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2010/02/08(月) サーチナ


サーチナアンケート調査:「日本の地域活性化と中国のかかわり」2010年1月実施
  古くから港町として栄えてきた新潟県の県庁所在地である新潟市。本州日本海側では初めての政令指定都市になった。越後平野は米をはじめとした農畜産物の一大産地であるとともに、チューリップの出荷量は国内でもトップクラスを誇る。物産に恵まれた土地柄であるだけに、中国での販路拡大を図る取り組み内容がうかがえる回答になっている。

【Q1】中国との貿易促進を図るセクションは?
  経済・国際部産業政策課では国際経済交流の促進と貿易振興を図っている。また、農林水産部食と花の推進課では新潟産農産物の輸出促進に取り組んでいる。

【Q2】訪日中国人誘客の取り組みは?
  国際観光宣伝事業では、北東アジアでも特に中国からの誘客を促進するために国際観光展への参加、商談会の開催を行っている。北京では旅行エージェントの下見招待旅行を実施している。さらにハルビンでの観光説明会の開催や山東省で国際観光展・商談会への参加などを実施している。

【Q3】中国で販路拡大を図っている特産物、産業などは?
  中国向け新潟米輸出促進協議会では、北京と上海で中秋節と春節商戦用の試食宣伝会開催や日本食レストラン向け新潟米提案会を実施している。また、中国バイヤー招聘による産地視察と意見交換も行っている。

【Q4】地域振興と活性化で中国とのかかわりのポイントは?
  海外見本市出展等を通じて市内産品の中国への販路拡大を支援する新潟市産品の輸出促進および、日本のトップブランドとしての地位確保・維持による米生産の活性化を図る新潟米の輸出促進。さらに、外資系企業を誘致することが地域経済活性化や中国人観光客増による観光産業の活性化につながる。

【Q5】地域振興と活性化で中国に期待していることは?
  中国市場の発展による富裕層の増加等で貿易拡大に発展し中国側の貿易障壁の緩和が進むこと。農産物の輸入拡大における新潟米の定期的かつ定量的な流通の拡大及び農産物の輸入品目増と中国における所得向上による訪日観光客の増加。

【Q6】主に中小企業を対象にした諸外国との貿易施策状況は?
  海外見本市出展事業では、年度によって中国やロシアなどの姉妹都市や友好都市などの海外都市で開催される見本市に出展し、市内企業の販路拡大を支援している。また、国内海外を問わず見本市出展者に出展経費の補助を行う見本市出展支援補助金も設けている。

  農産物を輸出できる国を対象に新潟市農産物輸出促進支援事業では、海外での販路開拓と輸出品目・量の拡大を図るため、輸出に係る経費の一部助成を行っている。

(調査・文責:サーチナ・メディア事業部)

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