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百度
http://ja.wikipedia.org/wiki/Baidu

DIAMOND online 2010年9月9日  

 グーグル、ヤフーに次ぐ世界3位のインターネット検索サービスBaiduは、創業10周年を迎えた。10人足らずで起業した会社は急成長を遂げ、いまや押しも押されもしない中国首位のインターネット企業となった。創業者の李彦宏(ロビン・リー)会長兼CEOが、Baiduのこれまでの10年とこれからの10年について語る。

自信と起業の夢を育んだシリコンバレーの息吹「6ヵ月で検索エンジンの初版を開発します」──。

時計の針を巻き戻した10年前の2000年初頭、31歳の若き経営者が、海千山千のベンチャーキャピタルの投資家たちを相手に今後の事業計画を熱く語っていた。中国インターネット検索サービス最大手Baiduの李彦宏(ロビン・リー)会長兼CEOである。

「もっと資金を出すから開発を早めることはできないか」。創業したばかりで喉から手が出るほど資金が必要だったロビンにとって、非常に魅力的な提案だった。普通の経営者であれば、「わかりました。やってみましょう」と請け合ったことだろう。しかし、しばし考えたすえに彼が口にした返答は、「できません」だった。

 このひと言で、Baiduとロビンはベンチャーキャピタルの信頼と資金を勝ち取った。あとになって投資家たちから、「あなたの回答には非常に満足した」と聞かされた。ロビンが非常に正直であり、できるかどうかわからないことを軽々しく約束する人間ではないとわかったからだった。

「少許諾,多兌現」(わずかの承諾で、多くを実行すること)──。ロビンの経営信条だ。実際、検索エンジンの初版はわずか4ヵ月で開発を完了し、投資家たちを驚かせた。

 業績だけを見れば、Baiduのこれまでの10年は順風満帆そのものだ。この9年で売上高は684倍の44億元(約572億円)まで急拡大し、中国におけるシェアは70%超と断トツだ。

 だがここまでの道のりは決して平坦ではなかった。創業当初は、「もうダメかもしれない」と何度も挫けそうになった。そんなときロビンを支えたのは、「自分が好きなことにチャレンジするなら、たとえ失敗しても後悔しない」というチャレンジ精神だった。その原点となったのは、8年間の米国生活だ。

門・北京大学で情報管理の学士号を取得したロビンが渡米したのは1991年、23歳のときだった。大学院でコンピュータサイエンスを学び、「ウォールストリートジャーナル」の金融ニュースの検索システム担当を経て、97年、シリコンバレーに本社を構える検索エンジンのパイオニア、インフォシークのエンジニアに転じた。

 世界中から優秀な人材が集い、IT企業が次々と誕生するシリコンバレーの息吹に触れたロビンは、自らも起業への思いを募らせていく。96年には、検索エンジンの主要技術であるハイパーリンク解析技術に関する特許を米国で取得し、検索エンジンの第一人者としての評価を着々と固めていった。

多くの人が恩恵を受け、多くの人が使いたいと思う検索サービスを提供したい」。99年、ロビンはそんな思いを胸に創業を決意する。当時、中国のインターネット市場は急成長を遂げていたが、検索エンジンの分野は技術的に遅れていた。その分野に強みを持つロビンにとっては絶好のチャンスだった。ベンチャーキャピタルから120万ドルの融資を獲得して帰国すると、翌2000年1月1日、ITベンチャー企業が集積する「中国のシリコンバレー」、北京・中関村でBaiduを起業した。

「この10年を振り返ると、嬉しかったときよりむしろつらかったときのほうが印象に残っている」。そう語るロビンの脳裏には、2度の絶体絶命の危機の記憶がまざまざと蘇っていた。

 最初の危機は、創業から1年で訪れた。その頃の中国は、ポータルサイト(インターネットの入り口となるサイト)の最盛期で、Baiduは検索サービスをポータルサイト向けに提供して技術料を得ることで順調に収益を伸ばしていた。だがロビンは、「多くの人が使いたいと思う検索サービスを提供する」という初志を貫徹するためには、エンドユーザーに直接サービスを提供するビジネスモデルへと転換するべきだと考えていた。

 ようやく事業が軌道に乗り始めた時期だっただけに、当然多くの社員や株主、経営陣から反対された。ここで普通の創業社長であれば、鶴のひと声ですませてしまうところだろう。だがロビンは違った。反対者の意見にも耳を傾け、議論し、忍耐強く説得を続けた。そんなとき、ある大手ポータルサイトが、一方的に技術料の支払いを拒否するという事態が起きた。従来のビジネスモデルの限界が露呈したのだ。この事件も後押しとなって、最終的には反対していたメンバーから賛成を取り付けた。

「真摯な姿勢、チームビルディング(個性を生かしつつチームを一つにまとめること)を大切にするリーダーシップ、ピンチでも感情をコントロールできる冷静さがすばらしい」。07年からBaiduの社外取締役を務めている、元ソニー会長でクオンタムリープ代表取締役の出井伸之が評するように、ロビンは、エンジニアの才能だけでなく、経営者としての優れた資質にも恵まれている。

 第2の危機は、米ナスダック上場を間近に控えた05年のこと。中国で検索サービス首位の座を固めつつあったBaiduに対し、マイクロソフトやグーグル、ソフトバンクなどが出資や買収の意向を示したのだ。彼らが提示した価格はいずれも、IPO(新規株式公開)する場合の価格を上回っていた。

 折しも、上場前のロードショー(投資家への説明会)の最中だった。ロビンは、昼間は将来の投資家に対してBaiduのよさを強調し、株式を購入するよう訴えた。一方、夜は売却を望む投資家と会い、Baiduの潜在力を訴え、売却すべきではないと説得した。当時、投資家には拒否権があり、1人でも上場に反対すれば上場できない。まさに絶体絶命の状況だったが、またしてもロビンは持ち前の真摯さと冷静さで全員を説得し、買収の危機は回避された。

 05年8月、Baiduは無事ナスダック上場を果たし、公開価格27ドルに対し終値は4.5倍の122ドル強まで上がり、当時の上場初日株価上昇率の新記録を打ち立てた。

 快進撃を続けるBaiduの強みは何か。

 まず、得意分野に特化していることだ。競合他社は数十ヵ国の言語に対応しているが、Baiduは中国語と日本語の2ヵ国語だけ。7000人あまりのリソースを2言語に注力することで、市場が求める技術やサービスを迅速に開発することが可能になっている。

 もう一つは、優秀なエンジニアチームを持っていることだ。ロビン自身も世界屈指のエンジニアであり、Baiduには中国全土から優秀な人材が集まってくる。

克服すべき課題も見えている。「Baiduはまだ若い会社。技術面では最強を自負しているが、その他の分野はそれほど優れているとはいえない」。GMACやアメリカン・エキスプレスなど外部から優秀な人材を招聘し、マネジメント体制の強化を急いでいる。自分に欠けているものを認識し外部に求めることができることも、ロビンの経営者としての優れた資質の一つだろう。

 またBaidu初の海外進出先である日本事業の拡充も課題の一つだ。グーグルとヤフーの2強が9割超を占める市場で苦戦を強いられているが、「言語や文化に合った独自のサービスや機能を提供していけば、日本のユーザーに受け入れられるはず」と、時間をかけて市場での存在感を高めていく構えだ。

 一方、グーグルがつまずいている中国市場では、Baiduの存在感がさらに高まっている。だが、「今後市場が成長する過程で、新しいビジネスチャンスが生まれ、新たなプレーヤーが参入すれば、競争はいっそう激しくなる」と、手綱を緩める様子はない。

 今年3月15日、Baiduはとうとう株価でグーグルを抜いた。成長市場の中国で、成長産業のインターネットを生業とするBaiduに対する期待の大きさがうかがえる。

 10年後のBaiduはどうなっているのか。「10年後を予測するのは難しい。でも予測できないからこそ、心が奮い立つんだ」──。「少許諾,多兌現」を信条とし、常に期待以上の成果を上げてきたロビンとBaidu。だからこそ、期待せずにはいられない。(敬称略)

(「週刊ダイヤモンド」編集部 前田 剛)
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