年の104万ケース(1ケース=750ミリリットル×12本)をピークに、20年まで4年連続で縮小した。メルシャンの試算では、今年も前年比で約2割減の45万ケースまで減少すると見込んでいる。



*モメサン レッド・フィズ・ヌーヴォー2010!

アルコール発酵の途中でタンクを密閉することにより、ワインの中に炭酸ガスが取り込まれ香り高いスパークリングワインになります。 このため、Vin mousseux aromatique de qualite(ヴァン・ムスー・アロマティック・デ・カリテ)と分類されています。
色合いは鮮やかで深い赤紫色。きめ細かい泡立ちとともに、カシスやベリー系の果実の香りがとても豊か。口に含むと果実の甘みと香りが広がります。通常のワインと比べアルコール分が約8%と低いので食前酒として。また、フルーツタルトやチョコレートケーキなどのデザートと合わせてお楽しみいただけます。


モメサン レッド・フィズ・ヌーヴォー 2010

容量 750ml 価格 オープン価格(参考小売価格:2,300円)



*夏のヌーボーはいかが イオンがチリ産ワイン発売!

2010.6.30 産経ニュース

 夏のヌーボーはいかが-。イオンは南米チリ産の新酒ワイン「ヴューマネント チリヌーボー」を全国のイオン直営店と、友好関係にある酒類専門店チェーンのやまやのグループ店舗合わせて約630店舗で7月19日から発売すると発表した。

 ワインの「ヌーボー」はフランスのボージョレー産が有名だが、四季が反対の南半球のチリは今が新酒ワインの出荷時期を迎えていることに着目。南半球の“サマーヌーボー”を販売することにした。

 赤、白を用意し、価格は750ミリリットル入りでどちらも780円。イオンとやまやは1本売れるごとに20円を、チリ地震復興支援に向け、被災地に寄付するという。

圧縮比向上でガソリンエンジンの燃費を15%向上!

2010.11.09(Tue)JBプレス 両角岳彦

前回は、マツダの「圧縮比14」という、マツダの「常識破り」のディーゼルエンジンがいかにして実現されたかを解説した。

 そこにもう1つ、機械製品としての重要なポイントを追記しておこう。

 圧縮比が高いこれまでのディーゼルエンジンだと、グッと狭く押し縮められた燃焼室の中に燃料を噴き込んで一気に燃やす。その瞬間、急激な圧力の上昇が生ずるため、それに耐えるために構造を頑丈にしなければならない。

 だが、今回のマツダの新ディーゼルエンジンは圧縮比を下げたことで、その圧力急上昇も押さえられる。つまり骨格や運動部品を必要以上に頑丈にしなくてもいい。すなわち軽くできる。シリンダーブロックはアルミ合金が使えるし(普通は鋳鉄)、ピストンやクランクシャフトはコンパクトに軽くできた。

 燃焼のピークが「ガツン!」と出ないことも合わせて、きれいに回るエンジンになるはずである。

燃焼コントロールで世界基準の厳しい排ガス規制をクリア
 さらにこのディーゼルエンジンがすごいのは、今日、世界的にものすごく厳しくなっている排出ガス規制に、最小限の後処理システムだけで対応できる、ということ。

 世界中の乗用車と商用車のメーカーが、特に窒素酸化物(NOx)処理のために専用の触媒を付加せざるを得ないと判断している。その1つである「NOx吸蔵触媒」は、捕えたNOxを分解するために余分な燃料を燃やないまま排気側に流し出す必要があるし、燃料の中に硫黄分がわずかに混じっているだけでも浄化性能が一気に劣化する。

 「選択反応型触媒(SCR)」は排気の中に尿素を吹き込むことでアンモニアを作り、それでNOxを分解する。尿素水(商品名:AdBlue)を使う手法が主流になりつつあるが、クルマにはそれを積むタンクと調量噴射システムなどを載せる必要があり、もちろん燃料とは別に尿素水を供給するインフラも要る。

 マツダの新しいディーゼルエンジンは、そうした複雑な、あるいはデメリットも多い「後処理システム」を使わず、EGR(排出ガス再循環)を含めた燃焼のコントロールだけで、世界で最も厳しいアメリカの「Tier2-Bin5」規制にも、ヨーロッパの次期ターゲットである「Euro6」規制にも対応できる、という。

 もし本当にそうなのであれば(既に認証段階に入っているので『本当』なのだが)、世界の内燃機関開発者にとっては「常識の壁」が壊されたことになる。

 さらに酸化触媒とDPF(ディーゼル・パーティキュレート・フィルター)を組み合わせた基本的な排気浄化システムの中に使う触媒物質(白金)の量も大幅に減らせるという。NOx後処理の簡素化と合わせて、排気対策のためのコストは、それこそ劇的に削減できるはずである。

開発責任者であるマツダの人見光男さんは、「そのコスト削減分でターボチャージャー(過給機)を2つ付けて、出力と応答性を高めることができました」と笑っていた。とはいえ、最新の乗用車用ディーゼルエンジンとしては、ターボチャージャーを2機装着するのは「常識」である。

ガソリンエンジンの圧縮比「14」は常識外れの高さ!

 マツダが新たに開発したガソリンエンジンの方は、フォルクスワーゲンを筆頭に欧州勢が進めている「ダウンサイジング」の方向とは少し趣が異なる。

ダウンサイジングとは、エンジン本体の、特に排気量を小さくすることで、メカニズムが動き、摺動することで失われるエネルギーを減らし、力の方は過給して空気をたくさん入れることで十分なものを出す、という方向である。マツダは、もちろんこの「機械損失」を減らすことも様々に考え、手を打ってはいるのだが。

 目標としては、エンジン単体での燃料消費を15%改善すること。ちなみにメディア諸氏が唯一その記憶に止めた「コンパクトカーで1リッターあたり30キロメートルの燃費」は、10-15モードの「お受験燃費」の話に過ぎない。特にガソリンエンジンの場合は、現実の走行で本当に燃費の良いクルマができるかどうかは、エンジン単体だけでなく、人間の運転操作への反応などまで様々な要素を最適化することにかかってくる。

 ガソリンエンジンの燃費改善、言い換えれば熱効率改善の鍵もまた、圧縮比にある。最近の定石では「10」前後の圧縮比を「14」まで高めたのである。

 同じ「圧縮比14」でも、ディーゼルエンジンにおいては「低い」のに対して、ガソリンエンジンにおいては「高い」。

 F1などの競技専用エンジンで、使われ方も、燃料も、そして耐久性も、様々な条件がそろった時には14ぐらいの圧縮比を使ってはいるが、市販車では「異常」と言えるほどの高圧縮比である。

排気系レイアウトの改良でノッキングを回避!

 圧縮比を高めた時に心配になるのはまず「異常着火」、もう少し正確に言うなら「早期自己着火」、つまり火花による点火よりも早く勝手に火がついて、一気に燃え広がってしまう現象である。いわゆる「ノッキング」だが、低速で無理な負荷をかけた時に「カリカリ」と音を立てるものとはちょっと違う。そもそもそうした低速ノッキングは、今のエンジンではもう起こらない。その始まりを検出するセンサーを付けて点火時期などを細かく制御しているからだ。

しかし、強い力を作っている時に異常着火が起こると、ガソリンエンジンとしては致命的なことにもなりかねない。

ガソリンエンジンの燃焼プロセスはディーゼルエンジンとは別のものである。空気と燃料をあらかじめ混合して、それがうまく混ざり合ったところでスパークプラグで火花を飛ばし、そこから火炎を一気に全体に燃え広がらせる(ディーゼルエンジンは、圧縮して高温になった空気の中に軽油を噴射して、それが気化しつつ着火してゆく)。つまり、「予混合・火花着火・火炎伝播」がガソリンエンジンの基本原理である。

 ここで火花を飛ばす前に混合気の着火、燃焼が起こり、シリンダーとピストンが作る空隙の中の圧力が急上昇すると、エンジン本体が壊れてしまう。自動車競技で時おり発生する「エンジンブロー」の原因の1つでもある。

 だから、まず、この異常着火を起こす「因子」を分析し、それらが重なり合わないようにすればいいはずではないか。

 ノッキングを回避するだけならば、そこで火を着けるタイミングを遅らせれば何とかなる。しかし、そうやって燃やすタイミングを、ピストンが下がり始めた後になるぐらいまでずらすと、エンジンが出す力は落ちる。しかも、その「力が出ない」ゾーンが、日常的に使う低中速領域に現れてしまう。この辺りをあれこれやってみて、世の中のガソリンエンジンの圧縮比は10前後に落ち着いているのである。

 ならば、その重要な運転領域で高い圧縮比のままノッキングを起こさずに「うまく燃える」のにはどうしたらいいのか。

 結局、マツダの技術陣は、ここも原理原則に戻って、燃えた後のガスをきれいに吐き出し、新しい空気に入れ替えるのがうまくいくように、排気管の長さとレイアウトを煮詰めている。

 現在はガソリンエンジンでも、排気浄化のために、触媒を思い切りエンジン排気出口に近づけるのが「定石」。始動直後に、触媒が冷えて「活性化」していない状態で、HC(炭化水素)がそのまま外に出てしまうかどうかが、米国主導の排気規制強化の中で「(電気自動車に電力を供給する)火力発電所なみ」の排出ガスレベルを達成するポイントになっているからだ。

 だが、触媒をエンジン排気出口に近付けることは、シリンダーから燃焼ガスを「引き出し」、新しい空気を引き込むという点から見れば、むしろ効率の悪い形になっていた。

 それならば始動直後に早く触媒を暖めることさえできれば、排気系を理想的なレイアウトにできる。燃焼室の微妙な形も、圧縮比を高め、小さくなった燃焼室から燃え広がるプロセスに焦点を絞って考え、実験を重ねた結果だ。

ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの圧縮比がともに「14」になったことについて、前出の人見さんは「その辺りがいいのでは・・・、という(技術者としての)感覚があって、14という切りのいいところで決めた。ガソリンとディーゼルが同じ数字になったのは、それぞれ別々にやった結果だけど、でも、『そうなるといいかな』という思いがなかったわけでもないかな」と笑っていた。

新型エンジンの基本的な発想を提唱していた1人の技術者
 ここまで語ってきたマツダの新エンジンにおける基本コンセプト、つまり、「ディーゼルエンジンもガソリンエンジンも圧縮比14」「鍵は膨張比にある」「排気系のレイアウト改良」などは、実はずいぶん前から1人の技術者によって提唱されてきたものだ。

 かつてはいすゞ自動車でディーゼルエンジンの設計と開発に携わった技術者であり、その後は今はなき「モーターファン」誌で「究極のエンジンを求めて」と題した「毒舌エンジン評論」を連載していた、故・兼坂弘さん(1923~2004年)がずっと言い続けていたことである。さらに「排気量半分・出力4倍」の「ダウンサイジング」も。

 兼坂さんが「発明」した「ミラーサイクル」エンジンは、彼自身のコンサルティングを発端に、マツダが世界で初めて実用エンジンにまでまとめあげ、「ユーノス800」に搭載して世に送り出した。これは、吸気バルブを閉じるタイミングを選ぶことで、実際にシリンダーの中でピストンが気体を圧縮するプロセスを短くする、つまり実効圧縮比を小さくして、機構的な圧縮比の全てを「膨張比」として利用する、というもの。吸気バルブを早く閉じる、あるいは遅く閉じることだけで、「圧縮比」と「膨張比」が「非対称」にできる、という、コロンブスの卵のような発想である。

 トヨタ自動車がハイブリッド車のガソリンエンジンに使っている「アトキンソンサイクル」は「兼坂=ミラーサイクル」とまったく同じものであって、ただ、基本となる熱サイクルの発明者として誰の名前を冠しているかの違いでしかない。この「ミラーサイクル」の導入例は他にも広がってきている。

 その兼坂さんの「布教活動」に反応し、兼坂=ミラーサイクルを現実に「ユーノス800」に積むV型6気筒の形にまで作り上げたコアメンバーの1人が人見さんだった。技術を生み出す発想とそのエネルギー、そこに醸成される知見等々は人から人へと受け継がれてゆくものなのである。

 そして私も兼坂さんには「お前みたいな人間を『半可通』と言うんだ!」と何度となく罵倒されつつ、実に多くのことを教えられた。だから今回の「内燃機関の改良」の内容も、「なるほどね」と表面だけではあるけれども咀嚼することができたのである。

 その内容が、そして「技術というものの面白さ」が、十分に伝えられたかどうか。そこは読み手の皆さんに判断していただくしかないのだが、でも、「マツダの株価が跳ね上がって当然」な内容が詰め込まれていることは、ご理解いただけたのではないかと思う。

マツダ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%80

常識破りの低圧縮比「14」はなぜ実現できたのか!

2010.11.02(Tue)JBプレス 両角岳彦

10月20日、マツダが「次世代技術説明会」を開催し、その取材結果を反映したニュースが20日夕方頃から新聞、テレビなどにチラホラと現れた。

 けれども、いずれも「マツダがガソリンエンジンだけでハイブリッドと同等の燃費、リッター30キロメートルを達成したコンパクトカーを来春発売」というだけのものでしかなかった。

 残念ながら、新聞やテレビの多くの記者諸氏、アナリストの皆さんには、ほとんどがチンプンカンプンな話だったに違いない。本来なら、この説明会の翌日、マツダの株価が跳ね上がっても不思議ではないほどの重要な「鍵」がいくつも提示されていたのだが・・・。

 マツダの人々が何とか「分かりやすく」しようと苦労を重ねた2時間あまりの説明と、現物の展示を見聞きした中で、彼らが理解したのは「ハイブリッドじゃなくてもリッター30キロメートル」だけだった、ということだ。

電気自動車、ハイブリッドだけが「明日の技術」なのではない
 ここでも以前から何度か書いてきているように「電動化」だけが自動車とその社会の手にする、あるいは手にすべき「明日の技術」ではないし、それだけで日本の自動車産業が「世界に対するアドバンテージを保つことができる」わけでもない。

 逆に「エネルギーと動力源の多様化」に向かうこれからの時代、狭い一分野だけが「明日」だと思い込むことは、日本の自動車と産業が世界の潮流の一隅に押しやられる状況を生みかねない。技術立国・日本の明日をミスリードしないためにも、大新聞やテレビ、経済界の人々に幅広くその認識が浸透することが望まれるのだが、それはまだまだ難しいようである。

 しばらく前、NHKの夜のニュース番組で司会者が自動車メーカー首脳に向かって「今どき内燃機関ですかぁ。遅れてますねぇ」などと放言し、しかもその首脳(技術系ではない)も「そうですねぇ。まずはハイブリッドで」などと迎合し、ちゃんと説き聞かせることができないまま番組は進んでしまった。こうしたあれこれを見るにつけ、日本の危機はむしろ深まる一方なのかもしれない、と感じてしまうのである。

 少し専門的なところまで踏み込む話になるが、ここで一度、今回のマツダの「次世代技術説明会」の内容を紹介しておくことにしよう。

 その基本的な考え方は、実は2009年6月にマツダが「環境技術説明会」を行った時にすでに説明されている。この時も某経済紙が「マツダもハイブリッドへ」と、まったくトンチンカンな内容を1面に掲載して、マツダの人々も失笑するしかない、という事態が演じられた。それもあって今回、マツダのプレゼンテーターは「ハイブリッドでなくても・・・」と記事にしやすいフレーズを説明の中に入れ、記者の何人かが反応した、ということでもある。

世界の流れと一致するマツダのシナリオ!

 マツダが描く基本シナリオに話を戻す。それは世界の自動車産業界、技術界の主たる組織、人々が考え、動いている方向と一致するものだ。

すなわち、「自動車を走らせる原動機の『電動化』はもちろん必要であり、1つの方向性ではあるけれども、それで全ての自動車を置換できるわけではない」

 「今後10年(かそれ以上)を俯瞰してみても、純電気動力(電池と電動モーター)で走るクルマが実用品として市場に受け入れられるのは、特定の使用状況に対応した場だけであり、市場シェアとしては1%程度か、日本のような特殊な市場でも1桁台にとどまる(とどまらないと別の様々な歪みが生まれる)」

 「もちろん電気を使って走り、運動エネルギーを電気で(発電して)回収する手法は、様々に導入されて、燃費の改善は進む。だが、それらの主たる動力源はこれまでどおり『内燃機関』であり続ける。ハイブリッド動力といえども、もちろん、まず内燃機関があって、それを電動システムが補助する仕掛けなのであって、内燃機関の大幅な進化が今求められている」

 極めて妥当で、そして「健全な」思考である。

 その論理的必然として導き出されたのが「ガソリンエンジンの燃費20%以上向上」「ディーゼルエンジンの進化とコストダウン」である。

 そして、そこで得られた動力を車両に伝える駆動機構の改良、および、これまで以上の強靱さ、特に衝突安全能力を実現した上での車体骨格の大幅な軽量化。さらに自動車の本質である「走り」の資質を高めつつ、やはり軽く作れる足回り。

 これらの技術開発を同時進行させることで、二十数%の燃費改善を達成しつつ、自動車として求められる他の機能、資質も高めようというのである。

 このアプローチだと、内燃機関を含めた基本技術を全ての機種に展開してゆくことで、製品全体の燃費を、すなわちCO2排出量を2割以上減らすことができる。もちろん資源やコストの負荷を増やすことなく、である。

 しかし、同じことを全て電気自動車(EV)に頼るとすれば、発電のためのエネルギーをどこから得るかを全て無視して、市場の2割以上を純EVにする以外にない。また、ハイブリッド動力だけに頼るとすれば、市場の半分かそれ以上をハイブリッド車にする必要がある。ただし、この論議はいわゆる「モード試験」の受験結果に頼ったものでしかなく、現実の社会で燃料消費が確実に減るかどうかは不確定なものでしかない。

もろちんEVもハイブリッド車も、前回のこのコラムで検討したレアアース問題を含めて、資源やエネルギーの調達を含めた新たな困難が数多く存在し、それを越えてゆかない限り、世界には通用しない。日本というガラパゴス化した市場でも、この先は相当によく考えて取り組まないといけない状況にある。

全ての土台となる根幹技術のリニューアルに取り組むマツダ!

 こうした健全な論理に基づくマツダの「次世代技術」について、私なりにそのレベルを判定すると次のようになる。

 まず「ディーゼルエンジン」は世界の実用技術先端に到達。

ガソリンエンジン」は世界の趨勢に、技術としてはほぼ肩を並べた。

 駆動機構、つまり「トランスミッション」(いわゆるオートマチックトランスミッションとマニュアルトランスミッションの両方)と「車体骨格」は、先行する欧州勢の現状に何とか追いついた、というレベル。細部設計の緻密さ、実車への適合と応用、さらに次のステージに向けての開発、本当の意味での「次世代」への取り組みなどは、ライバルたちが間違いなく先行している。

 そして「足回り」については既存品の小改良であって、欧州現行普及品と同等。私としては弱点も目につき、「日本車の中の横比較においては一歩前進」に止まる。

 付け加えるならマツダの弱点は、こうした要素技術を現実のクルマの資質としてまとめ上げるプロセス全体の知見やノウハウが「浅い」ことである。そうした知的作業の集合体である現実の製品を、世界最良のレベルにまとめ上げることができるかというと、まだまだ「不安なし」とは言えない。

 例えば、モード燃費(お受験)と並行して、リアルワールドでの燃料消費をどう削減するか、そのためにはまず「人間」がクルマをどう操るのか、という部分を掘り下げるのは、今、日本の自動車メーカーと日本の自動車技術界全体が極めて不得手にしている領域である。

 マツダもその例外ではない。一部メーカーのように、「燃費といえばリアルワールドではなくお受験燃費のこと」というほどに偏った思考に陥っていないのはいいけれども、ならばどうするか、という部分の思考と知見はかなり浅く、机上論にとどまる。

 もちろん実車に触れてみないとその結果は確かめられない。けれども、今回の発表の中でも言葉の端々に、これまでの現実の理解が足りないマツダ流が表れていた。でも、そこを掘り下げるのは、頭を切り換えるだけでよく、全ての土台となる根幹技術を作り直したことの価値が下がるわけではない。

だから、記者やアナリストたちがマツダの「次世代技術説明会」の大筋だけでも読み解けていたならば、翌日、ただちに株価が跳ね上がるぐらいの話だった、と私は思う。

内燃機関の効率改善のカギは「圧縮比」!

 特に「内燃機関」に関しては、これまでの常識をそのまま鵜呑みにして部分的改良を積み重ねるアプローチを採らなかったことがエラい。

 燃料を空気と混ぜて燃やし、そのエネルギー(熱とともに一気に高まるガスの圧力)でピストンを押し下げ、クランクを回転させて「力」として取り出す。その原理原則に戻って、「今、無駄なことをしているのはどこか」「それを本来あるべき形にするにはどうすればいいか」を考えた。

このアプローチだと、「それは無理だよ」という壁が、それも「常識の壁」が様々に現れるのだが、「影響を与える因子」の一つひとつについて見直し、考える、というプロセスを踏んで、殻を破る方向へと踏み出した。

 その取り組みが最も良い形で現れているのが、先ほど「世界の実用技術先端に到達」と書いたディーゼルエンジンなのである。

 その鍵を握るポイントの1つは「圧縮比」。

 これまでのディーゼルエンジンは圧縮比が「20」前後だった。これに対してマツダの新ディーゼルエンジンは「14」という低い圧縮比で設計されている。

 ピストンが一番下まで下がった状態(下死点)から一気に上昇してクランク運動の頂点(上死点)に至る。この瞬間、ピストンが一番下まで下がっていた圧縮開始時の何分の1まで空間が縮まったか、これを圧縮比という。

 ディーゼルエンジンはこの圧縮比の数値が大きい。なぜか。気体を圧縮すると温度が上がる。ギュッと押し縮めて体積が小さくなり、温度が上がった空気の中に、さらに高い圧力で燃料を噴き込む。すると微細な液滴がみるみる気化し、それを取り巻く周囲の高温によって着火して燃える。「圧縮着火・拡散燃焼」という原理である。

 つまり、ピストンが最上位置まで一気に空気を圧縮したところで十分な温度になっていないと「火がつきにくい」。だから圧縮比は高くしておく。これが常識。

 しかし、もっと細かく状況を分析すると、着火から燃焼のプロセスを安定させるために圧縮比を高めて、空気の温度を高める必要に迫られるのは、エンジン全体がまだ冷えている状態だけ。特に最近は、「コモンレール方」式という、高圧にした燃料を、どんなタイミングで、どれだけ噴射するかを精密機械系と電子制御で細かく制御するシステムが実用化されたことが、ディーゼルエンジンの急速かつ大幅な進化を引き出している。

 その結果、エンジンの中がまだ暖まりきっていない状態でも、うまく気化するような燃料の微粒化もできるようになった。始動から暖機の間、燃焼を安定させるための熱源に使うグロープラグという発熱体の能力や信頼性も今はずいぶん良くなっている。


さらにマツダの開発者は、この暖機の間、燃焼を終わって吐き出される熱いガスを、次に空気を吸い込む瞬間にちょっと逆流させて、シリンダー内の空気の温度を高める「技」も加えた。

 吸気行程の中で、本来なら閉じている排気バルブを一瞬リフトさせるので「排気2段カム」という。もちろん通常運転に入ったら、このカムの動きが伝わらないようにバルブ駆動メカニズムを切り換える。

 そうした技術を組み合わせて始動直後もちゃんと火がつくのであれば、無理して圧縮比を高くする必要はない、というわけだ。

 圧縮比が高いと、当然、燃焼室の容積は小さくなる。この狭い空間の中に燃料を噴き込んで一気に燃やすと、急激に温度と圧力が上がる。それに耐え得るようにエンジンも頑丈に作らなければいけなくなる。

 さらに、高温と高圧が重なった中で、空気中の窒素と酸素が化学結合してできるのが「窒素酸化物(NOx)」。ディーゼルエンジンが排出する大気汚染物質とされるのはほかに一酸化炭素(CO)と炭化水素(HC)、そして粒子状物質(パーティキュレート・マター=PM)があるが、その中でも無害化、つまり化学結合を切り離すことが難しいのが、このNOx。

 他の物質は酸素と反応させて(酸化)、無害化することができる。つまり酸化触媒やパーティキュレートフィルターで処理できる。圧縮比を下げれば、そのNOxの生成も抑制できる。もちろん、現実はそんなに簡単ではないのだが。

圧縮比を下げてもなぜ熱効率が高くなるのか!

 そしてもう1つ、ディーゼルエンジンの燃費が良くなる理由、別の見方をすれば「熱効率が高くなる」理由の1つは、ぐっと小さく押し縮めたところからたくさん膨張させて、その間ずっとピストンからクランクへとガスの圧力を伝えて回すことにある。

つまり、「圧縮比が高いと熱効率は上がる」。これが常識とされてきた

 しかし、少しよく考えると、「燃焼」→「圧力発生」→「ピストンを押し下げる」というプロセス(膨張行程)で燃焼のエネルギーをどれだけ取り出せるか、が問題なのである。その前の圧縮行程でどれだけ押し縮めるか、ではなく、膨張行程をどれだけ長く取るかが問題なのだ。これを「膨張比」という。機械的に見れば「圧縮比」=「膨張比」なので「圧縮比が高い方がよい」となるだけだ。

 最近は、ディーゼルエンジンにとって排気浄化が大命題であり、特に燃焼の中でNOxが生成するのを抑えなければいけないので、力をぐっと出したいところで燃料を噴き込み、燃焼させるタイミングを遅らせるのが定石。

 ということは、燃料が燃えている時にピストンは上死点からずいぶん下がってしまっている。ということは、実際に使えている膨張行程は減っている。熱効率は落ちてしまうのである。

 そこで、圧縮比を下げて少し広い空間になった燃焼室に、最適のタイミングで燃料を噴き込んで燃やし、膨張行程の間ずっとピストンを押し下げる力を加え続けることができれば、むしろ膨張比を有効に使ったことになる。つまり、熱効率を落とさずにすむ。

 ちょっと専門的な話に入り込みかけたけれども(といっても、まだまだ「さわり」だけだが)、こうした原理原則に戻って発想を組み立てたことで、圧縮比「14」という「常識破り」のディーゼルエンジンができたのである。

2010.10.26 SEIYUインフォメーション

世界で唯一の西友オリジナル・ボジョレー・ヌーヴォーを圧倒的な低価格で提供!

合同会社西友では、ウォルマート・ストアーズ・インク・グループの英国ASDA(アズダ)のマスター・オブ・ワインである、フィリッパ・カールがブレンドしたボジョレー・ヌーヴォーを直輸入し、全国367店で販売いたします。同ボジョレー・ヌーヴォーは、今年、全世界で西友でのみご購入いただけるものです。

11月18日(木)に解禁されるフランス産赤ワインの新酒ボジョレー・ヌーヴォーの発売にあたり、西友では、今年、フランス有数のワイン会社であるグランシェド・フランス社製のものを直輸入します。発売するのは、昨年同様、瓶とペットボトルで提供するボジョレー・ヌーヴォー、ボジョレー地区の中でも、より限定されたエリアで生産されたボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー、最近話題のロゼワインで楽しめるボジョレー・ヌーヴォー ロゼの4種類で、マスター・オブ・ワインのフィリッパ・カールが自ら産地に出向き、いずれのワインも西友のためだけにブレンドしたもので、低価格で高いクオリティを実現しました。

フィリッパ・カールは「春の開花期には地域ごとの気候に大きな差がありましたが、ぶどうを完熟させる9月と収穫期には、十分な陽光を得ることができ、結果的に出来上がったワインは、とてもフルーティで、親しみやすい味となりました。2009年は、1950年代半ば以来、最高のヴィンテージと言われましたが、2010年もヌーヴォーにとってすばらしい年となりました。西友オリジナルのヌーヴォーをブレンドするというプロジェクトに携われたことをとても誇らしく思います。」と述べています。

西友では、これまでも、フィリッパ・カールが開発した「アズダ エクストラ・スペシャル」ワインシリーズが大変好評を博しており、同シリーズが牽引する形で、西友のワイン全体の売上は昨年比二桁増の伸びを示しています。

西友が昨年販売したボジョレー・ヌーヴォーは、その圧倒的な低価格が大きな反響を呼びました。今回、フィリッパ・カールがブレンドしたボジョレー・ヌーヴォーを発売することで、昨年比60%以上の販売数量を達成することを目標としています。

マスター・オブ・ワインの資格保有者は世界に289名しかおらず、この資格試験はワイン醸造、ブドウ栽培、ワイン取引などの幅広い知識が求められ、ブラインドテストも含まれる非常に難しい試験とされています。アズダでは、フィリッパ・カールがワインチームの責任者を務めており、アズダの英国におけるワインの売上高は10%を越えております。


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2010年ボジョレー・ヌーヴォーの商品概要
商品名 フランソワ・フッシェ
ボジョレー・ヌーヴォー(瓶)
規格・価格(税込) 750ml 990円
商品特徴 カシスやブラックベリーを思わせる味わいがしっかりと感じられるワイン。今年のボジョレー・ヌーヴォーを代表するようなワイン
 
商品名 フランソワ・フッシェ
ボジョレー・ヌーヴォー(PET)
規格・価格(税込) 750ml (価格は11月発表予定)
商品特徴 ラズベリー、イチゴなどの果物をミックスしたフルーティでフレッシュな、のど越しもさわやかなワイン



*西友、新酒「フランソワ・フッシェ ボジョレーヌーヴォー PET」(750ml)を890円で発売

2009年11月18日

西友は、今月19日に解禁されるフランス産赤ワインの新酒「ボジョレーヌーヴォー」のうち、フランス有数のワイン会社である「グランシェド・フランス」社製の「フランソワ・フッシェ ボジョレーヌーヴォー PET」(750ml)を、890円という圧倒的な低価格で発売する。容器にペットボトルが用いられていることから、軽量化による配送コストの削減が可能になったことに加え、西友による直輸入一括大量購入による、ボジョレーヌーヴォーとしては圧倒的な低価格を実現した。

 今年のボジョレーヌーヴォーは、現地フランスでは「50年に一度の最高の作柄」といわれているという。「フランソワ・フッシェ ボジョレーヌーヴォー PET」の他にも、「フランソワ・フッシェ ボジョレーヌーヴォー 瓶」(750ml)や、ボジョレー地区北部の特定地域のぶどうだけを使った「フランソワ・フッシェ ボジョレーヴィラージュヌーヴォー」(750ml)など、西友独自のボジョレーヌーヴォーの品揃えを昨年の2品目から6品目に拡大し、それぞれ圧倒的な低価格で販売するという。

 西友が昨年11月に販売した「フランソワ・フッシェ ボジョレーヌーヴォー 瓶 2008」(750ml)は、従来にない低価格で大きな話題を呼んだという。これによって、西友の昨年のボジョレーヌーヴォー全体の販売数量は、前年対比40%増を記録したとのこと。西友は、こうした流れを受け、今年、ボジョレーヌーヴォーのさらなる低価格化に踏み切ったという。

 西友では、従来から、輸入ワインの品揃え拡大と低価格化に積極的に取り組んでいるとのこと。今年9月には、ウォルマート・グループである英国ASDA(アズダ)のプライベートブランド「Extra Special(エクストラスペシャル)」のワインシリーズを新たに9品目追加し、全18品目に品揃えを拡充。同シリーズが牽引する形で、ワイン全体の売上高も昨年比の約30%増で推移しているという。西友は、引続き、独自の直輸入ルートや親会社ウォルマートのグローバル調達網を活用しながら、低価格で高品質な直輸入商品の取り扱いを積極的に拡大していく計画だとしている。

 「フランソワ・フッシェ ボジョレーヌーヴォー PET」は、フルーティーな香りで、やわらかな口当たりのワインとなっている。持ち運びに便利なペットボトルタイプ。ガラス瓶入りのヌーヴォーに比べ約400g軽く(同社比)し、輸送コストを削減することで手頃な価格を実現している。栓には開けやすいスクリューキャップを採用しているとのこと。

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