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サムスングループ
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ロッテ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%86


サムスン対ロッテ、グループの威信懸け一歩も引けぬ!

2011.02.10(Thu)JBプレス 野口透

 韓国で熱い女の闘いが繰り広げられている。サムスングループとロッテグループのオーナー会長の長女2人が、仁川と金浦空港の免税店ビジネスを巡って激しい争いを演じているのだ。

サムスン対ロッテ、勝つのはどっち?

プライドをかけた2人の女帝の争いは訴訟合戦にまで発展。韓国の経済界はいま、この話題で持ちきりとなっている。

 争いの主役は、李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長の長女とロッテグループの重光武雄(韓国名・辛格浩=シン・キョクホ=)会長の長女だ。

 もちろん2人とも単なる「財閥会長のお嬢様」ではない。

 李健熙会長の長女である李富真(イ・ブジン)氏(40)はホテル新羅の社長。一方の重光会長の長女である辛英子(シン・ヨンジャ)氏(68)も百貨店事業のロッテショッピング社長と、ともに名うての経営者なのである。

 年齢差はあるが、2人とも「父親譲りの経営手腕」でグループ中核企業のトップを務める実力者だ。

サムスングループの一翼を担う!

 李富真氏は延世大学児童学科卒後、サムスン電子などを経てホテル新羅入りした。3人兄妹の中で、経営者としては最も積極的な性格と言われる。

 2004年にホテル新羅の常務に就任して以来、グループ経営の一翼を担っている。

 現在は、グループの事実上の持ち株会社であるサムスンエバーランドの社長を兼ねるほか、サムスン物産や石油化学事業などにも関与し、「将来はサムスングループの一部を分割継承する」との見方も強い。

 一方、ロッテショッピング社長の辛英子氏は梨花女子大家政学科卒後、父親のそばで事業を学んだ。

特に中核事業である流通業については、ロッテショッピング(百貨店)の創業にも関わった。グループ経営の後継者は弟の重光昭夫氏と言われているが、姉である辛英子氏がグループ内で最高実力者の1人であることは間違いない。

ロッテが先行するも、新羅がシェア3倍の大攻勢!


ホテルと百貨店。一見すると直接競合することはなさそうだが、新羅とロッテに「免税店」を付ければ、韓国通ならばピンとくるかもしれない。

 そう。東アジアのハブ空港として利用者数を急増させている仁川空港を歩けば、すぐに目につくのがこの2つのブランドの免税店だ。

 この2人こそ、高収益事業として知られる免税店事業の総責任者なのである。

 激突の第1ラウンドは昨年火ぶたを切った。仁川空港で、新羅、ロッテに次ぐ3番目に大きい免税店を経営していた「AK免税店」をロッテが買収したことに端を発する。

 免税店事業ではロッテが先行していた。しかし、李富真氏が常務になって以来、新羅が大攻勢をかけ、国内シェアを10%強から一気に3倍近く引き上げた。ロッテの辛社長は、この買収で一気に新羅の追撃を突き放す狙いだった。

AK買収でロッテのシェアが50%超へ!

 これに新羅が猛反発した。2007年に仁川空港が免税店事業者を選定した際、「1グループが2つの企業を通して免税店を営業してはいけない」などの規定があったためだ。

 新羅は、裁判所にロッテが買収したAK免税店の営業停止を求める仮処分を申請した。この訴訟は結局、「規定は事業者を選定する際にのみ適用された」として裁判所が仮処分申請を却下。ロッテが勝利した。

 AK免税店の買収で、ロッテ韓国内免税店市場でのシェアは50%を突破。ロッテの強さを見せつけた形になった。

 ところが、これで引き下がる李富真氏ではなかった。

2010年11月、李富真氏は、フランスの複合高級ブランド企業LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンのベルナール・アルノー会長と、ソウルの新羅ホテルで会談。ルイ・ヴィトンのブランドショップを仁川空港に出店することで合意したと発表したのだ。

世界初、ルイ・ヴィトンが仁川空港に出店した理由!


ルイ・ヴィトンの仁川空港出店」は、世界のファッション、ブランド品業界を震撼させた。

 と言うのも、ルイ・ヴィトンはこれまで「ブランド価値維持」のために、世界中のどの空港にも出店してこなかったからだ。

 「ルイ・ヴィトンがアジアの空港に出店する」との噂は数年前からあったという。

 関係者によると、ロッテグループも猛烈に働きかけていたという。しかし、アルノー会長は李富真氏の父親である李健熙会長と旧知で、こうしたファミリーとグループの人脈を総動員して「仁川誘致」を成功させた。

 李富真氏は昨年末のサムスングループ人事で、ただ1人だけ専務から副社長を飛び越して社長に昇格した。この2階級特進の最大の理由が「ルイ・ヴィトン誘致」だったとする声も多い。

次なる戦いの場は金浦空港!

 ルイ・ヴィトン誘致は、熾烈なハブ空港競争を繰り広げている仁川空港にとって朗報だった。テナント料や出店場所などで最大限配慮し、あとは開店を待つだけだった。

 ところが、ロッテが黙っているはずがない。ロッテ免税店は2011年1月、仁川空港公社に対して、新羅-ルイ・ヴィトンとの出店契約を禁ずる仮処分申請を裁判所に出した。

 ルイ・ヴィトン出店に際しての条件が他の免税店に比べて著しく優遇されていることが、ロッテと空港公社との契約に違反しているとの訴えだ。

 ルイ・ヴィトン誘致で一敗地にまみれた辛社長にしてみれば、ロッテの牙城である仁川空港で新羅に勝手放題させることなど絶対に認められないとの強烈な意志の表れと言える。

実は新羅とロッテには、この裁判の行方以外に次の戦いも待っている。

金浦を独占するロッテ、新規参入狙う新羅!

 その主戦場は金浦空港だ。金浦空港は、国際線ターミナルの拡張に伴い免税店の面積を約2倍に増やす計画で、2011年春にも事業者を選定する。

 現在、金浦空港の国際線ターミナルの免税店を運営しているのはロッテだけ。

 ロッテは、これまでの実績をテコに店舗拡張を狙っている。これに対して、新羅は新規参入の意向を見せている。

 普段から日本人にも馴染みが深い仁川、金浦空港。買い物の機会も多いと思う。しかし店員のにこやかな笑顔の裏では、新羅とロッテというそれぞれの看板を背負い、2人の女性社長がすさまじい暗闘を繰り広げているのだ。

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