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パキスタン・イスラム共和国
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3

世界四大文明の地に再び安定繁栄の日は訪れるのか!

2011.02.10(Thu)JBプレス 竹野敏貴

今年(2011)1月4日、パキスタン、パンジャーブ州のサルマン・タシール知事が、首都イスラマバードで、大衆の目前、車から降りたところを自らの護衛警官に撃たれ死亡した。

またしてもパンジャーブ州で暗殺事件!


アシフ・アリ・ザルダリ大統領にも近い存在である知事は、イスラム穏健派として知られている。

 キリスト教徒が犯したイスラム冒涜罪に対し寛容な態度を示していたことから、憤慨したイスラム急進派が犯行に及んだものだった。

 暗殺犯はすぐさま拘束されたが、彼を英雄視する向きもあり、その釈放を求めデモに走る事態も招いている。

 ザルダリ大統領夫人だったベーナズィール・ブットー元首相が、2007年、イスラム原理主義者に暗殺されたのもこのパンジャーブ地方。

そして、強権かつ親米姿勢で批判を浴び続けていたパルヴェーズ・ムシャラフ前大統領もこの地でたびたび暗殺未遂に遭遇している。

 タリバンが実効支配するトライバルエリアも近く、軍司令部や情報機関もあるため、9.11同時多発テロ以降、自爆事件などテロ行為は増え続け、治安は悪化の一途である。

 「パンジャーブ」と言われてもいま一つピンとこないかもしれないが、もともと「5つの川」を意味し、インダス川とその支流が潤す豊かな穀倉地帯のこと。

 今では、パキスタンインドをまたぐ地域となっている。昨年の洪水ではともに大被害をこうむったことは記憶に新しい。

 世界四大文明の1つ、インダス文明発祥の地だから、学校の世界史で真っ先に習う誰もが知っているはずの地でもある。

とはいえ、そのインダス文明の有名な遺跡モヘンジョダロやハラッパ―に行こうと思っても、どこに反欧米勢力が潜んでいるか分からないから、それなりの準備ができなければ、やめた方がいいだろう。

アショカ王時代に文明の最盛期を迎えるインダス川流域!


そんな古代文明発祥の地に、初めて侵入した西洋勢力と言えば、カイバル峠を越えてはるばる東方遠征にやってきたアレクサンドロス大王。紀元前4世紀のことである。

 大王の死後、その地を奪い返したマウリヤ朝がさらにデカン高原をも征服し、インド・アジア大陸に初の巨大統一国家を築き上げることに成功する。

 『アショカ』(2001/日本未公開)でボリウッドと呼ばれるインド映画界の大スター、シャー・ルク・カーンが演じたアショカ王の時代に、国は最高潮を迎えることになる。

 その征服の過程で犯した残忍な戦闘行為を反省したアショカ王が、仏教による平和な統治へと政治を変えていったと言われている。

 もっとも、そこには政治的意図も少なからずあり、既に浸透していたバラモン教による身分階級制で民衆が分断されていたため、速やかな支配のためには階級制度のない仏教の精神を利用した方が有利、と考えたようである。

ギリシャ人の顔をした仏様!


その時代に仏教の中心地となったタキシラの遺跡や博物館を訪れてみてまず気づくのが、仏像の顔が西洋人ぽいことである。

 アショカ王亡き後、衰退してしまったマウリヤ朝の地は、再度侵入したギリシャ人勢力「インド・グリーク王朝」の中心地となっていった。

 そこで、「人間に似せた神」というギリシャ人の伝統を取り入れ、それまで人間の姿で表現することがほとんどなかった釈迦の姿を仏像として表すようになり、仏像もギリシャ人的になったというわけだ。

 これこそヘレニズムという初めての大々的東西文化融和であるのだが、明らかなる異民族がバラモン教社会に食い込むことにより、階級区別のない仏教の方が楽という、純粋な文化的融合以上の政治的意図がギリシャ人の側にもあったのである。

そんな為政者たちにとって有用な道具だった仏教も、中世以降、インドでは少数派となってしまった。

現代史を大きく動かしたアムリトサル!


パンジャーブ地方でも、ヒンドゥー教とイスラム教が幅を利かせるようになっていたが、16世紀には新たに登場したシク教の中心地ともなっていく。

 そして、20世紀。そのシク教の聖地アムリトサルが現代史を大きく動かす舞台となる。

 9.11後の米国愛国者法にも似た強権的対テロ法とも言えるローラット法が英国政府により発布された1919年。

 抗議に詰めかけた大衆が開いたアムリトサルでの集会に軍が発砲、多数の死傷者を出す大惨事となってしまう。

 反英運動に火をつけたこの事件は、マハトマ・ガンジーの非暴力運動の原点ともなっていくのだ。

イスラム教徒への寛容が原因で暗殺される!


こうして、インド独立への道をひた走るガンジーは、たびたび暗殺の脅威に見舞われた。『ボワニー分岐点』(1956)はパンジャーブでのガンジー暗殺を防ぐ英国インド人ハーフ女性の活躍を描いている。

 主人公の悩みは、自分の血の行き所。英国支配時代はその有利さを何とはなしに享受していたが、独立へと向かう中では、一体どちらの血に忠実になるべきか分からなくなる、という血のジレンマである。

 幾多の暗殺の危機を免れてきたガンジーだったが、最後にはデリーで、イスラム教徒への寛容性を嫌ったヒンドゥー原理主義者の手にかかり殺されてしまう。

 そして、再びパンジャーブが南アジアの血腥い歴史の舞台となるのが1984年。度重なるシク教徒との争いに業を煮やし、時の首相インディラ・ガンジーが、その総本山を急襲するブルースター作戦を敢行、リーダーであるジャルネイル・シングを殺害してしまったのである。

内外から少なからず非難も出たこの強硬策は、結局、インディラ・ガンジー自身が、ニューデリーの首相官邸でシク教徒である自分の護衛に殺害されるという悲劇を呼ぶことになってしまう。

血で血を洗う歴史!


まだ血の歴史は止まらない。亡き母の遺志を継ぎすぐさま首相に就任したのが息子のラジブ・ガンジー。

 しかし、スリランカ内戦に軍事介入したことが命取りとなり、少数派抵抗勢力タミル・イーラム解放のトラLTTE)の自爆テロにより、退任後の1991年暗殺されてしまうのである。

 そんなスリランカ内戦も、LTTEの指導者ヴェルピライ・ブラバカランが2009年殺害されることで、ようやく終結した。英米で活躍するタミル人女性ラッパーM.I.A.の父親はそのLTTEのメンバーだったという。

 M.I.A.という名前は Missing in action(戦時行方不明)の略で、父親が内戦で行方不明になったことから名乗るようになったもの。

 そんな彼女の意味深な歌詞のヒット曲「Paper plane」が挿入されている映画『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)は、アカデミー賞を総なめにした大ヒット作品だ。

自分を弄んだ男たちを次々と殺害!

主人公はヒンドゥー教徒から迫害を受ける貧しいイスラム教徒の少年。宗教的な職業選択の締め付けはなくとも、現実に貧困層であることの多いイスラム教徒にはまともな仕事は少ない。

 一方、ヒンドゥー教徒はと言えば、カーストにより就ける仕事は限られてしまう。もちろん現代社会では、特に都市部でその傾向は薄らいできているのだが、やはり自由度は低い。

 そんな中でも、最下位カースト、隷属民に当たるシュードラの現実は酷いものだ。そのシュードラに属する実在の女性プーラン・デーヴィーの半生を描いたのが『女盗賊プーラン』(1994)である。

 かつて自分を弄んだ男たちを次々と殺害するなど数々の殺人や強盗を繰り返したものの、一部の者からは義賊と見なされ“Bandit Queen(盗賊の女王)”として親しまれていた。

 

そのプーランが、インディラ・ガンジー政権との司法取引により極刑を免れることを条件に投降するまでが描かれている。

米国でも下院議員の狙撃事件が発生!


しかし、映画公開の年1994年には、下位カーストの政治参加という公民権運動と連動したポプリスモ政党の尽力もあって、あっさり彼女は釈放されてしまう。

 さらに1996年には、国会議員にまでなってしまうというどんでん返しには、法治国家とは何たるものかと再考させられたものだ。そんな彼女も、2001年、射殺されて波乱の生涯を閉じている。

 ここまで血塗られた話が続いたが、暗殺がこれほど横行していれば、いくら民主主義的選挙制度を使おうと、それにどれだけの意味があるのかと考えてしまう。

 それでも、洗練された民主主義先進国の欧米だったら大丈夫だろうと思いきや、1月4日のパキスタンでの知事暗殺から何日もたたない1月8日には、米国アリゾナ州ツーソンからガブリエル・ギフォーズ下院議員狙撃のニュース。

 もっとも、これは宗教や政治的意図と言うよりも、年に何度かある無差別銃乱射事件のようでもあるし、ツーソンと言えば『リオ・ブラボー』(1959)など数多くの名作西部劇のロケ地として使われたところだから、そんな土地柄なのか、とも思ってしまう。

インドよりも宗教的に寛容でない米国!

インドよりも宗教的に寛容でない米国
 しかし、現職議員への狙撃事件というインパクトも米国以外ではあまり大きく取り上げられないほどに、9.11以後の世界は殺伐としている。

 『マイ・ネーム・イズ・ハーン』(2010/日本劇場未公開)では、米国に移り住んだイスラム教徒のインド人が、9.11後のイスラムフォビアの集団ヒステリーの中、子供を失ってしまったばかりか、自身、テロリストと疑われ拘置までされてしまう。

 ヒンドゥー教徒の妻とは宗教の壁を乗り越えて幸せな生活を送ってきた主人公は、思いもよらぬ米国の宗教的不寛容に直面するのである。

 「民主主義最先進国」での宗教的現実は、インド人同士の宗教的不寛容の比ではなかったのである。


この作品で、主人公を演じたのが自身イスラム教徒でもある『アショカ』の主演俳優シャー・ルク・カーンインドでは押しも押されぬ大スターである。

大スターでもテロリスト扱いする米国


しかし、インド人社会以外での認知度は極めて低く、欧米でも全国的に作品が公開されることはあまりない。

 そんな中、珍しく、多くの地域で公開され好評を得たのがこの作品である。日本でも劇場公開こそなかったが、日本語吹替えつきのDVDが発売された。

 映画同様に、カーン自身、“Khan”という名前やその風貌から、米国入国時テロリストと疑われ、別室検査となり長時間足止めを喰らった経験があるという。

 私も、顔色が日本人離れした黒さで、そのうえ無精髭を生やそうものなら、たちまち言いがかりをつけられ、しばらく足止めを喰らうことなどたびたびなので、その屈辱的気分はよく分かる。

 カーンほどの大スターが米国では全く認知されていないという証拠でもある。

 世界四大文明と言えば、ここまで見てきたとても平和とは言い難いインダス川流域以外に、チグリス・ユーフラテス川、ナイル川、黄河・長江といった大河の流域に栄えた古代文明がある。

残る四大文明の1つ中国は安泰か?

 チグリス・ユーフラテス川の文明の地イラクでは、9.11後の米国が掲げる自由の押しつけに始まった軍事侵攻で、独裁者サダム・フセインこそ排除できたが、その後訪れた宗教的民族的不寛容に基づくカオスの中、市民治安の悪化に全く歯止めをかけられていない。

 一方、ナイル川が育んだ豊かな歴史の地エジプトのホスニー・ムバラク親米政権は、冷戦後世界の大きな不安定要因となっているパレスチナ問題の貴重な緩衝材となってきた。しかし、今、反政府運動の巨大な波に飲み込まれようとしており、先行きが全く見えなくなっている。

 そして、残るはあと1つ。黄河・長江に栄えた太古の歴史を誇る中国であるが、共産党一党支配による押さえつけあるが故に、結果的には四大文明唯一の安泰地域となっている。

 しかし、もしこの地にアラブから始まった改革の波が押し寄せれば、他の3者の比でない影響が世界に起こることは想像に難くないだけに、その動向に世界の目が集まっている。

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