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若手生産者の挑戦!
農業生産法人「越後ファーム」
〒959-4402 新潟県東蒲原郡阿賀町津川141-1
tel.03-5322-3033
http://www.echigofarm.com/
日廣商事株式会社
http://www.nikkoshojigroup.co.jp/index.html
2011年1月5日(水)新潟日報
阿賀町
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E8%B3%80%E7%94%BA
農業を一生の仕事に選び、可能性に懸ける若者たちが県内にいる。手間暇を掛けたコメづくり、自家製野菜たっぷりのランチ、高付加価値の加工食品。若い感性が消費者の心をつかみ、全国の食卓を支える。「もうからない仕事」から「やりがいのある職業」へ―。農業の未来を拓く若手の姿を追った。
2合パック6個セット1万円―。安売り競争に逆行する超高級コシヒカリが伊勢丹新宿店(東京都)の今冬のカタログギフトに初登場した。農業生産法人「越後ファーム」(阿賀町)が2010年、伏流水を掛け流して育てた「自然農法米」有機肥料さえ使わず、収量は慣行栽培の3分の1にとどまる。刈り取りも脱穀もすべて手作業で行った。
社長の近正(こんしょう)宏光(39)が「手間は掛かるがまさに究極のコメ。他社との徹底的な差異化が図れる『越後ファーム』自体をブランドとする第一歩」と話す自信作は、既に予定の90セットを完売した。越後ファームは、都内の不動産会社「日廣商事」社長の近正さんが、2006年に設立した。ほかに従業員が約10人。ミネラル豊富な奥阿賀の伏流水と、昼と夜で10度以上の寒暖差を生かし良質米を作る。米は全国のデパートで店頭販売向けやギフト品に採用された。旧荒川町(村上市)の兼業農家に生まれた近正さんだが「とても採算が合わず両親は全く継がせる気はなかった」。首都圏の大学を卒業後、同社に入社し貸しビルの管理業務などを行ってきた。]
農業参入に動きだしたのは02年。「農業にはマーケティングの発想が薄い。顧客が何を求めているか調べて、応じた品を提供すればチャンスは広がる」とコメ、中でも優良農地として本県を選んだ。部外者を受け入れにくい農村の風土。ましてや県外企業の参入には抵抗感が強く、「どこに行っても断られた」(近正さん)04年に同町の専業農家「清田正則」さん(68)と出会い、指導・協力してくれるよう必死に口説き、創業にこぎ着けた。
清田さんは「東京、不動産屋・・・。初めはうさんくさかったが、黙ってても中山間地はじり貧との思いもあった。近正さんの若さと熱意に懸けてみた」と振り返る。水や気候などもともと栽培環境としては恵まれた同町。「知ってもらえさえすれば人気は出る」と、営業を担う近正さんは品質重視の顧客層を持つデパートに絞って攻勢。バイヤーを現地に招き、生育環境をPRした。栽培・管理の工夫も重ね、自然農法米のほか、もみのまま保管し注文を受けてから精米する「今摺り米」にも挑戦。玄米保管に比べて鮮度維持に優れ、いつでも新米に近い状態で食べられる。伊勢丹新宿店の畔田隆弘バイヤーは「コメは生ものなので、精米時期などでも食味が全く変わる。目の肥えたお客さんも多いが、回転率は高い」と評価する。
近正さんは、今年大きな焦点となる環太平洋連携協定(TPP)も前向きに受け止める。「国内の流通網はほぼ埋まっている。国内農家が未開拓の海外デパートに入り込むチャンスだ」越後ファームの販売高は5年間で約10倍の3千万円、面積は1ヘクタールから11ヘクタールに拡大した。将来性がないと両親に反対された農業。でも参入して5年たった今思う。「努力した分は報われる。こんな魅力的な仕事はない」と胸を張った。
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http://www.uonumakoshihikari.com/
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