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【経済ニュース】 2010/07/31(土) 10:42 サーチナ
マシンの性能アップやソフトの進化により、専門知識のいるCG作成をプロに頼らずとも容易に行える時代に突入しているようだ。
建築業界ではCGの技術革新が進んでいる。マンション広告などは写真ではなくCGパース(建物完成予想図)で表現している事が多い。また、最近は専門知識のいるCGパースをクリエーターに頼ることなく、設計士や建築・不動産関係の人がプレゼンなどに使えるCGを自ら作ることができる時代に突入しているという。
一級建築士事務所(有)ATA企画のCGアーティストで、CGコンテストで数々の受賞歴を持つ多田朱利さんに話を伺うことができた。
「以前はレンダリングという色付けなどの計算時間が一晩以上かかることもありました。しかし最近ではCPUの数がクアッドコア(4個)、クアッドコア×2(8個)といったハイスペックなPCが比較的安価で手に入るようになり、一般家庭や企業に普及しだしています。マシンの性能アップのおかげで計算時間が格段に早くなり、CGソフト自体も進化しているので、さらに早く仕上げることが可能になりました」。
今までネックだったレンダリングの計算時間は現在のPC環境ならクリアできるようだ。と言っても、操作が難しそうでCG知識もない状態ではとても無理だと思ってしまうのだが…。
「実は意外にも簡単なんですよ」と多田氏は続ける。
「建築パースは『V-ray』というソフトがかなりのシェアを誇っていて弊社でももちろん使用していますが、私は『Maxwell』というソフトもよく使っています。操作しやすく、難しいCG概念を必要としない上に綺麗なので、おすすめです。あくまでも個人的な感想ですが、他で例えるなら画像加工ソフトの『Photoshop』の機能を使いこなすよりも操作は簡単なイメージです。『Maxwell』は少ない設定でフォトリアルな画像が作りやすいんです。素人の方でしたらモデリングには『Google SketchUp』を使えば、より簡単にCGを作り上げることができると思います」。
『Google SketchUp』は3Dモデリングを簡単に作成できるソフトだ(無料と有料版あり)。作った3Dモデルは『Google Earth』上に配置することも可能。このソフトはプロでも使える充分な性能があり、一般的なマシンでもサクサク動くという。
「高性能マシンとソフトに頼ってしまうことで、建築業界に携わる人にとって、プレゼンなどで充分に通用するCGを自ら作れる土壌ができてきたと言えると思います」。
多田氏は「簡単に自分で作れるリアルCGセミナー(8/25)」を秋葉原で開催。受講者は建築士や設計事務所、不動産業界の人やCG作成に興味がある人を対象にし、難しい概念なしで充分にCGが作れることを広めていきたいとしている。
「CGを作るのは難しいという固定概念さえ捨ててもらって、もっと多くの方々にとって身近な存在になると嬉しいです」と同氏。
一般人にとってCGは見るものであり、自分で作るものではないという固定概念は確かにある。それほどに従来はとても敷居が高いものだった。が、マシンの性能アップとソフトの進化により、意外にも自分で作れる身近なものへと変わりつつあるようだ。
建築業界だけでなく、プレゼン資料などをCGで作る、マンションや一軒家を購入する際の日影計算をCGで行うなど、ビジネスシーンや日常生活の中で簡単にCGを操る日が来るのもそう遠い未来ではなさそうだ。
石坂 美由紀[著](情報提供:MONEYzine)
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