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未来を拓く(6)若手生産者の挑戦!
妻有畜産(第36回 日本農業賞大賞受賞)
http://www.zenchu-ja.or.jp/prize/pdf/071212_06.pdf#search='妻有畜産';
妻有ポーク( 美味爛漫どっとコム)
http://bimiranman.com/SHOP/616166/list.html
2011年1月14日 新潟日報
「細菌を運んでくるネズミ対策を考えないと」「単独では難しい。共同で対応した方が効果がでる」。十日町市で開かれる若手養豚生産者グルーブ「ぶたのしっぽ」の研修会では、活発な議論が繰り広げられる。ブランド豚「妻有ポーク」で知られる同市と津南町の20~30代の後継者や従業員約30人の集まりだ。
同市の沢口養豚場社長・沢口晋さん(31)らが中心となって1年前に結成した。適度な脂肪分があって柔らかく、肉色の良さも評価される妻有ポーク。ブランドに育て上げた経営者の多くが60歳前後となる中、次を担う世代が飼育方法の研修会や意見交換を定期的に行う。
県内の養豚農家は2000年から10年間で約1000戸減少し、167戸。09年1年間だけでも10戸が廃業した。沢口さんは「生き残るには経営体ごとのやり方に固執せず、技術研究を進める必要がある。みんなが集まる場があれば、情報交換もできる」と狙いを語る。ブランド力強化へ、メンバー自らスーパー店頭に立ち生産方法などを発信する方針だ。
06年にUターン就農した沢口さんはメンバーで唯一の経営者。妻有ポークの生産農家10戸でつくるグルーブ「妻有畜産」の中でも若手リーダー的存在だ。魚沼地域は最高級品として知られるコシヒカリが注目されるが、沢口さんは「妻有ポークも幅広い世代にファンがいて、やりがいがある」と話す。
妻有畜産の田中勤代表(56)は「経営が厳しいといわれる中でも養豚に飛び込んできた芯のある若者ばかり。未熟な部分もあるが、研修などを通じて成長していけば安心して次を任せられる」と期待を寄せる。
同地域は、外部から仕入れた豚を一時搬入する隔離豚舎を設置するなど先進的な伝染病予防策をとり、安心・安全面でも評価が高い。08年からは、都内の有名ラーメン店から卸業者を通じて注文が入るようにもなった。
しかし、養豚経営には逆風が吹く。景気低迷で枝肉価格は07年をピークに下落が続き、逆に輸入トウモロコシなど飼料価格は高騰。昨年、宮崎で口蹄疫が発生した際は国産肉のイメージ悪化も心配した。さらに危機感を強めたのが、政府が参加を検討する環太平洋連携協定(TPP)豚肉は現在も米国などから輸入され国産の2~3割安で流通するが、関税が撤廃されれば半額前後まで下がるとされる。
沢口さんはTPP参加も想定し「安心、安全は前提になる。定時・定量・定品質の供給態勢を整え、業者や消費者にアピールしなければ、ますます経営は厳しくなる」と話す。豚舎の改築や増棟も視野に入れ、さらに効率的な出荷や肉質の向上に取り組む。「生産者同士が切磋琢磨して飼育能力を向上させれば十分やっていける。地域のブランド力をさらに高めたい」と力を込めた。
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http://www.uonumakoshihikari.com/
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