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2011年02月23日(水) 週刊現代
 

人間は誰しも両親からそれぞれ50%ずつ、遺伝子を受け継ぐ。では、親からのギフトである遺伝子が優れていれば、生まれながらに優位に立てるのか。


  この特集を読み終えた時、あなたは「人間は平等だ」と言い切ることができるだろうか。

 

1.「遺伝子」を調べれば、たいていのことが分かる 寿命もがんも成人病も

 

「たとえば、野菜の中でもっとも苦みが強いのはブロッコリーと言われるのですが、ブロッコリーが嫌いな子供の遺伝子を調べると、普通の人よりも苦みを強く感じているらしいことが分かった。また、100歳以上の人の遺伝子を調べると、特定の遺伝子を持っている人が多いことから、長寿に関係する遺伝子があることも明らかになりつつある。その遺伝子を持っているかどうかで寿命が20年くらい違ってくるんです」(東京大学大学院総合文化研究科・石浦章一教授)
 
 人間の遺伝子は約2万3000個。それら一つ一つの遺伝子は、人間にとってどんな意味を持っているのか。この研究は世界中で目覚ましいスピードで進んでいる。たとえば、がんに関係する遺伝子は2365個、てんかんに関わるのは503個、知能に関すると見られる遺伝子も400個以上見つかっている。
 倫理的な問題はあるが、遺伝子は一人の人間の中で不変だから、胎児の段階で遺伝子を調べれば、長生きするのか、野菜嫌いになるのかなども分かってしまう。まだラットを使った研究段階ではあるが、浮気しやすい性格に関係する遺伝子まで発見されている。浮気癖くらいならいいが、一部のがんについては、遺伝子を見ることで、何歳ぐらいで発症するかということさえ分かるのだ。
 
  北海道大学大学院医学研究科の西原広史特任准教授が語る。
「乳がんのなかにはBRCAという遺伝子の異常が関係しているものがあります。このタイプの乳がんは30代で発症する可能性が高い。成育過程で遺伝子に異常が起きることもありますが、先天性の人もいるので、これは遺伝子検査をすれば分かる。アメリカでは異常が見つかると10代のうちに両乳房を取ってしまうこともあります」
 大腸がんにも遺伝性のものがあり、これはAPCという遺伝子の異常が原因だ。そのまま放置すれば、ほとんどの患者が25歳までに亡くなるといい、祖父母、親と何代にもわたって大腸がんになっているならば、遺伝性を疑ったほうがよい。
 
 髪の毛でボケるかどうか分かる
 
 ただし、専門家が一様に指摘するのは、日本人の3人に1人ががんで亡くなる現状において、遺伝だけに要因を求めることはできないということ。肺がんの煙草のように、遺伝にプラスしてがんの原因になるものは多い。前出の西原准教授も、「家族にがん患者がいる人は、いない人よりがんになるリスクは高い。いわゆるがん家系というものです。しかし、これは乳がんのBRCA異常や大腸がんのAPC異常のように必ずがんになるというものではありません」と言う。
 
 遺伝子を見れば分かる病気で、がん以外に研究が進んでいるのがアルツハイマーである。そのなかでも「家族性」と呼ばれるものは、特定の遺伝子によって引き起こされる。家族性アルツハイマーはアルツハイマー患者全体の5%未満だが、通常のアルツハイマーが70~80歳で発症するのに対し、40~60歳と若いうちに発症するのが特徴。さらに通常のアルツハイマーも遺伝子を調べれば発症する年齢を絞り込める。
「極端に言えば、髪の毛を2~3本取って調べれば、あなたは70歳でボケる、あなたは90歳で、というのがだいたい分かる。日本人は95歳で生きている人のほぼ2人に1人がボケる。しかし、アポE4という遺伝子を持っている人は75歳で2人に1人の割合になります。アポE4を持つ人すべてが発症するわけではありませんが、ボケやすいかそうでないか、またボケやすい人が何歳くらいで発症するかは、かなりの確率で分かると言っていい」(前出・石浦教授)
 
 病気の発症年齢は環境にも左右される。発症する前に寿命が尽きれば、結果的に遺伝子の影響は受けなかったことになる。では、人間の寿命は遺伝子で、どの程度分かるのか。
 大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学の森下竜一教授に聞いた。
「人間の寿命は120歳で、それ以上は無理だと考えられています。どれだけ健康でも、神経細胞が死んでいくからです。でも、当たり前のことながら、みんなが120歳までは生きられない。病気になったり、日々の不摂生がたたったりして亡くなっていく。将来、どんな病気になる可能性があるかはある程度分かっていても、すべて解明されているわけではない。いまは何歳まで生きられるかというよりも、なぜ120歳まで生きられないのかを解き明かしている段階です」
 
先に挙げたように先天的な遺伝子異常から乳がんや大腸がんになることが分かるということは、遺伝子を見れば、自分の寿命を予想できてしまうことになる。だが、それでも早期検診、早期治療を心がけることである程度、寿命をコントロールすることはできる。
 
 人間ドックに力を入れている浅草クリニックの内山伸医師が言う。
「高血圧や糖尿病の症状がある方の半分以上が親や兄弟も同じ症状を抱えている。顔や体型が親子で似ているのと同じように病気が遺伝するのです。生まれつきの遺伝子異常が原因で、これらの病気になることはまれですが、遺伝性はきわめて高い。最近は個人情報だからと家族の既往歴を書かない人が増えています。しかし、家族にどんな病気の人がいるか分かれば、その病気が遺伝する可能性を疑って、他の人よりも検査を頻繁に行うなど対処ができるのです」
 遺伝子を見るだけで分かることは、これからも次々に増えていくだろう。ただし、遺伝子で定められた「運命」は自らの力で変えることも可能なのである。

 

2.天才は努力か、それとも 親の「才能」はどこまで遺伝するか
 

ノーベル化学賞の根岸英一 日本画家の千住博
外科医の南淵明宏 サッカー日本代表の李忠成ほか

根岸教授の孫も成績優秀
 
 前項では遺伝子により、たいていのことが分かると紹介した。この項では、個別の遺伝子を調べても分からないが、総体として親から子へ引き継がれる「遺伝」について、各ジャンルの才能の持ち主たちの証言を見ていこう。
 
 才能とひと口に言っても、頭の良さもあれば、芸術的センス、直感力など数多ある。最初に知性の最高峰とも言えるノーベル賞受賞者に聞いた。昨年、ノーベル化学賞を受賞した米パデュー大学・根岸英一特別教授(75歳)が語る。
「両親は私のように学問の道に進んだわけではありません。そもそも大学を出ていませんから。父は若い頃に父親を亡くしました。それで義兄を頼って満州に渡り、高等商業学校を卒業して、現地の商社に職を得たのです。本人は東京で一高(東大教養学部の前身)に入るつもりだったようですが、父親が亡くなったために断念せざるを得なくなったんですね。もともと、勉強はできたようで、満州の人とロシア語で会話していたのを覚えています。
 
  父は私の教育についてはまったく口を挟みませんでしたが、私が東大を受験した時、私より先に合格発表を見に行きましたから、決して教育に無関心なわけではなかったようです。若くして父親を失わなかったら、かなりのエリートコースを歩いた人だったのではないでしょうか」
 根岸氏の父親は、息子が東大に入り、研究者の道に進む姿に、自分が叶えられなかった学問への思いを重ねていたのだろう。根岸氏が父親の本来持っていた知性を指摘したように、生まれながらの能力を左右しそうな遺伝子はいくつも見つかっている。たとえば、新しい出来事に直面したら強く反応する、いわば「新しいもの好き」の遺伝子があり、この遺伝子を持っていれば、研究者に向いているかもしれない。また、アスリートを調査した結果判明した持久力や瞬発力に関係する遺伝子もある。
 こう書くと「才能なんて遺伝で決まるから、人間が平等なんてウソ」という声が聞こえてきそうだ。「トンビが鷹を産む」という諺があるが、現実にはほとんど起こり得ないのか。将来、成功するかどうかは、生まれる前から遺伝で決まっているのか?
  
 根岸氏の話を続けよう。
「自分で言うのもなんですが、私は子供のころから勉強は得意だったんです。教室で先生の話を聞けば、その場で理解できる能力が高かったのでしょう。でも、私の2人の娘たちを見ていても、学問的能力で似ているところはほとんどないですね。彼女たちは大学時代も特に勉強ができるとか、優等生だったとかいうことはありませんでした。多少は勉強するように私も言ったんですがね。学部も私と違い、文系ですし。
 
 もっとも、4人の孫のうち、男の子2人はかなり頭がいいみたいです。上の子は高校時代はオールAの優等生で、スカラシップ(奨学金)を得て、いまコロンビア大学の1年生。文系ですが、理系でもいける素質があるようです。下の子はまだ小さいですが、こちらも学業優秀です。男の子のほうに頭の良さが出る家系なのかもしれません」
 
 
粘り強さは遺伝する
 
 次に、偏差値などの数値では計れない芸術的センスだが、これが遺伝しているとしか思えない芸術一家もある。千住家3兄弟はその典型だろう。長男の千住氏(53歳)は京都造形芸術大学学長にして日本画家。次男の千住明氏(50歳)はドラマやアニメ、CMなど幅広いジャンルで活躍する作曲家。長女の千住真理子氏(48歳)は著名なバイオリニスト。それぞれ異なる分野の第一線で活躍している3兄弟の「共通項」について千住氏はこう話す。
 
 「我々は絵画、作曲、バイオリン演奏とやることは違っています。でも、自分の中にある伝達困難なことを何とかして他者に伝えようという熱意は兄弟全員に共通している。芸術というのは、その伝えるという行為にどれだけ熱中できるかが大事なんですね。
 子供の頃で言うと、僕の弟も絵はうまかったのですが、のめり込むほど好きというわけではなかったし、妹は絵に興味がなかった。一方、僕もバイオリンを弾いていましたが、妹ほどはのめり込めなかった。結局、3人とも自分の好きなものにのめり込んで、集中し、そこから何か伝えたいものが生まれてきた結果として、いまの僕らがあるんです」
 
3兄弟の父は、経営学のバイブルとされる『経済性工学の基礎』などを著した慶応大学名誉教授の故・千住鎮雄氏。母はエッセイストで教育評論家の千住文子氏である。
 両親の経歴だけ見ると芸術肌というより、学究肌の子供が誕生しても不思議はなさそうだが、氏によれば、親から受け継いだ最たるものは「熱中する才能」だったと言う。
 
 「僕の父は芸術には興味のない人でしたが、何かに熱中することは人一倍でした。小学生の僕が家に帰ると、必ずと言っていいほど、机に向かって仕事に没頭している父の姿が目に入ったものです。祖父も医学者で大学教授でしたが、自室にはビーカーが並び、家にいるときも寸暇を惜しんで研究に打ち込んでいました。
 芸術は伝えたいという熱意だと言いましたが、学者も広い意味では同じだと思うんです。数式で真理を解き明かし、世に伝えたいという気持ちがある。その伝える手段というのが、僕の場合は絵であり、弟や妹の場合は音楽だったのです」
 
 一つの物事に熱中する才能は、粘り強さに通じる。心理学では遺伝性の要因が強い人間の傾向を「気質」と呼び、後天的な要素が強い「性格」と区別しているが、粘り強さ=持続力は「気質」に分類され、遺伝すると考えられている。
 
 東京大学の石浦章一教授が語る。
 
「病気のように人間にマイナスの影響が出る遺伝子というのは見つけやすいのですが、現在の研究では知能に関係する遺伝子はいくつかあると言われているけれど、頭のいい人を調べてもよく分からない。おそらく数百個の遺伝子の組み合わせで頭の良さが決まっているのではないかと思われます。芸術的才能も同様で、後天的だろうというのが今のところの大勢です。ただ、音楽については遺伝要因があるかもしれない。リズムが取れない家系というのは存在しますから」
 
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