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特定非営利活動法人(NPO法人)日本GAP協会(Japan Good Agricultural Initiative)
http://jgap.jp/
適正農業規範
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A9%E6%AD%A3%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E8%A6%8F%E7%AF%84
南魚沼地域振興局
http://www.pref.niigata.lg.jp/minamiuonuma_norin/1276210633796.html
4月13日に南魚沼地域振興局において、平成22年度JGAP認証取得研修会を開催しました。5人の農家が参加し、「GAPとは何か」や「JGAP認証取得に向けた流れ」などを研修しました。昨年度は、魚沼産コシヒカリの産地として初めて6農場が認証を取得しています。今年度もさらにGAPの取組みが広がるよう支援していきます。
*農薬に頼らない雑草防除法
http://www.jeinou.com/benri/rice/2008/08/270918.html
難防除雑草対策
http://www.jeinou.com/benri/rice/2008/06/100938.html
深水栽培
http://lib.ruralnet.or.jp/genno/yougo/index.php?%BF%BC%BF%E5%BA%CF%C7%DD
*米ヌカ除草
http://lib.ruralnet.or.jp/genno/yougo/index.php?%CA%C6%A5%CC%A5%AB%BD%FC%C1%F0
タイワ精機
http://www.taiwa-seiki.co.jp/wcp/sikenden/index.jsp
*遮光(炭入り)米ヌカペレット【グローバルアイ】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%82%A4
*布マルチシート【丸三産業:水稲直播有機栽培】
http://www.marusan-sangyo.co.jp/b16.html
*紙製黒色水田マルチ【大日精化】
http://www.daicolor.co.jp/ecology/eco_03.html
http://www.daicolor.co.jp/products/catalog2009/14oth/14oth-1-106.pdf
カミマルチ【三洋製紙】
http://www.sanyopaper.co.jp/mulch/suitou/smalch.htm
*株間対応乗用型除草機
美善
http://www.kk-bizen.jp/amembo005.html
和同産業
http://www.wadosng.jp/kusakari.html
*アイガモロボット
みのる産業
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%82%8B%E7%94%A3%E6%A5%AD
岐阜県情報技研
http://robonable.typepad.jp/news/2010/01/12gifu.html
http://j-net21.smrj.go.jp/develop/robot/entry/20090226-10.html
キッザニア東京
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%B6%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%9D%B1%E4%BA%AC
[岩手県]アウト・オブ・キッザニア「林業体験 in 岩手」
http://watashinomori.jp/news/2009/20090617_01.html
子どもたちに大人気の職業体験型テーマパーク、キッザニア東京が、「環境NPO オフィス町内会」とともに、「緑の募金公募事業」の一環として、Out of KidZania「林業体験in岩手」を開催します。
開催地である岩手県岩泉町は、森と水のシンフォニー「酸素一番宣言」を行い、日本三大鍾乳洞に数えられる龍泉洞や、雄大な北上山系に構える本州一広い自然をまるごと体感できる町です。
そんな岩泉町で林業のプロ、グリーンマイスターと一緒に林業の仕事を体験することで、子どもたちはたくさんの新たな発見をすることでしょう。
※「環境NPO オフィス町内会」は、森林を育てるために必要な間伐を促進する「森の町内会」活動に取り組んでいる団体です。
※「緑の募金公募事業」は、(社)国土緑化推進機構が行う、森林を守り育てる運動を支援する事業です。
アウト・オブ・キッザニア「林業体験 in 岩手」
●日 時:2009年7月24日(金)~7月26日(日)[雨天決行]
●場 所:岩手県岩泉町
※JR東京駅集合/解散東京駅から盛岡駅まで新幹線移動、バスで岩泉町へ移動
※宿泊場所「ふれあいらんど岩泉」になります。
●対象年齢:小学校5年生~中学3年生
参加はお子様のみとなります。
保護者の方は東京駅までの同行となります。
東京駅集合が可能な方のみを対象としてします。
東京駅より、キッザニアスタッフ、旅行添乗員による引率となります。
●募集人数:25人
応募多数の場合は抽選にて決めさせて頂きます。
●参加費1人:\22,500
※上記参加費には、東京駅から岩泉町までの交通費(新幹線・バス等)・ふれあいらんど岩泉へ
の宿泊費・林業の専門家とともに行なう林業体験に関わる費用、3日間の旅程にともなう食費が含まれます。
※オリジナルTシャツ・名刺・その他体験に使うオリジナルグッズを提供します。
(上記グッズは、体験後お持ち帰り頂きます。)
※東京駅までの交通費は自己負担となります。
※支払方法は銀行振込です。振込先は、参加通知と一緒に、別途ご連絡させて頂きます。
●プログラム
・林業について学ぼう
~林業と生活との関わりについて知ろう~
・グリーンマイスターにインタビュー
~林業の専門家であるグリーンマイスターに話を聞こう!~
・林業の仕事を体験してみよう
~日本の林業を知って、実際に体験してみよう!~
・取材結果のまとめ
~キッザニア オリジナル新聞にまとめよう!~
・自然のすばらしさを知ろう
~岩泉町の森林や鍾乳洞など豊かな自然を感じよう!~
※「キッザニア東京」での体験はありません。
※持ち物・服装は、参加が決まった方に改めてご連絡させて頂きます。
●応募締切:2009年6月21日(日)必着
●主 催:キッザニア東京
●共 催:環境NPOオフィス町内会
●協 賛:緑の募金
◆詳細・お申込みはコチラをご覧ください。
「アウトオブキッザニア ニチレイフーズ 農業体験」を開催
https://www.kidzania.jp/tokyo///company/pdf/100414_outof.pdf
キッザニアを飛び出し「実社会の仕事」を体験できるプログラム
~小学生と家族が田植えからお米の商品開発までを体験~
参加者募集:4月14日(水)~26日(月) / 実施期間:2010年5月~11月
こどもの職業・社会体験施設「キッザニア(KidZania)」の企画・開発を行う株式会社キッズシティージャパン(本店:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:住谷栄之資、以下 キッザニア)は、「キッザニア東京・甲子園」のオフィシャルスポンサーである株式会社ニチレイフーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長 相馬義比古、以下 ニチレイフーズ)、ベジポート有限責任事業組合(ニチレイフーズが出資する組合)、千葉県旭市の協力を得て、小学生とそのご家族を対象に、 キッザニアを飛び出して「実社会の仕事現場」が体験できるプログラム「アウトオブキッザニアニチレイフーズ農業体験」を2010年5月から11月全5回の日程で開催し、4月14日(水)より参加者を募集します。
「アウトオブキッザニアニチレイフーズ 農業体験」は、キッザニアを飛び出した10組の親子が田植えから稲刈り、そして収穫したお米が「商品」になるまでの一連の仕事を半年以上の時間をかけて体験する長期プログラムです。
今回の開催地である千葉県旭市の「幽学の里」は江戸時代に農業技術の改革や農村生活の改善に尽くしたと言われる大原幽学ゆかりの国指定史跡となっている水田です。この水田で、春の田植えから始まり、秋の収穫祭までの全5回のプログラムを予定しており、収穫後は自分で作ったお米を持ち帰れるだけでなく、米の販売や製品化といった“農業”全般を考える機会を持てる体験内容です。
◆◆◆ 「アウトオブキッザニア ニチレイフーズ 農業体験」 開催概要 ◆◆◆
◇日時: 2010年5月~11月 全5回 (5/16、7/11、8/22、9/12、11/7、いずれも日曜日)
◇開催場所: 千葉県旭市大原幽学遺跡史跡公園
◇対象年齢: 小学生とその家族
※家族単位での参加となり、保護者も一緒に
体験できます。
◇募集人数: 10家族(家族の参加人数に制限はありません)
※応募多数の場合は抽選で決定します
◇参加費: 1人10,000円(全5回分)
◇主催: 株式会社キッズシティージャパン
◇協 力: 株式会社ニチレイフーズ
ベジポート有限責任事業組合
千葉県旭市
◇参加申込方法: メールにて受付。 申込専用アドレス宛(outofkidzania@kidzania.jp)に必要事項を記載しメール送信
◇応募受付期間:2010年4月14日(水) ~ 4月26日(月)まで
※応募に関する詳細はキッザニアオフィシャルサイトwww.kidzania.jpをご覧下さい。
キッザニアはこのプログラムに参加するこども達には、自分で「食べるもの」を、自分で「育てる」体験を通じて、「食の大切さ」や「生きるための実践的な力」を養ってもらえるプログラムを用意しています。キッザニアの中で通常体験している仕事から、更に一歩踏み込んだこの体験を通じて、農業という仕事を自分達の生活に密接する身近なものとして感じると同時に、仕事の意義や苦労・喜びや、農業に関わる仕事にも視野を広げられることを期待しています。
◆プログラム概要
第1回 5月16日(日) オリエンテーション、田植え
第2回 7月11日(日) 水田の手入れ、農業に関するワークショップ
第3回 8月22日(日) 水田の手入れ、商品開発に関するワークショップ
第4回 9月12日(日) 稲刈り
第5回 11月7日(日) 収穫祭
◆アウトオブキッザニアとは
『アウトオブキッザニア』は、こども達がキッザニアの中で通常体験している仕事から更に一歩踏み込んで、実社会の
仕事を体験したり、そこで働く人達のインタビューを行ったりするプログラムです。これまでにも新聞記者や、農業・
林業体験、など、多くのこども達が様々な仕事を体験しています。キッザニアはこのような体験を通して、こども達が
「働くこと」について様々な発見をし、好奇心・探究心を沸き立たせ、実社会でもキッザニアのコンセプトに基づき「社会
を楽しく学ぶ」ことにより、こども達の世界がより一層広がることを期待しています。
<今までに実施したアウトオブキッザニア>
2007年8月 「ニチレイフーズ船橋工場体験」
2009年7月「林業体験 in 岩手」
2009年8月「新聞記者体験 in 甲子園」
2009年8月「昔の暮らしと自然体験 in 京都綾部」
2009年11月「フードアクション農業体験 in 長野」
2101年4月 「ANA in KIX」 *KIXとは「関西国際空港」の意味
◆キッズシティージャパン 会社概要
社名 :株式会社キッズシティージャパン
本店所在地 :東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル北館2階
代表者 :代表取締役社長兼CEO 住谷 栄之資
設立 :2004年9月27日
資本金 :2億5,200万円
URL :http://www.kidzania.jp
◆ニチレイフーズ 会社概要
社名 :株式会社ニチレイフーズ
本店所在地 :東京都中央区築地六丁目19番20号
代表者 :代表取締役社長 相馬義比古
設立 :平成17年1月5日 ※株式会社ニチレイの持株会社体制への移行に伴い設立
資本金 :15,000百万円
URL :http://www.nichireifoods.co.jpl
◆ベジポート有限責任事業組合 組合概要
社名 :ベジポート有限責任事業組合
所在地 :千葉県富里市十倉一番地
職務執行者 :岡本弘正(株式会社ニチレイフーズ)、森田健雄(株式会社テンアップファーム)
設立 :平成19年10月1日
出資金 :500百万円 ※株式会社ニチレイフーズ、株式会社テンアップファームとの共同出資
みのる産業
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%82%8B%E7%94%A3%E6%A5%AD
*ポット成苗とマット式の違い
http://www.minoru-sangyo.co.jp/topics201004/index.html
1) 播種量が少なく、個体当たりの占有面積が大きいので健苗ができる。
面積当り(苗箱1枚:約30㎝×60㎝)の播種量によって、葉令は決まります。
50g以下 4.5葉以上
80~100g 3.5~4葉
150~200g 2~3葉
2) 葉数(4.5枚以上)が多いため、活着が速い。
3) 根鉢が付いていて、田植え時に根の切断がないので植傷みがない。
4) 欠株がない、移植ができる。
5) 1株当たりの植付本数(3~4本)が揃うので均一な生育をして、茎は太く開帳型(扇を開いた型)、じっくり型の健全な生育をする。
6)茎も太く、根張りも良いので倒伏に強い稲になる。
7) 寒地や早期栽培の冷水の中でも、健全な生育をする。
8) 着粒数が多い
植付時の茎の太さは、穂首の太さに比例する。
*ポットだからできる有機稲作の醍醐味
http://www.minoru-sangyo.co.jp/topics201004/index.html
有機稲作のすすめ
地球温暖化によって病害虫が異常発生。そして農薬散布。このままでは、生産者と消費者の接点「安全・安心」を保つ事はできません。化学肥料が使用された水田、農薬を散布された水田は健康な水田とは言い切れません。良質米は良田からから生まれ育まれるのです。それからできたお米は、消費者を健康に導く「安全・安心」へ誘導できます。
有機稲作技術とは、病害虫に強い稲にする「予防技術」です。自然界の生物と共存し、環境にやさしいのが「有機稲作」です。
◆有機稲作への近道「みのるポット成苗」
1) 健康な太い苗、大きな苗で深水にできる。
チッソ分が少ない苗は、筋肉質で虫が寄ってこない。デンプンパワーを持っている若竹色の苗が良い。寒地ではチッソの効いた分けつの出た苗でも良いが、暖地(6月田植)では、薄い色の分けつしていない苗が良い。
抑草効果。
田植え後、8~10㎝深水にすることで、太陽光線が地面に届かない。
ヒエの抑草効果絶大。
2) 一株を揃える。
播種の時に2~3粒播にしているので、どの株も2~3本植えになる。
一株が5本以上植えると株内でケンカが始まり、肥料分と空間の奪い合い、日光を独占しようと葉を伸ばし、競争の原理が働き強い苗だけが生き残る。親も子もなくなる。
良い苗を、少なく、一株を揃えて植える事が大事。折角育った苗一本、一本が穂を出し、稔るようにしたい。
3) 活着が良い
活着とは初期生育の事ではなく、イネが自分の力で根を伸ばし、自活を始めることを言います。根はチッソで伸びるのでなく、体内のデンプンで伸びてゆく。細い苗は、デンプンが少ないから、活着するまで時間がかかる。
4) 疎植にする。
育ちがガッチリで病気がでない。病害虫に強いイネになる。「茎数が取れないから密植にする」方法もあるが、密植にすると茎数が取れるのでしょうか。
5) 開帳型のイネ姿になる
どの茎も株元まで日が当たり、健康なイネになる。ガッチリポーズのイネ姿になる。
病気も虫も関係のないイネとなる。
6) 自分の身体に合ったモミ数の穂を出す。
茎が太いので、穂も大きく着粒数も多い。稔実歩合も高い。
7) 健苗で一株2~3本の疎植が倒伏防止になる
イネの活力がなくなり、後半バテてると倒伏する。生育前期(分けつ期)と生育中期(停滞期)にチッソ過多の食べ過ぎで、疲労がくる。持続性のある地力があれば、活力は低下しない。
倒伏は、病害虫の発生や品質低下に繋がる。
◆ポットだからコストが下がる
①補植がいらない。欠株がない。
一株が揃っているのがポットの最大の利点。
②管理が楽
太い苗は太い茎・太い根になる。有機稲作では、初期の肥料成分が少ない(腐植が徐々に進む)から、
葉で作られるデンプンで育つ。
常に水を入れておくことができる。水管理が楽。
③深水で抑草
田植と同時に深水にする。8~10㎝にすると太陽の光りが遮られ、抑草効果が得られる。
苗が小さいとできない技。
図解! 循環型農業団地構想とは?
http://www.net-ir.ne.jp/ir_magazine/special/images/vol87/1378_09_l.jpg
確実な事業成長を遂げてきた雪国まいたけが挑戦する次なる成長戦略は、これまでのイメージを真っ向から覆すカット野菜事業だ。雪国まいたけが新たに市場を創造しようとしているのは、まさに青果部門における炒めてよし、蒸してよし、電子レンジでの調理も可能なカット野菜だ。新事業の開始について、またその先にある将来構想について、大平喜信代表取締役社長に話を聞いた。
サラダ系カット野菜ではなく『調理用カット野菜』の新市場を創出!
2009年10月、雪国まいたけは一部の量販店で、炒めたり、蒸したりする調理用カット野菜「もやし野菜ミックス」「きのこ野菜ミックス」の販売を開始する。一般の消費者向けに出回っているカット野菜市場は、200億~300億円市場といわれているが、これはコンビニエンスストアなどで販売されているサラダを中心としたサラダ系カット野菜の比率が半分を超えていると予想されており、調理用のカット野菜市場の潜在ニーズは計り知れない。
「これまでも小売店によっては、青果のカット野菜を販売しているところもありました。核家族化や女性の社会進出が進むなかで、こうした便利な商材に対するニーズは高いものがあります。けれど、市場はそれほど伸びてきませんでした」(大平社長、以下コメントすべて同じ) 市場が拡大してこなかったのは、「まず、価格が割高であったこと。
丸ごとの野菜を購入して、使いきれずに家で腐らせてしまう可能性があるとしても、カットされて、ある程度用途が限定されて売られている野菜のほうが割高であれば、お得感がまったくありません。そうした消費者心理が働けば、必然的に購入には結びつかない。だから、カット野菜のほうが圧倒的に経済的だという認識を持ってもらえる価格帯で商品を提供しなければ意味がないのです」と大平社長は語る。
地域の農家と協同一致して 安全・安心な生鮮野菜を安価に提供する新スタイルを確立!
これまで同社が築き上げてきた生産ノウハウの賜物である「きのこ」や「もやし」に加え、キャベツやにんじんといった生鮮野菜をセットした商品の準備が進んでいる。しかし、きのこやもやしの生産ノウハウにいかに造詣が深くても、きのこ・もやし同様に低コストで高効率、かつ安全・安心な商品として生鮮野菜を提供することは可能なのだろうか。
「それはもちろん簡単なことではありません。農家さんたちを巻き込んでのプロジェクトです。大規模農家さんとタイアップしながら、委託生産してもらい、生産過程のデータなどはすべて当社に寄せていただくという契約農家のスタイルです」 農家での栽培データをすべて提供してもらうことで買取単価を保証。今後、データの蓄積・分析を重ね、きのこやもやし同様に作り方に工夫を加えて、市場を拡大するという計画だ。
「自社では効率的な栽培方法の確立などに向けてデータ取得のための試験農場を展開するくらいで、すべてを自社で生産することはしません。当社が実績をあげてきた『農業の工業化』という発想を基に、どれだけ農地に『安全・安心』で『将来性のある』新しい生産方法・生産技術をもたらせるかがキーポイントになってきます」 一見、きのこやもやしの栽培とジャンルが違うのでは、と思えるこの計画だが、41ページまでで紹介した「雪国まいたけの強み」すべてをフル活用することができる。
「今では、栽培きのこの販売は当たり前かもしれませんが、25年前はきのこの事業化は無理だといわれていました。現在の農業と同じような状況です。まず間違いなくいえるのは、当社のきのこの大量生産・栽培技術は日本一ではなく世界一だという自信があるということ。同業他社では延べ床面積の半分以下しか栽培に利用できていませんが、当社は延べ床面積の73%を栽培に利用しています。自然の生態系を再現した大量生産技術があるからこそ、栽培効率のいい工場設計ができるということ。
だからこそ化学農薬や化学肥料を使わず、自然エネルギーを最大限に活用し、徹底した低コストを実現することができるのです。生鮮野菜についても同様の考え方での事業化を進めていくつもりです」 加えてきのこは48時間以内に310種類、カット野菜は14時間以内に224種類の残留農薬・重金属を分析できる検査技術を用いることで、消費者が望む「安全・安心」を担保できる野菜の提供が可能という点、ほぼ全国の量販店に独自の販売ルートを持っているという点も実現に向けて大きな力となる。カット野菜は鮮度を重視するため、きのこより短時間で検査を行うことから、現時点では224種類となっているが、徐々にその種類を増やしていく計画だという。
日本の食糧事情を変える可能性を秘めた雪国まいたけの『循環型農業団地構想』
雪国まいたけでは、「カット野菜」を成功へと導くべく、低コスト戦略を追求した結果、「循環型農業団地構想」というものに行き着いたという。
「きのこ栽培では、二酸化炭素が発生します。一方で、生鮮野菜が育つには光合成の原料のひとつとなる二酸化炭素が欠かせません。そこで、きのこ栽培工場と生鮮野菜工場を隣接させ、二酸化炭素をうまくやりとりすることで、生産の効率性向上に取り組んでいます。すでに、試験農場でレタスなどの生産を開始しています」廃棄ガスと呼ばれ、地球温暖化に影響しているといわれる二酸化炭素をうまく使いきって、無農薬野菜を作ってしまおうという発想だ。
さらに、きのこ栽培で使用した「おが屑(廃菌床)」を、高圧蒸気を発生させるバイオエネルギーの原料として利用することも視野に入っている。「現在も、使用済みのおが屑は燃やして蒸気を発生させ、利用しています。それをさらに進めて、タービンを回せるだけの高圧蒸気を発生させ、ここで発電する『オガボイラー発電』を考えています。
発電の後、排出された廃棄ガスを従来通り、暖房に使うという仕組みです」 現在も地熱を活用し、水温の上昇などに利用する仕組みを独自に開発・運用している同社には、クリーンエネルギーを使いこなす土壌がすでに育っている。さらに、カット野菜の生産時に発生するカット後に残った野菜を堆肥化したり、バイオエネルギー発生後、最後に残った残渣物を有機肥料として生鮮野菜の栽培に還元していくという。 「メタンガスによるバイオエネルギーや食品廃棄物を利用した養豚といったプロジェクトは世のなかでも進められています。
それを部分的に行うのではなく、雪国まいたけでは、すべてを還流させ、完結していく仕組みを作りたいと考えています。何も無駄にしない。それが実現できれば、現在よりもさらに低コストな生産体制が出来上がるのです」 養豚まで取り込むにはまだ時間がかかるとの見解だが、現在、雪国まいたけではきのこが持つ薬理効果の研究を国内外の大学や研究機関と推進しており、まいたけに含有されるMDフラクションに免疫力を活性化させる作用があると期待されている。実際、米国FDA(食品医薬品局)において薬としての許可を受けるための臨床試験はフェーズ2に入る予定だ。
「まいたけを栽培した後の廃菌床を利用して飼料を作れば、抗生物質を使わずに豚の免疫力を活性化して、より安全な肉を安定的に、かつ安価に提供できることにつながってくると考えています。そうして育てた豚肉をカット野菜とセットで売るようにすれば、『肉だけ買うよりセットのほうがお得だね』という状況を作ることができます。 この発想の原点は、カット野菜をいかに成功させるかというところにあるんです。それを突き詰めていったらこれになっちゃった(笑)。できる・できない、を考えるのではなく、どこに無駄があって、どこに工夫できるか、また、何が望まれているかということだけ考えれば、いろんな発想が出てくるんですよ。後はやるだけです」 確かに、かつてきのこの事業化は無理だといわれていた。それを成し遂げてしまった雪国まいたけの大平社長が語ると説得力が生まれる。
食料自給率アップ国際競争力の向上にも つながる未来を創る画期的なプロジェクト!
現在、日本の食料自給率はカロリーベースで約41%と先進国のなかでも最も低く、農業従事者の7割を60歳以上が占めているといわれている。「放っておけば、20年後には、農業をしてくれている人たちのほとんどがいなくなってしまう。だから、農業を持続可能な形で工業化させて『ここならば、きちんと自分の将来をかけられる』と若者に感じてもらえる、そういう仕組みに変えていかないと、農業をやる人がいなくなってしまいます」
カット野菜事業の採算性の追求から始まった「循環型農業団地構想」。「500haくらいの大規模農場を日本全国20~30カ所で実現できれば、結果として、農業の効率性が上がり、減農薬が実現できます。というのも、現在のような小規模農地だと、農家ごとに農機を保有していますから、稼働率が悪くなる。また、農薬もあちこちで散布するので、回数が増える。今の農薬で駆除できるのは幼虫だけで成虫は他の農地に逃げるだけです。
なので、一斉に行えば、一気に害虫が駆除できますが、ばらばらにやると、結局害虫は農地を行ったり来たりすることになるので、結果的に農薬を散布する回数が増えて、費用もかかります。
それと、大規模農地で栽培した野菜は、すべて一定の価格で当社が買い取り、より一層生産効率をアップさせます。これで、農業従事者の所得向上と安定化を図ることができて、今後を担う若者の参入も期待できます。そうすれば、食料自給率の問題や国際競争力の向上など、いくつもの問題が解決の方向に進むんじゃないかな」と大平社長はおおらかに語る。「私の幸せの定義は『社会の人が喜ぶ、自分も満足する、経済的な豊かさを享受できる』この3つが揃わないとならないということ。
小手先だけ、誤魔化してもばれなきゃ儲かるというのでは幸せになれないんです。後ろめたさがあったら幸せになれない。正しい方向からまっすぐに社会に貢献をしていく、そして人に喜んでもらえれば、自分もうれしい」 確かに壮大なプロジェクトだ。だが雪国まいたけには、そうした正しいことをやり抜くという思いを原動力に、成し遂げてきた数々の実績があることを忘れてはならない。
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http://www.uonumakoshihikari.com/
魚沼コシヒカリ理想の稲作技術『CO2削減農法研究会』(勉強会)の設立計画!