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兄を襲撃し、偽札&ヘロイン密輸に手を染めていた!
拍手の仕草が父親と似てきたが、カリスマとなるため祖父に似せた古くさい髪型は気に入っていないという
金正恩
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%AD%A3%E6%81%A9
韓国の全国紙記者が話題の書にまとめた、北朝鮮プリンスの"秘められた黒い歴史"
2011年02月06日(日)現代ビジネス
北朝鮮の首都・平壌(ピヨンヤン)にそびえる豪華な邸宅に、 '09年4月初旬の深夜、国家安全保衛部(秘密警察に相当)の屈強な部員たちが押し入り、強引な"家宅捜索"を行ったことは、日本はもちろん、韓国でもほとんど知られていない。
「ウアム閣」と呼ばれる邸宅は、金正日(キムジヨンイル)総書記(68)のファミリーだけが使用できる招待所だった。その頃、ここを利用していたのは、金総書記の長男・正男(ジヨンナム)氏(39)である。
ロイヤルファミリーを狙っての"襲撃"など、専制国家である北朝鮮にあって、実行できるものではない。それを可能にするのは、いずれ金総書記から国家を譲り渡される"後継者"をおいて他にない。つまり、三男・金正恩(キムジヨンウン)氏(28または29)が、兄(注・正男氏と正恩氏は異母兄弟)に刃を向けた瞬間だった---。
この事件の詳細は、1月31日に刊行される『後継者 金正恩』(講談社刊)に記されている。筆者の李永鐘(イヨンジヨン)氏は、韓国の全国紙『中央日報』編集局政治部次長の肩書を持ち、約20年間、一貫して北朝鮮問題を担当してきたキャリアから「平壌特派員」の異名を持つ人物だ。
このタイトルから分かるとおり、金総書記の後を継ぐ正恩氏の人物像や彼が目指す国家の形を、初めて体系的に明らかにした書と言っても過言ではない(以下、〈 〉内は同書からの引用)。
正恩氏については昨年9月、朝鮮人民軍大将、朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長に任命され、直後に顔写真が公開されるなど、露骨に権力の委譲をうかがわせる出来事が相次いだ。
祖父・金日成(キムイルソン)国家主席と同じ黒の人民服を愛用するあたりに「金日成の若い頃に似ている」との指摘を権力基盤増強に利用する意図が見える。
事実、冒頭の「ウアム閣襲撃事件」は、後継候補から外れた正男氏が、正恩氏にとって「粛清」の対象となったことを示している。李氏が接触した韓国の情報当局の人間は、こう語ったという。
「金正恩の密命を受けた国家保衛部の部隊が金正男の尻尾を掴もうとウアム閣を襲撃したのは、ある程度まで事実だ」
正恩氏が正男氏の命まで脅かす理由。それは正恩氏の出生の秘密に一因があるとの説がある。現在、北朝鮮の実質的な"ファーストレディ"は「喜び組」出身のキム・オク氏と言われる。金総書記の健康管理を担当する秘書だったが、〈秘書室副部長および国防委員会の幹部にも任命され、党や軍の人事にも関与するほど絶大な権力を持っていると見られている〉。
正恩氏の母親は、公式には二男の正哲(ジヨンチヨル)氏と同じく高英姫(コヨンヒ)氏(故人)とされるが、正男氏は次の事実を知るという。〈「金正恩の生母がキム・オクであるという事実は、北朝鮮の指導部のなかでも限られた人間だけが知っている超極秘情報」〉。
つまり、〈金正恩が金ファミリーの血統を正統に受け継いでいない人物になってしまう〉ことになる。その事実を知る故、正男氏は正恩氏から狙われた可能性があるというのだ。確かに正男氏は、〈マカオの知人に「金正恩は間抜けだが、そもそも後継者の資格もない」などと話している〉という。
その正男氏は '01年に、ディズニーランドに行く目的で不法入国し、日本の捜査当局に拘束され、この事件が決定打となって後継候補から外れた。本書には二男の正哲氏が後継レースを降りた理由も書かれている。
韓国・国家情報院(旧KCIAにあたる)の運営する国家安保戦略研究所に所属する専門家が、〈2006年2月13日、(中央日報の)記者に対し、「金正哲が女性ホルモンの過剰分泌のために苦しんでいると聞いた」と語った〉というのだ。専門家は〈女性のように胸がふくらむ症状に悩まされている〉とも証言している。
心強い味方は「犯罪集団」
韓国メディアが正恩氏の存在に注目し始めたのは '07年3月頃、当時の国家情報院長だった金萬福(キムマンボク)氏が「金正日の三男が後継者になる可能性が高い」と記者たちに話したことがきっかけだった。
この年の春、金総書記の健康不安説が広まったが、韓国の国家情報院の諜報活動によって得られた正恩氏の発言がその根拠であり、それが後継説にもつながっている。
〈欧州の正恩と平壌にいる金正日との間で交わされた通話内容を西側の情報機関が盗聴に成功し、韓国に提供されたのだ。
「お父様、健康には気をつけなくてはいけません」
この前後の金正恩の発言から、金正日の健康に何か問題があるのではないかと推測され、さらなる諜報活動の結果、次第に「金正日の健康問題→後継者の準備」というコンセンサスが韓国政府や情報当局の間でなされるようになっていった〉
一方、正男氏は公然と刃を向けた弟に激怒したようだが、平壌に戻ることもできない日々が続いている。後継者の座を勝ち取った正恩氏が、正男氏の生殺与奪の権限を握ったと言っても過言ではない。
また、正恩氏は、軍など国家機関とは別に個人的な「暴力装置」を有する。それが「烽火(ポンフア)組」なる、正恩氏の親衛隊的性格を持つ、北朝鮮のエリート層の子弟を集めて作られた組織である。
〈米国の調査によれば、彼らは2005年に流通した超精密偽札「スーパーノート」の流通や、ヘロインの密売に関与した事実が判明しているという。
たとえば、2004年にラスベガスで発覚した偽造紙幣事件や、2003年4月にヘロイン330ポンド(約150キログラム)を積載した貨物船「烽燧(ポンス)」号がオーストラリアで摘発された事件に、オ・セウォン(注・「烽火組」リーダーで国防委員会副委員長・呉克烈(オグクリヨル)の息子)が関与していたと西側情報当局は把握している〉。
〈北朝鮮内で摘発されたケースもあるが、親の力によってほとんどが赦免(しゃめん)されて〉いる。
〈金正哲を通じて烽火組のメンバーと親しくな〉った正恩氏にとって、"仲間感覚"でコントロールできる犯罪集団は〈心強い勢力となっている〉。だから、次のような一文は不気味な迫力を持つ。
〈これからの金正男はマカオやシンガポールなど、外国を転々としながら暮らしていくことになるだろう。しかも常に"暗殺者"の影に怯えながら・・・〉
昨年11月、北朝鮮が韓国・延坪島(ヨンピヨンド)に200発もの砲弾を撃ち込み、民間人2名を含む4名を死亡させた攻撃が、正恩氏に"箔を付ける"ためのものだったとの観測は根強い。正恩氏は '06年12月24日に金日成軍事総合大学砲兵学科を卒業している。本書では '09年末頃に韓国に流出した内部資料の中に「砲撃に明るい軍事の英才」なる項目があるとして、こう紹介している。
〈(資料によると)卒業式では彼の「戦略戦術的構想」をしたためた「作戦地図」が卒業論文として発表されたという。それを見た朝鮮人民軍の指揮官たちは「感激の声を上げた」ことになっている〉
北朝鮮の軍の動きが活発化することは、正恩氏の後継のタイミングが近づいたこととイコールである。本書は、"ラストエンペラー"の思想と戦略を知るための貴重な手掛かりとなるだろう。
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