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鈴木宗男
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%AE%97%E7%94%B7

佐藤優 (外交官)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%97%A4%E5%84%AA_(%E5%A4%96%E4%BA%A4%E5%AE%98)


2010年09月08日16時14分 佐藤優の眼光紙背:第79回

 9月8日午後、7日付で最高裁判所第一小法廷が鈴木宗男衆議院外務委員長(新党大地代表)の上告を棄却した。鈴木氏の弁護人は異議を申し立る意向を表明しているが、過去の例でこの種の異議が認められたことはない。近く懲役2年の実刑が確定し、鈴木氏は刑務所に収監される。

 最高裁判所は最高政治裁判所でもある。それは、2002年に鈴木宗男追放キャンペーンの中心に立った竹内行夫外務事務次官(当時)が現在、最高裁判所裁判官をつとめている事実からも明白だ。所属する小法廷が異なるなどということは、本質的問題でない。司法試験にも合格していないので、法曹資格ももたず、かつ極めて政治的動きをする人物を行政機関である外務省から受けいれている最高裁判所という組織自体が、「司法権の独立」という名目からかけ離れた組織だということを筆者は指摘しているのだ。

 このタイミングで最高裁判所の司法官僚が鈴木氏の上告棄却を決定したことは、きわめて合理的だ。それには2つの理由がある。

 第1の理由は、9月10日に大阪地方裁判所で行われる村木厚子元厚生労働省局長の裁刑事判で、無罪判決が予想されているからだ。そうなれば特捜検察は正義の味方であるという神話が裁判所によって覆される。当然、世論の特捜検察の取り調べに対する疑念と批判がかつてなく強まる。そうなると、「国策捜査」によって事件が作られたという鈴木氏の主張を完全に無視することができなくなる。

 第2の理由は9月14日の民主党代表選挙で小沢一郎前幹事長が当選する可能性があるからだ。最高裁判所の司法官僚にとっては、これも頭痛の種だ。小沢氏は鈴木氏の政治的能力を高く評価している。そもそも鈴木氏を衆議院外務委員長に抜擢したのは小沢氏だ。小沢政権になれば鈴木氏が政府の要職に就くなど、政治的影響力が高まるのは必至だ。そうすれば排除が困難になる。

 この結果にいちばん喜んでいるのは外務官僚だ。鈴木氏が収監されることにより外交機密費(報償費)の不正使用や、外交秘密文書の破棄に対する責任を追及する政治家がいなくなると外務官僚はほっとしている。しかし安心するのはまだ早い。鈴木氏は小沢氏に外務官僚に関するヤバイ情報をすべて引き継いでいるはずだからだ。

 いずれにせよ、今回、最高裁判所が鈴木氏の上告を棄却したことは、普通の国民の目には見えにくいが、「誰が日本国家を支配するか」を巡って、資格試験に合格したエリート官僚と国民によって選ばれた国会議員の間で展開されている熾烈な権力闘争を反映したものだ。(2010年9月8日脱稿)



*【佐藤優の眼光紙背】有罪が確定した佐藤優を国会に参考人として招致せよ!

2009年07月06日11時00分 佐藤優の眼光紙背:第54回

6月30日、最高裁判所は、筆者の上告を棄却する決定を行った。上告理由が、事実上、法律違反、事実誤認の主張にすぎず、最高裁判所が要求する憲法違反の要件を備えていないという判断だ。この判断は、間違えていると思う。条約の有権的解釈が外務省に属するか否かという重大な争点があるにもかかわらず、最高裁判所はあえてそのことを無視している。いずれにせよ、近く筆者の有罪が確定し、外務公務員(外交官)としての身分を失う。

この事件についての筆者の見解は、『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮文庫)に詳しく書いた。それに付け加えることは特にない。国策捜査、政治裁判とはこういうものだ。途中で選択肢がいくつかあるように見えても、「あがり」はすべて「地獄」になっている双六のようなものだ。

こういう結果になってしまい、国民のみなさんに対して、心の底から詫び申し上げる。筆者は国民の税金でロシア語を勉強した。それには少なく見積もっても、1500万円くらいかかっていると思う。また、外交官として高給を得て、7年8カ月もモスクワに勤務し、帰国後、主任分析官というポストを得て、インテリジェンス・チームを統括し、報償費(機密費)も使うようになった。それはすべて、北方領土問題を解決するためであった。

2002年に鈴木宗男バッシングが起きず、橋本龍太郎、小渕恵三、森喜朗の3総理が進めた交渉を続けていれば、今頃、歯舞群島、色丹島は日本に返還されていたと思う。そして、国後島、択捉島についても、どのように日本の主権を確認するかとい目処がそろそろついていたと思う。それができずに、戦線を中途離脱することを申し訳なく思い、筆者の至らなさを国民に対してお詫び申し上げる。

それとともに、鈴木宗男衆議院議員に対して、心の底からお詫び申し上げる。北方領土交渉をすすめるにあたって、外務省は政治の力を必要とした。そこで筆者が外務省幹部の指令に従って、鈴木氏を外務省に引き寄せる役割を筆者がになった。当時、筆者も外務省の本質が伏魔殿であることを知らなかった。鈴木氏が外務省の応援団にならなければ、禍を避けることができとと思う。その点で筆者は鈴木氏に対してとても申し訳なく思っている。

他方、外務省に対しては、これまで公判対策で不利になるために述べていなかった報償費(機密費)問題や支援委員会めぐる不思議な出来事についても述べたい。2002年、民主党が筆者を参考人として国会に招致したが、外務省が抵抗して実現しなかった。筆者はいつでも国会の参考人招致に応じ、筆者が知る外務省の闇について明らかにしたい。(2009年7月5日脱稿)



*鈴木宗男氏の控訴棄却!

2008年02月26日11時00分 佐藤優の眼光紙背:第22回

2月26日、東京高等裁判所は、鈴木宗男衆議院議員(60歳、新党大地代表)の控訴を棄却した。鈴木氏に対し、あっせん収賄など4つの罪状について、第一審の東京地方裁判所が懲役2年の実刑判決を言い渡した。鈴木氏は、無罪を主張しているので、当然、上告する意向という。筆者は、鈴木宗男疑惑関連で逮捕された関係者であるので、この判決に関して客観的なコメントをすることはできない。しかし、鈴木氏が書いた『闇権力の執行人』(講談社+α文庫)を読めば、鈴木氏の弁明には十分説得力があることがわかる。あっせん収賄で問題になっているやまりんという木材業者から受けた政治献金400万円(検察側主張では500万円)について、鈴木氏は領収書を発行している。賄賂に対して領収書を発行するような間抜けはいない。

ちなみに筆者は背任、偽計業務妨害で執行猶予付きではあるが、懲役2年6月の有罪判決を言い渡された。閣僚経験者の鈴木氏が懲役2年で、チンピラ小官僚の筆者が懲役2年6月というのは、どう考えても均衡を失している。鈴木氏に対して失礼だ。筆者が懲役2年6月ならば、その影響力からすれば鈴木氏は懲役200年くらいが妥当だと思う。もっとも政治裁判というものはこういうものだ。

筆者は東京拘置所にプレハブで仮設されていた調室(しらべしつ)で、東京地方検察庁特別捜査部の取り調べ担当検事から国策捜査について告げられたときの模様を正確に記憶している。

<「これは国策捜査なんだから。あなたが捕まった理由は簡単。あなたと鈴木宗男をつなげる事件を作るため。国策捜査は『時代のけじめ』をつけるために必要なんです。時代を転換するために、何か象徴的な事件を作り出して、それを断罪するのです」
「見事僕はそれに当ってしまったわけだ」
「そういうこと。運が悪かったとしかいえない」
「しかし、僕が悪運を引き寄せた面もある。今まで、普通に行われてきた、否、それよりも評価、奨励されてきた価値が、ある時点から逆転するわけか」
「そういうこと。評価の基準が変わるんだ。何かハードルが下がってくるんだ」
「僕からすると、事後法で裁かれている感じがする」
「しかし、法律はもともとある。その適用基準が変わってくるんだ。特に政治家に対する国策捜査は近年驚くほどハードルが下がってきているんだ。一昔前ならば、鈴木さんが貰った数百万円程度なんか誰も問題にしなかった。しかし、特捜の僕たちも驚くほどのスピードで、ハードルが下がっていくんだ。今や政治家に対しての適用基準の方が一般国民に対してよりも厳しくなっている。時代の変化としか言えない」>
(佐藤優『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』新潮文庫、2007年、366~367頁)

これが実態なのだと思う。問題は、鈴木氏を断罪することによって何が変わったかだ。

国内的には、弱肉強食の新自由主義が大手を振るって歩くようになり、格差が拡大し、貧困問題が生じた。現下日本の貧困は個人の努力によっては解決されない構造問題だ。

外交的には、鈴木氏が進めようとした地政学に基づく勢力均衡外交が後退したことだ。北方領土問題の解決を鈴木氏が重視したのも、日露の戦略的提携を深め、対中国牽制に用いるという勢力均衡の発想が当時の日本政府と外務省にあったからだ。外交においても、「ただひたすらアメリカに従っていればよい」という惰性に流され、鈴木事件後の6年間で日本の外務官僚の基礎体力は著しく弱ってしまった。

鈴木宗男事件による日本の国策の転換が、果たして国民の利益に適うものであったか否かをこの機会に再検討してみる必要があると思う。(2008年2月26日脱稿)
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