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須坂新聞 10月9日
http://www.suzakanews.co.jp/news/contents/event/event.php?id=1642
 
 須坂園芸高農業経済科流通経済コースは、水稲の研究栽培で、ケイ酸質肥料を多く用いたことが主要因で収量が大幅に増えたと考えられる結果を得た。
 ケイ酸はガラスの成分で、稲の葉や茎を硬くし、光合成効率を高めて生育を促進するとみられる。昨年、10アール当たりの玄米の収量が、これまでの日本最高1,052㎏を超える1,145㎏あった。ことしもこれまでの生育状況から昨年並みの収量が期待できそうという。
 中島寿夫教諭によると稲の収量を増やす方法としては窒素肥料を多く施すのが一般的という。ただ、大きく成長すると稲が倒れやすくなり、多収量につながりにくい点が課題となっている。一方で、ケイ酸質肥料は補助的なものと考えられ、これまであまり注目されていなかったという。
 10アール当たり窒素成分を6㎏施すのが一般的で、これだと玄米で平均500~600㎏の収量になるという。
 同コースでは塩川町の同校実習田で「キヌヒカリ」を使って研究栽培し、昨年はケイ酸成分を10㌃当たり25㌔施した。窒素成分は①0㎏②8㎏③14㎏に分けて施し、生育や収量を調査した。
 その結果、玄米の収量は10アール当たり①が853㎏(穂部乾物重1,000㎏)②は1,115㎏(同1,340㎏)③は1,145㎏(同1,380㎏)となった。昨年の北信地方の作況指数は97だった。県農業試験場の水田(八重森町)で栽培しているキヌヒカリの平均収量(平成15年~21年のうち収量最高、最低年を除く5年の平均値)は10アール当たり680㎏となっている。
 1㎡当たりの総もみ数は通常の倍以上の約4万~6万粒で、稲穂に付いたもみのうち中身が充実したもみの割合を示す登熟歩合は86~92%と高い値だった。草丈はいずれも100㎝以上あり、1㎡の穂数は①が440本②は571本③は607本だった。県農業試験場の平均穂数(同)は1㎡439本となっている。
 同コースでは注目すべき点として草型をあげている。ケイ酸の濃度が高いため、生育全期間を通じて直立型で収穫期でも垂れ葉が少なく、稲も丈夫で倒れにくかった。このため通常に比べて陰が少なく、日光の当たる面積が増えて光合成効率が高まり、稲の生育を促進したと推測する。
 中島教諭は「ケイ酸で茎葉が硬くなることは報告されているが、施用量や直立葉化についてまでは研究されていない。大量に投与するという概念がなかったのでは。我々が思っている以上に稲はケイ酸を必要としている可能性が高い」と話している。
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