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ヴィッツ (Vitz)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%84

 

 

 

新型ヴィッツベースのハイブリッド システムは、先代プリウスの1.5ℓ+モーターを使用!

2011年01月03日(月)現代ビジネス

もしもエコカーのみにスポットを当てたイヤーカー表彰があるとすれば、'09年の受賞車はプリウスだろうし、'10年はリーフだったろう。では'11年はどんなモデルが授賞するか? ほぼ間違いなく、ここで紹介するヴィッツベースのハイブリッドカーであろう。

 開発呼称090Aと呼ばれるコンパクトハイブリッドカーの概要が明らかになったのは、この10月上旬のこと。フィットハイブリッドが発売されたタイミングに重なる。

 インサイトが発表された時にプリウスの情報がされたように、今回もライバルを牽制する意味で社内情報が流れてきた可能性が高い。

 ともあれ、トヨタのハイブリッド専用車のなかでも最小となるコンパクトハイブリッドカーである。ベースは前述のように次期ヴィッツで、発売予定は'11年秋。驚くべきはその性能で、10.15モード燃費で44km/ℓ、順次移行しているJC08モードに換算しても40km/ℓという驚異の数値をマークする。

 本企画ではこのコンパクトハイブリッドカーについて、これまで報じられてきた情報を整理しつつ、新たに入った最新ニュースをお届けしたい。

 まずシャシーのベースは右記のとおり、この12月下旬にデビューする新型ヴィッツとなる。当初はヴィッツとまったく同じボディで発売されることも計画されていたが、それではガソリン仕様のヴィッツの販売に影響が大きいのではないかとの声があがり、別のボディが与えられることになった。

 ホンダの場合、現時点ではフィットハイブリッドとフィットガソリン仕様の2本立てで成功しているようだが、トヨタの場合はヴィッツのガソリン仕様がネッツ店でのみ販売されるのに対し、ハイブリッド専用車は全店扱いになる可能性が高いため、ネッツ系の営業担当が反対したとの声もある。

注目のハイブリッドシステムだが、現行プリウスに採用されている1.8ℓ+モーター【ではなく】、なんと先代プリウス、つまりいま「プリウスEX」として継続販売している1.5ℓ+モーターのTHS-Ⅱが搭載されるという。

「どのようなシステムがこのサイズに適しているか、さまざまな検討がなされました。なかにはホンダさんのIMAのようなパラレルハイブリッドの搭載も研究されたと聞いています。しかし最終的には一番信頼性のあるシステムでいこう、ということでプリウスのTHS-Ⅱが選ばれたんです」

 と語るのはトヨタ関係者。すでに原価償却がすんでいる先代プリウスのシステムを使うことで大幅なコストダウンが見込めるのも重要だが、トヨタ社内でポイントとなったのはやはり信頼性。

 昨今、品質管理の重要性がますます強まり、特にトヨタは'10年、北米でブレーキ問題が発生し、日本でもプリウスリコールに発展した問題があった。

 もし仮に、このコンパクトハイブリッドに新たなシステムを載せ、リコールが発生した場合、企業イメージに対するダメージは計り知れないものがある。

 そうしたことを考えると、極力リスクの少ない方法で最大限のリターンを得られる方法として、THS-Ⅱの採用が決定されたという。

 バッテリーの搭載位置は先代プリウスとは異なり、リアシート下に配置。これによりラゲッジルームの容量を犠牲にしない作りになっているという。

 気になる電池だが、高性能なリチウムイオン電池搭載も検討されたものの、コストの関係で現行プリウスと同じニッケル水素が有力だという。まだまだ高価なリチウムイオン電池は、量産によりコストが下がっていった時点で切り替えていく、というのが関係者からの情報。

 またモーターも先代プリウスと同じものが搭載されるわけではない、という情報も入ってきている。ボディが小さく軽くなったぶん、それほど大きなトルクは必要ない。モーターを小さくシンプルなものにすることでさらなる軽量化を実施し、燃費向上の狙いがあるという。

そしてデザインである。フロントマスクはベースモデルのヴィッツの面影を残しつつ、ハイブリッド系の先進性を演出した仕上げになっているという。

フォルムは'10年1月のデトロイトショーで公開されたトヨタのコンパクトハイブリッド「FT-CH」とほぼ同じ。特にリアデザインはこれと同じイメージになる予定。

 全体的なイメージはプリウスとヴィッツの融合・・・といった感じになるそう。

 ボディサイズはライバルとなるであろうフィットよりひと回り小さく、全長3800×全幅1690×全高1500mm。フィットより全長で100mm短く、全高で25mm低い。

 燃料タンク容量は40ℓくらい。そうすると1600km以上無給油。実燃費でも1000km以上走れることになる。

ライバルを蹴散らす圧倒的な実力!

 さてではそのコンパクトハイブリッドだが、気になるポイントは価格とライバルとの性能差、そしてデビュー時期だろう。

 今回関係者への取材でわかったことだが、トヨタはこのコンパクトハイブリッドで「すべてのライバルに圧倒的な差をつけて勝つ」という凄まじい目標を掲げている。発売は'11年秋~冬を予定しており、10月発表、12月発売開始が濃厚な線。

この時期にコンパクトカーで活躍しているモデルは左にあげたクルマたちだが、10.15モード燃費で比較するぶんには、どれも(フィットハイブリッドでさえ)相手にならないのが現状の分析。

マーチやヴィッツがアイドリングストップを搭載してそこそこ燃費をアピールしています。確かにアイドリングストップ装置は単価が安くてそれなりに効果も出るんですが、ハイブリッドのように【数が出ればどんどん安くなる】というものではありません。

 今がギリギリの採算ラインでしょう。これ以上は安くならない。けれどハイブリッドは違います。量産効果で電池がどんどん安くなるんだから、ガソリン仕様からの値上げ幅もどんどん縮まります」

 と自信を覗かせるのが前述のトヨタ関係者。

「むしろ実質的な維持費という面では軽自動車がライバルになるだろうし、先進的なイメージというところでマツダさんのSKYACTIV-G(スカイアクティブG)が台頭してくるのではないかと考えています」

 と続ける。

 また、こうした他メーカーの主力車種もライバルとなるのだが、当然自社製品、特にひとクラス上のプリウスも顧客を奪い合うことになるのではないか。

「一部、ユーザーが重なることは承知の上です。そのうえでお客様に選んでいただきたい。というのも、現在プリウスを買ってくれない最大の層はどんな人たちかといえば、やっぱりフィットなわけです。いつも月販ランキングで2位につけている。これをヴィッツだけで攻略できるかというと、そういうわけにもいかない。もっと強力な商品力が必要です。そこでこのコンパクトハイブリッドなわけです」

 とトヨタ関係者は続ける。

「もちろん大歓迎ですよ。一刻も早く出してほしい。というのも、いまプリウスがガチンコの競合で負けるケースって、ホンダさん相手がほとんどです。フィットはこれだけ引いてくれたっておっしゃる。ハイブリッドって言ったってフィットにも乗ってるやろとも言われる。でもコンパクトハイブリッドが発売されれば、そういうお客さんが丸ごと取り込めるわけでしょう。プリウスじゃちょっと高いなってお客さんを取り込めるっていうんはすごく強力です」

 とはトヨペット系販売店幹部のコメント。最大のライバルであるフィットはこの10月8日にマイチェンを実施し、安価でお買い得なガソリン仕様のフィットと、先進的で環境に優しいフィットハイブリッドの二枚看板を用意してきた。

 そこでトヨタは本家ハイブリッドカーのプリウスと、この新型コンパクトハイブリッドカーで対抗するという算段なのだ。

約7万km走れば、ガソリンよりお得!では気になる価格はいかほどなのか。

 現行プリウスの最量販グレードが215万円、プリウスEXが189万円、フィットハイブリッドが159万円。プリウスEXよりも小さいボディで、フィットハイブリッドよりも複雑で高価な機構を持つことを考えると、170万円程度が予想されるが、

「いやいや、もう少し安くするって話を聞いてますよ」

 とは前述の販売店幹部。現行プリウスは従来の想定価格より20万円近く安くしたことで大ヒットモデルとなり、新車市場全体を牽引するほどに成長した。今回もまた戦略的価格で大ヒットを狙う可能性は充分ある。何しろハイブリッドシステムはプリウスEXからの流用、基本シャシーもヴィッツから流用なのだから、新規部品は通常の新型車よりグッと少ない。

プリウスがデビューしたことで、プリウスよりひとつ上のクラスは販売を大幅に減らしました。トヨタのなかではそれでも売れる車種が、トヨタにとって本当に必要な車種、お客さんが求めている車種だという認識があります。それと同じことを、今度はひとつ下のクラスの車種でもやるんじゃないか。個人的にはそう考えてます」

 そう続ける販売店幹部の予想価格はズバリ155万円。フィットハイブリッドよりも安価な価格設定で勝負を仕掛けるのではないか、と語ってくれた。

'11~'12年、トヨタはハイブリッドの新車攻勢をかける。その中でもエース機といえるのが、このコンパクトハイブリッドだ。

 10.15モード燃費44km/ℓ、JC08モードで40kmℓ。実燃費で30km/ℓを目指す。

 本誌の調査によればガソリン仕様のフィットは実燃費17km/ℓほどである。Gスマートセレクションで135万円だから、価格差は約20万円。ガソリン代に換算すると約7万kmを走行した時点で、この価格差は回収できることになる(レギュラー価格130円/ℓで計算)。

ハイブリッドはついに、維持費でコンパクトカーを抜くまでになる。まさにこのモデルは革命児たるゆえんだ。

 繰り返しになるが、デビューは'11年秋。あと10カ月、心して待つべし。

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台湾は中国の一部ではない~李登輝元台湾総統インタビュー(最終回)

2011.01.03(Mon)JBpress

 マット安川 李登輝閣下は日本統治下の台湾に生まれ、敗戦によって日本が台湾統治を放棄するまで「日本人」として生き、次いで中華民国の「中国人」として生きてきました。しかしその実は、「台湾経験」に裏打ちされた強烈な自意識を持つ確固たる「台湾人」です。

 混迷を深める日中関係そして東アジア情勢を、日本と中国互いの隣人として、同時に当事者として捉えられる稀有な人物であると言って過言ではないでしょう。

 船頭がどこへ向かおうとするのか一向に見えないばかりか、そもそも船頭がいるのかさえ疑われる日本は、いまこそ閣下のことばに耳を傾ける必要があるのではないでしょうか。

 かつて日本には国家百年の計があり、それを支える教育政策があった。ことばの端々からそのことがうかがわれたインタビューの最終回。日本への力強いメッセージが語られます。

日本人はなぜ中国にぺこぺこ頭を下げるのか!

李登輝 日本においては指導者のリーダーシップの不在というようなことが言われますが、アメリカが何か言うたびに「Yes, Yes」とか、ことあるごとに中国に頭を下げる必要はないんですよ。

 私が分からないのはね、いまの日本の政権を握った人たちは、なぜどの人もこの人も中国に対してペコペコ頭を下げているのか。これだけ実力のある国が・・・でしょ?

 田中(角栄)・大平(正芳)以降、この状態がクセになっちゃっている。(日本は田中首相・大平外相のときに台湾との日華平和条約を廃止し、日中国交正常化を実現させた)

 しかし考えてみれば、やっぱりアメリカは国際的に一番力があるし日米同盟もあるし、将来における西太平洋の主導権を誰が握るかという問題もある。

 やはり日本、台湾、アメリカの関係をうまく維持するように、昔のクラシカルな連中が考えるようなやり方ではなくて、自由諸国、民主主義諸国がお互いに平和的にやっていく方向で解決しなくちゃならないんです。

 日本にもそういう外交官が出てきて、アメリカとこういうことをちゃんと話し合う。それにはまず第一に、総理が非常に大事です。総理がこういう気持ちでアメリカと話し合う。

アメリカとはそれができるはずですよ。アメリカ人は日本の文化を尊敬しているんだ。

 オバマ大統領が日本を訪れて天皇陛下に会ったとき、彼は天皇陛下に90度の最敬礼を挙げたでしょ。その後で中国に行ったときには、そんなことはやっていない。

 もともとアメリカ人の知識分子は中国に対して好意的である、これは間違いありません。アメリカ知識人の考え方は非常に中国に同調しているでしょ。

 これは中国が諸国から圧迫されてあちこち占領されていた時期、出遅れたアメリカはどこにも入っていけなかった。だから機会均等、門戸開放を呼びかけた。これが中国に対しては中国に味方すると言ったんだな。

 このような考え方が深く入り込んで、アメリカ人は中国にある程度味方をしている。

オバマが天皇陛下に頭を下げた理由!

 そんな中で、なぜオバマは天皇陛下に最敬礼したのか。

 オバマはアメリカで大統領になった最初の黒人ですよ。黒人がアメリカでやっと大統領になれた。アメリカはすでに黒人に大統領をやらせないとうまくいかないところまで来ている。

 そのかわりオバマは苦労してきた。例えばキング牧師、私が非常に尊敬している牧師ですけどね、私がアメリカにいたときに暗殺されました。そんなふうに黒人はアメリカで苦労してきた。

 オバマは恐らく心の中では、いろんなことを考えているんですよ。その彼が天皇陛下に対して90度頭を下げたのは、私に言わせると日本文化に対する尊敬ですよ。

 天皇陛下は日本の文化を代表する、そして日本にはこういう文化がある、この文化に対するアメリカ人の、黒人としての尊敬ですよ。

日本の新聞、雑誌、テレビはこのことについて何も言わないけれども、これを日本ははっきり知らないといけない。

 オバマの後で、習近平が日本にやって来て天皇陛下に会いましたね。ああいう若者がああいう態度を取るというのは、日本を見くびっているんですよ。それがオバマと違うところ。

 中国人の日本に対する考え方を、あんがい日本は知らないんですよ。中国人の中に深く入ったことがないから。

 私は22年間、「日本人」でした。日本の教育を受けて日本の生活に入って、軍隊にも行ったしいろんなことをやっている。

 そして今度は「中国人」として中国社会に入ると、中国人とは何か、北京政府が何を考えているか、台湾における中国人が何を考えているか、われわれには分かりますよ。

習近平は日本を見くびっている!

 彼らは現実的ですよ、ものすごく。

 習近平が今までどこにおったかご存じ? 福建省(大陸の台湾対岸)の主席ですよ、だから彼は台湾のことをよく知ってる。

 ものすごく現実的で、日本を見くびっていて、台湾のことをよく知っている。こういう人物が胡錦濤の次の指導者になるんです。

 こういうところでも私は、日台関係を将来どうすべきかということを考えなくちゃならないんです。

 日台関係で私が言うのは、心と心の絆を築き上げろということ。いまだんだんと、そういう状態が出てきております。台湾龍馬会もそうですし李登輝学校もそうです。

日本においては「李登輝友の会」というのがありましてね。2006年に山口県周南の児玉神社に私が書いた扁額が納められました。友の会の支部から児玉神社に書いてくれと言うてきましてね、それで書いたんですよ。(同神社には4代台湾総督・児玉源太郎が祀られている)

 一昨年(2008年)には松島の瑞巌寺に、「奥の細道」ゆかりの土地を歩いたときに私と家内の歌った句が碑になって芭蕉の脇に建てられました。ノーベル賞をもらった以上の名誉だと思ったな(笑)

 私の現在の考えと実践を整理してみると、東西文明の融合と中華思想の精神的束縛からの解放という経験を得て、日本人と台湾人の中国からの精神的自立によって国交なき日台関係を心の絆に結びつける、これによって日本と台湾の主体性、アイデンティティー形成に寄与するという意図が働いています。

 日本が主体性を獲得するためにこれから変わらなくちゃならないのは、日本人が精神的に解放されるのが、まず第一です。

 日本はいま心理的に閉鎖状態に置かれておるんです。これは第2次世界大戦に負けたという事実が、日本人をして精神的な鎖国に入らしめている。これをなくさないといけない。

台湾も無血革命の明治維新を経験した!

 なくすにはどうするか。心理的ないろんなファクターを取り除く必要があります。それによって日本人が精神的に解放され、中華思想の呪縛から精神的に自立できる。

 台湾では台湾経験がこれをもたらしました。厳しい独裁政治の中で、平和的な方法で血も流さず、民主的な自由な形の政権に変えてきた。

 これはそれまでの政治学や社会学で言えば、こんなやり方でやることではない。政治改革とは、革命によって血を流して、社会をひっくり返してやるというのがそれまでの考え方ですよ。

 坂本龍馬もあまり血を流さなかった。鳥羽伏見の戦い、蛤御門とあることはあったけど、全国的な問題はほとんどありませんでした。それでも明治維新が出来上がった。

 台湾もそのようにして政治改革をやり遂げました。ところがこの経験以外に、いまの台湾には国際的な地位がない、法的な地位が与えられていない。

だから台湾は「国」として、ほかの国との間に公式な外交を結ぶというのが非常に難しい。でもそれで私は総統として、歩き回っていろんな実質外交をやってきた。このような考え方は常識的な考え方からは出発できないですよ。

 これが私の台湾経験。この「台湾経験」というのはちょっと難しい概念だけれど、台湾における純粋経験です。

 純粋経験というのは、西田哲学の『善の研究』で言われているのは、主観と客観が分裂する以前に、見たそのものから直感を得る、主観客観を離れて直感的に物事をとらえて、とらえたこれから何かを進めてやっていく。

 こんな考え方はいまは当たり前ですがね、昔はこんなことは誰も考えていなかった。台湾経験については、東京外語大の井尻(秀憲)教授が『李登輝の実践哲学 五十時間の対話』の中で書いております。

 いま中国と台湾の間にはECFA(海峡両岸経済協力枠組協定)というヘンテコな協定があります。(2010年6月締結)

台湾を中国と同一視するのは蔑視以外の何ものでもない!

 イギリスが香港を放棄したとき中国はCEPA(中国本土・香港経済連携緊密化取り決め)を作って、ポルトガルがマカオを放棄したときにももう1つCEPA(中国本土・マカオ経済連携緊密化取り決め)を作って、これらは全部「一中市場」だとしました。

 ECFA中国台湾に一中市場に入れ、台湾も一中市場だと言っています。

 台湾は国際的にはWTOのメンバーですよ。一中市場に入るということは、台湾の主権を無視することなんだ。

 台湾中国が1つの市場を中心にして経済協力をやっていったらば、台湾の労賃は下がります。サラリーも下がります。お金持ちはお金持ちになるが貧乏は増える、失業者が増える。

 これは台湾を非常に侮辱したやり方ですよ、台湾と中国の関係が非常に悪くなる。こんなことはやめなさいと私は言うんです。こんなことをやるよりも、ECFAを凍結してFTAをやればいい。

FTAECFA自由貿易協定で同じじゃないかと言うかもしれませんが、ECFAは一中市場でしょ、「ひとつの中国」の市場でしょ。

 ところがFTAは全世界を中心にした考え方だから、台湾の主権は依然として台湾が握っている。一中市場に入ると台湾は主権を失ってしまいますよ。

 台湾がここまでやってきた、いちばん大事なものは何か。台湾は民主国家であるということです。台湾2300万人の人民が主権を握っているんです。

 いまの国民党政権は中国大陸と台湾をなんとか結びつけようと考えていますが、あと2年、2012年には総統選挙があります。総統が台湾のために働かなかったら、われわれは本当の台湾の人を総統に選びますよ。

 そういうような制度が出来上がっているのだから。台湾は民主国家なのだから。

――インタビューの最後に、日本のみなさんに一言いただけますか。

 台日が協力し合い、アジアや太平洋の新楽章をつくりましょう。

 私は、台日両国がアジア太平洋地域の自由と平和の共同戦略の促進につながり、確実に台日両国の経済、政治、軍事、文化の各領域において全面的な協力体制を強化でき、ともにアジア太平洋の歴史に新たな楽章を書き加えることができることを願っています。

2011.1.3 03:13 産経ニュース

日本の今年最大の経済課題は、アジア・太平洋地域を中心とした世界の成長力をいかに取り込むかである。突破口は、米国を中心に動き出した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加だ。

 しかし、菅直人首相は昨秋、農業団体などの反発にあってTPPへの参加を先送りした。このままでは、米国欧州連合EU)などと自由貿易協定FTA)を締結した韓国との競争において決定的に不利となる。

 ◆無意味な二者択一論

 関税撤廃などで打撃を受ける農業への対応は当然必要だが、「TPP参加か、農業保護か」という二者択一の議論は無意味だ。菅首相には貿易立国と農業改革を両立させ、TPPに参加する強い指導力を発揮してほしい。

 TPPは現在、米国豪州など9カ国が今秋をメドに関税の原則撤廃による自由な貿易や投資ルールなどについて交渉を重ねている。日本の参加がとりわけ重要なのは、TPPがEUを超える一大経済圏となる可能性が高いからだ。

 不参加だと米豪などへの輸出が関税分だけ不利になる。日本の製造業が生産拠点をTPP参加国に移すことも予想され、国内の産業空洞化に拍車がかかる。雇用にもマイナスだ。

 TPPにはもう一つ重要な安全保障上の利点がある。経済成長著しい中国は、国力にモノをいわせた独善的な姿勢が目立っている。昨年9月の沖縄・尖閣諸島沖の漁船衝突事件では、電子機器の製造に不可欠なレアアース(希土類)の禁輸を突然打ち出し、国際社会の反発を招いた。

 TPPは米国が事実上主導し、民主主義国を主体に構成する経済圏構想だ。これによって、中国の独善性を牽制(けんせい)する役割を果たすことは間違いない。

 政府は今年6月までに農業対策をまとめ、TPP参加の是非を最終決断するとしているが、小手先の対応であってはなるまい。国際競争力ある農業に育てるには農地を意欲的な専業農家に集約し、生産効率を上げねばならない。

 しかし、現行の民主党政権の戸別所得補償制度は減反に参加する全農家を対象に10アールあたり1万5000円を一律配分する方式にしたため、むしろ農地の細分化に向かっている。専業農家に土地を貸していた多くの零細・兼業農家が土地の返還を求める「貸しはがし」が全国で広がっているのだ。自分でコメを作って所得補償を受け取った方が、地代よりも収入が多いと判断したためである。

 それなのに菅政権は来年度さらに、経営規模を広げた農家を対象に規模加算としてその年限りで2万円支給する。TPP参加に反対する農家への懐柔策だが、これでは専業農家の規模拡大とコスト削減の努力を無にしてしまう。

 直視すべきは、高い米価の維持を目的に40年前に始まった減反政策が機能不全に陥っていることだ。この10年をみても米価は60キロあたり2万円から1万3000円に35%低下した。農業の衰退も進み、耕作放棄地は今では埼玉県の面積に匹敵する39万ヘクタールに達し、農業人口もこの30年で半減した。

 減反を廃止して自由にコメを作れるようにし、専業農家に限って所得補償すべきだ。そうしなければ、強い農業の実現は困難だし、税金を無駄に使うだけである。

 ◆コメにも国際競争力

 日本では長年、兼業農家優先の農政が行われてきた。農協組合員の多くが兼業農家でその票をあてにしてきたのが農林族議員だからだ。民主党政権でも構造は変わっていないといえる。

 だが、海外に目を向ければ、そうした農業改革を阻む内向き農政の限界に気付かざるを得ない。世界的な需要拡大でコメの国際相場が上昇している。中国産米の輸入価格は現在60キロあたり1万円だ。高品質の日本のコメには十分な国際競争力が生まれている。

 政府が昨年末、中国の国営企業とコメの対中輸出に関する覚書を交わしたのは現状を踏まえ、コメの輸出拡大をめざす考えからではないか。だが、その一方で競争力をそぐ減反を続けるのでは政策の矛盾を批判されても仕方あるまい。認識すべきは、輸出を可能にする生産余力が食糧安全保障上必要だということだ。何より農地が保全される意味は大きい。

 菅首相はそうした内外の農業の状況変化を見据えて、TPP参加を早期決断すべきだ。

中央日報日本語版 1月2日(日)

北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長と後継者の金正恩(キム・ジョンウン)労働党中央軍事委副委員長、軍部の核心らがクリスマスイブの24日、異例にも宴会を開いた。 金委員長の最高司令官推戴19周年を迎えてだ。 これまで金正日の最高司令官推戴記念中央報告大会は開かれていたが、宴会は01年に人民武力部が主催して以来9年ぶりだった。 金正日の宴会出席は初めてでもある。 朝鮮中央通信は、李英浩(リ・ヨンホ)軍総参謀長が演説し、宴会出席者らが金委員長の「健康」のために乾杯をした、と伝えた。

専門家らは「5周年の倍数でないにもかかわらず金正日親子が出席して宴会が開かれた点は注目される」と話す。 北朝鮮の天安(チョンアン)艦爆沈(3月26日)と延坪島(ヨンピョンド)攻撃(11月23日)、ウラン濃縮施設の公開、金正恩(キム・ジョンウン)党中央軍事委副委員長の就任など、今年1年間の活動を総決算する意味があるということだ。 政府関係者は「この日の宴会は通常兵器を通した対南攻撃と核能力誇示という2つのトラックを一度に稼働した北朝鮮軍部の自祝宴であり、来年初めの金正日の本格的な核ゲームを控えて開いた団結大会の性格が強い」と話した。

金正日の核ゲームはすでに始まった。 天安艦と延坪島攻撃に隠れているだけだ。 6月25日の労働新聞の論評が火ぶたを切った。 天安艦事件を「南朝鮮の特大型謀略劇」とし、「朝鮮半島はいつでも核戦争が起こりうる一触即発の超緊張状態」と主張した。 核戦争に言及して脅威を与えたのだ。 7月24日、国防委員会はさらに強力なメッセージを投じた。 翌日予定された韓米連合訓練の乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)を非難し、「核抑制力に基づいた報復聖戦を始める」と述べた。 8月24日、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長は「核抑制力に基づいた報復聖戦を始める」と繰り返した。

延坪島攻撃後はさらに露骨になった。 12月13日の労働新聞は論評で、韓国軍の西海(ソヘ、黄海)海上射撃訓練計画に対し、「朝鮮半島に核戦争の火の雲を呼ぶ昼夜の妄動」と表現した。 続いて18日には祖国平和統一委員会(祖平統)が運営するウェブサイト「わが民族同士」の論評で、「この地に戦争が起これば、朝鮮戦争とは比較にならない核惨禍が民族の頭上を覆うことになる」と脅迫した。 23日、金永春(キム・ヨンチュン)人民武力部長(韓国の国防部長官に相当)は「わが革命武力は核抑制力に対するわれわれ式の聖戦を開始する万端の準備を整えている」と述べた。 聖戦と核抑制力を結合するということだ。

金正日の核ゲームは延坪島攻撃の半月前から予告されていた。 2004年1月から6度も訪朝した核科学者ジグフリード・ヘッカー米スタンフォード大国際安保協力センター所長を通してだ。 北朝鮮はヘッカー博士の訪朝期間(11月9-13日)にその間開発を否定してきたウラン濃縮施設現場を公開した。 ヘッカー博士が「驚いた(stunned)」というほどウラン濃縮施設の統制室は完璧だった。 ウランを濃縮する遠心分離機2000基が連結されていた。 六フッ化ウランを入れて1年稼働すれば、核兵器1個分量の高濃縮ウランを得られると推算される。

米国はこの施設の技術水準がイランより進んでいるという分析を出した(ニューヨークタイムズ)。 北朝鮮はヘッカー博士とともにロバート・カーリン・スタンフォード大客員研究員も同時に招待した。 カーリン博士は「2000年に締結した朝米コミュニケが解決方法」という北朝鮮高官の話を外部世界に伝えた。 趙明禄(チョ・ミョンロク)国防委第1副委員長がワシントンを訪問し、オルブライト国務長官に会って締結した朝米コミュニケの核心は「朝米敵対関係の終息」だ。

北朝鮮は16-21日、民主党の対北朝鮮パイプであるリチャードソン・ニューメキシコ州知事を平壌(ピョンヤン)に呼んだ。 リチャードソン知事を通して「国際原子力機関(IAEA)視察団復帰の受け入れ」「核燃料棒国外搬出交渉の用意」などの融和的な案を出した。 要するに軍部を通しては従来の核兵器使用で脅威を与え、ヘッカー博士には新しい核能力を誇示し、リチャードソン知事を通しては対米核交渉の可能性を流したのだ。 核カードを前面に出すという信号とみられる。

2010年の北朝鮮の核ゲームは外形上1994年初めと似ている。 当時、北朝鮮は5MWe原子炉の核燃料棒封印除去をめぐるIAEA査察問題で米国と対立した。 南北特使交換のための実務会談の朴英洙(パク・ヨンス)北側代表は「ソウルはここから遠くない。 戦争が起きればソウルは火の海になるだろう」と述べ、韓半島危機はピークに達した。 金日成(キム・イルソン)主席はジミー・カーター元大統領を招待し、朝米高官級会談と南北首脳会談カードを通して主導権を握っていった。 CNNのアンカーまでが同行したリチャードソン知事の訪朝は当時の雰囲気を連想させる。 もちろん当時は北朝鮮が本格的な核兵器開発の門の入口を越えられなかった時だ。 しかし今は2度の核実験を実施し、核兵器の小型化と核搭載ミサイルの開発も行った可能性が高い。

キム・テウ韓国国防研究院責任研究員は「北朝鮮は韓国に対して通常兵器で挑発し、核恐怖まで助長しながら、韓国社会に極度に委縮させるゲームをしている」と述べた。 ある専門家は「核には核で対応すべきであり、韓国内から撤収した戦術核武器を持ってくるべきだという声が高まるだろう」とし「韓米国防当局の核拡大抑止委員会で、具体的な核の傘対策が用意されなければならない」と強調した。

F-22
http://ja.wikipedia.org/wiki/F-22_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)

中央日報日本語版 1月2日(日)

昨年11月28日~12月1日に米空母ジョージ・ワシントンが参加した西海(ソヘ、黄海)での韓米合同訓練の期間を前後し、金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が9日間にわたり地下バンカーに隠遁していたことがわかった。軍関係者は、「訓練に参加した米空軍のステルス機F-22ラプターに対する恐怖のために隠れていたとみている」と説明した。別の関係者は、「合同訓練の際にF-22が空中給油機とともに韓半島上空で待機していたと承知している。北朝鮮がミグ戦闘機を動員して挑発する場合、これを攻撃するのが任務だった」と話した。相手になるものがなく“空の支配者”(Air Dominance Fighter)と呼ばれるF-22は、グアムやアラスカ、日本・嘉手納の米空軍基地から発進する。

F-22が浸透する場合、現在の北朝鮮の通常のレーダーでは近くに接近しなければ探知できない。一般の航空機を400キロメートルの距離で探知する通常レーダーはmF-22が20~30キロメートルの距離に接近するまで探知できない。F-22の全面レーダー反射断面積(RCS)は鳥よりはるかに小さくて虫水準と比喩されている。防空網で対応する時間はないということだ。

米ステルス機の北朝鮮領空浸透と関連し、2004年に「文芸春秋」、2007年に「米空軍タイムズ」(Airforce Times)に、「F-117(旧型ステルス機)が夜間に北朝鮮領空に浸透し、金正日の20カ所余りの別荘のうち“彼がいると推定される”所を探して急降下し対応態勢を調べる作戦を行った」という報道がのせられた。ステルス第1世代機だったF-117は2008年に退役し、F-22ラプターに置き換えられた。金委員長はこういう状況に脅威を感じ隠れたものと軍はみている。金正日は脳卒中による健康不安説が指摘された2008年に80日以上、イラク戦争前後び2003年2~4月にも49日間隠遁した。

隠遁場所に対して軍関係者は「明らかにすることはできないが、地下バンカーであることは明らかだ」とした。軍情報系統に従事したある予備役将軍は「金正日の動きは24時間衛星で監視し主に彼の特別列車に集中している。動きがあいまいならば盗聴やヒューミット(人を通じた情報収集)など各種ソースを通じて追跡を進めるが、大部分が把握される」と話した。そのためソースが露出する危険性があり正確な隠遁場所は明らかにできないと説明した。金正日はたいてい20カ所余りの特閣と呼ばれる別荘を回ったり、白頭山(ペクトゥサン)の最高司令部最後方指揮所に滞在しているとされる。特閣には有事の際に待避可能な深い地下バンカーがあり、平壌(ピョンヤン)の指揮所には順安飛行場までつながる地下鉄があると脱北者らは話している。



*統一部「金正日に背を向けた北朝鮮住民を包容」!


統一部が29日、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)政権と住民を分離して対応する対北朝鮮政策を推進する意向を明らかにした。李明博(イ・ミョンバク)大統領に来年度の業務計画を報告する席でだ。統一部は来年の対北朝鮮政策4大推進戦略のひとつで、「住民優先接近」を挙げた。また、民生優先を非核平和・対外開放とともに3大北朝鮮変化構想に上げた。人道的支援の場合にも透明性を強化して、軍部や労働党幹部でなく北朝鮮住民に直接支援が届くようにするというものだ。これには北朝鮮の住民が過去とは違ってきたという判断が作用したという。資本主義に憧れ、金正日・金正恩(キム・ジョンウン)体制に批判的に背を向けた住民を包容することにより変化を誘導するという戦略という話だ。

代わりに金正日政権に対しては厳格なものさしを適用することにした。推進戦略に上がっている一貫性ある対北朝鮮政策持続と相互主義強化項目がそれだ。統一部は北朝鮮当局の責任性と真正性を引き出すために哨戒艦挑発に対する政府の5・24対応措置を持続することにした。また、核心懸案解決のためしっかりとした南北対話推進とともに北朝鮮の偽装平和攻勢と誹謗中傷には積極的に対応すると明らかにした。

来年の業務計画で統一部は北朝鮮住民の人権問題も積極的に取り扱う意向を明らかにした。 北朝鮮人権法を早急に制定し、人権財団を設立して北朝鮮の人権の実態を調査するというものだ。金正日批判ビラを北朝鮮にばら撒き対北朝鮮放送を運営してきた民間団体の活動も支援する。統一部がこのように攻勢的な対北朝鮮政策推進方案を提示したことは異例だ。

その一方で統一部は上半期中に統一財源調達案をまとめると明らかにするなど、南北統一に対する対応の必要性も強調した。李明博大統領も業務報告の席で「延坪島(ヨンピョンド)や哨戒艦事態を見ながら“われわれの統一はとても遠い話ではない”と考える」と話した。北朝鮮の軍事挑発に触発された南北緊張状況で統一の可能性を言及したのだ。一部ではこれに対し政府が吸収統一側に対北朝鮮政策を修正・旋回したことという主張も出ている。だが、政府当局者は、「政府政策の変化ではなく統一に対するパラダイム(認識の枠組み)の転換とみるべき」と話した。

統一部の玄仁沢(ヒョン・インテク)長官は業務報告直後に記者らと会い「南北対話のためには北朝鮮の責任性と真正性が非常に必要だ」と明らかにした。また、南北首脳会談の可能性に対しては、「今はそれを考慮したり考えるときではない」と話した。

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