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毎日新聞 9月1日(水)7時19分配信

北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記の後継体制作りに直結するとみられる労働党代表者会が、9月上旬に開かれる。金総書記の三男、正銀(ジョンウン)氏が指導部入りし、後継者として登場する可能性があると見られている。だが、厳しい統制社会だった北朝鮮でも昨年のデノミネーション(通貨呼称単位の変更)失敗で生じた経済の混乱以降、国民の不満が表面化する兆しが出ているようだ。北朝鮮から合法・非合法に多くの人々が訪れてくる中国東北部の国境地帯で北朝鮮の内情を聞いた。【北京・米村耕一】

 「もう国を信じられない。われわれはだまされている。強盛大国の約束を信じてきたが何の変化もない」

 4月下旬ごろ、北朝鮮北部の村で政府への不満を書き連ねた手書きのビラがまかれた。村にある300軒ほどの住宅ほぼすべてに、夜から明け方にかけて投げ込まれたという。これまでの北朝鮮では考えられなかったことだ。

 商用で北朝鮮に行った際、ビラが自宅に投げ込まれた住民から話を聞いた中国人の貿易関係者は「一人でできることではない。北朝鮮にも変化を望み、命がけで世論を盛り上げようという動きがあるということだ」と語った。同地方の公安当局は必死になって首謀者を探しているという。

 昨年11月のデノミは、国内経済を混乱させると同時に国民の政府に対する信頼をも低下させた。旧通貨と新通貨の交換比率を100対1とする一方で、労働者の給料は従来通りの額を新通貨で支払うなどという整合性の取れない政策だった上、物資不足の中で強行されたために急激なインフレが起きた。

 中国を訪問した北朝鮮の男性は「商品価格が急に上がって、国からもらったお金ではコメ数キロも買えなくなった。貯金も何の意味もない金額になり、一生懸命働いてお金をためてきたのに大損した」と不満をぶちまけた。政府は、市場閉鎖などの措置を取ったが「商売なんて道端でできるから取り締まれるはずがない」という。

 道路や学校の補修などという名目で、くず鉄数十キロを拠出するノルマが課されることも珍しくない。北朝鮮南部出身の女性は「学校や軍隊の運営に足りないものが多く、国ができないから私たちが支援するほかない」とため息まじりに語った。

 後継体制への移行をスムーズに進めるには社会の安定が不可欠。北朝鮮政府も、経済不安が統制の緩みにつながることを警戒している模様だ。金総書記による今年2回目という異例の訪中も、代表者会前に後継者問題を中国に説明すると同時に、中国から経済協力を取り付けて社会不安の沈静化を図ることを狙ったとみられている。

 北朝鮮の国内情勢に詳しい中国の研究者は「代表者会では、後継体制だけでなく経済改革なども議論すべきだ。そうでなければ、さらなる経済難に見舞われ、国民の不満が噴出する可能性がある」と指摘。経済へのてこ入れがなければ、北朝鮮国内で混乱が起きかねないという見方を示した。


*対北心理戦は効果ある北朝鮮住民意識に関するレポート

2010/05/24 15:42 西岡力 ドットコム

韓国・北朝鮮最新情報と日本のなすべきことを発信します!

韓国政府は対南心理戦を再開するという。繰り返し強調してきたようにその効果は大きい。


そのことがよくわかる北朝鮮住民の意識に関するレポートを自由北朝鮮放送記者が書いている。


そのレポートを全訳した。


※    ※

北朝鮮はこのように変化した


 「北朝鮮の最も大きい変化は住民たちが洗脳から目覚めたという点だ。 また、その変化は今後、北朝鮮問題における大きな変数として浮び上がるだろう」

自由北朝鮮放送2010年5月18日

 90年代初め東西冷戦が終わってから、韓国と国際社会が取った対北朝鮮政策の核心方向は北朝鮮の変化を引き出すということだった。さらに同盟国の中国も北朝鮮の改革開放を引き出すためにそれなりの努力した。

 しかし、金正日独裁集団は改革開放をはじめとする政治経済の変化を、自分たちの体制を揺さぶったり破滅させる危険な思想潮流とみなした. 彼らは「非妥協的」あるいは「蚊帳」という表現まで使いながら「外部の危険な思想潮流」を防ぎ、北朝鮮をより一層徹底した井戸の中(安全な統治領域)に閉じこめた。

 ところが北朝鮮も変わる。 それは金正日独裁政権の意図にしたがって変わるのではなく、自然発生的に変わるということだ。 北朝鮮において変わったものは大きく二種類あると見ることができる。

 第1は、金正日の反人民的「不変統治」において社会と経済、住民生活が極度に劣悪になって今は変化がなければ一歩も前に進むことができないということだ。 変わらなければ生き残ることができないくらいに経済や生活が劣悪になったということが、金正日が自分の利益を守るために行った不変統治が作り出した変化だ。 言うならば、執拗な不変政策が変化の必要性だけを育てたということだ。

 二番目は、住民たちの意識状態が飛躍的に変わったことだ。 北朝鮮社会の特徴を調べてみると、70~80年代までは住民たちが洗脳をされていた時期であり、90年代以後には住民たちがその洗脳から目覚める時期であった。 また、集中教育を受ける小学校、中学校、大学と軍服務期間が洗脳を受ける期間と言うならば、その後の社会生活過程は洗脳から目覚める期間だと言うことができる。

 74年と79年、二度にかけて北朝鮮独裁政権は平壌と咸興市をはじめとする大都市から数百万の住民たちを地方の郡と農村に追放したが、みじめに追放されていった人々が地方の郡と農村で体験した困難の一つは周辺の人々が気を許さないということだった。 その当時の人々にとって政権から見捨てられた住民たちは徹底した警戒対象だった.

 筆者が小学校に通った70年代、当時安全部(警察)に勤めていた筆者の父は町内に住む「南朝鮮出身」 「階級的環境が悪い家」「追放されてきた家」の子供たちとつきあわないようにさせた。 理由は「彼らとお前は階級的環境が違うのだから一緒に遊ぶ相手ではない」ということだった。

 筆者が通っていた学校ではある子供がふざけあっているとき「滅びる奴らの世の中」という言葉を使って該当機関に連行されて取り調べを受けることがあった。 実際、彼は国語教科書の階級教養の内容に書かれていた、古い社会を呪う言葉を覚えていて口にしてみただけなのに、それをある子供が、今の世の中を罵っていると勘違いして告げ口したからだった。

 子供たちまでもそれほど警戒心を高めていたほどに、70年代は北朝鮮全体が金日成に洗脳されたといっても過言ではない。 しかしその洗脳は80年代から徐々に解け始めて90年代からは飛躍的に変わった。

 それでは2010年現時点での北朝鮮住民たち意識状態はどうなのか。今、北朝鮮住民たちの意識状態は70~80年代とは完全に違う。 70年代の「階級意識」や「警戒心」のようなものはいくら目をこらして調べても出てこない。

 住民たちの中では、体制非難発言のようなものはもはや犯罪とは認識されない。 そのような発言はただ独裁機関だけは取り締まっているが、住民たちの心の中では体制非難発言への共感が形成されているということだ。さらに独裁機関に勤める一部の人々もそのような話を聞けば「ほかのところに行って話すな」という式の「忠告」をして見逃してくれる。 結局、住民たち間で体制非難発言をひそひそと語ることができる空間が生まれたのだ。

 今北朝鮮の人びとは「スパイ」を見ても届けでない。 保安員らや保衛部要員らにとって脱北者の家族が敵対的な勢力でなく「ワイロをとって食い物にできる対象」に変わったのもその一つの実例だ。 それは独裁機関の要員にとっても脱北者の家族が表面的には敵対的な存在であるが、実は交際する必要がある対象であるということだ。

 しばらく前、ソウルに住んでいるある脱北者が北朝鮮の友人と事前約束して電話で話したが、その友人の話が興味深い。 彼は「党の会議に参加してきたので通話約束時間を守れなかった」と謝罪したのだ。すなわち、労働党会議に参加してまもなく韓国に電話してくる彼の精神状態をどう判断すればよいのだろうか。それは今北朝鮮社会が維持されている秘訣は残忍な人権じゅうりんだけで、住民たちからすると過去の生活の延長、すなわち惰性だけだということだ。

 北朝鮮を脱出して2008年韓国に入国した北脱出者・崔ソンイル(仮名. 清津出身、現在は仁川居住)氏は、北朝鮮住民たちの反金正日感情に対してこのように話した。 「今北朝鮮で親しい友人や親戚が集まった時、金正日のことをよく言う者がいれば人々は彼をまちがいなくバカと評価する。 頭の足りない人だけが将軍様がどうこうなどという話しをする」

 70年代に個別の幹部を非難しても犯罪と考えた北朝鮮住民が、今は体制非難発言はもちろん、利敵行為と言える韓国との電話通話もありえることだと考えて、何の社会道徳的な、精神的な拘束を受けないでいる。 それは北朝鮮住民の認識の中に金正日独裁政権に対する信頼が消えたことによる反動とも言える。

 2004年北朝鮮にしばしば出入りするある中国朝鮮族の記者は筆者にこういう話をした。

「今となっては北朝鮮政権が改革開放をするにしても遅い。 今、改革開放をすれば、ややもすると無政府状態が生じるかもしれない。 多分、人々があまり目覚めていなかった70~80年代に改革開放をしたならば改革開放が成功するのはもちろん、政権も安定しただろう。」

 結局、彼の話も、政権に対する住民の無信頼と、洗脳から目覚めた北朝鮮の人々の反金正日感情が、ある契機さえあれば収拾できない大きな問題に拡大するいう意味であった。

 今、北朝鮮で金ジョンウンの後継者としての登場を画策する金正日独裁政権の最も難しい課題が民心をつかめないことだ。

 今は金正日が後継者として登場した70年代と違う。

 70年代は北朝鮮の人々が洗脳化されていた時代だったが、今は北朝鮮住民が洗脳から目覚めた時期だ。 一言でいうと、北朝鮮の最も大きい変化は住民たちが洗脳から目覚めたという点だ。 また、その変化は今後、北朝鮮問題における大きな変数として浮び上がるだろう。

チン・ソンラク記者
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