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ニューズウィーク日本版 10月25日(月)12時53分配信小暮聡子(本誌記者)
人間ではなく、ロボットが運転する車に乗りたいと思うだろうか。例えばカーナビに人工知能が搭載されて、道案内だけでなくハンドルまで握り始めたら?
グーグルは今月上旬、こんなSFさながらの構想を発表した。開発しているのはビデオカメラやレーダーセンサー、レーザー式距離測定器を使って周囲の歩行者や自動車を認識し、目的地まで自動走行するロボット自動車。既に7台の実験車がカリフォルニア州を中心に約22万5000キロ以上の走行実験に成功した。
開発目的は世界で年間120万人の死者を出している交通事故を減らし、渋滞解消によってエネルギー消費を抑えること。ニューヨーク・タイムズ紙が伝えたグーグルのエンジニアの話によると、ロボット自動車は人間のように注意散漫にならず、周囲の交通状況を確認しながら走るため事故が減る。衝突の心配がなければ車体を軽量化し、エネルギー消費を減らすこともできる。車間距離を最小限にしながらも安全に走行できるため、渋滞も緩和できる。
グーグルはこの自動車の普及によって、交通事故の犠牲者を現在の半分に減らせると主張。ロボット自動車を高速道路で走らせ、大量に人を運ぶ「ハイウエートレイン」構想までぶち上げた。
ただこの技術が実用化できるかどうかは未知数。酔っぱらって携帯をいじりながらでも、自宅へ連れ帰ってくれる車ができたらうれしいけれど。
(ニューズウィーク日本版10月27日号掲載)
Google、次のターゲットは交通問題、ロボット自動車技術を開発!
2010/10/11 Yoichi Yamashita
米Googleは10月9日(現地時間)、自律的に走行する自動車、いわゆるロボットカーの技術開発を公式ブログで報告した。公道を使用した試験走行を、すでに140,000マイル(約225,000キロ)以上も行っているという。
公式ブログで自律走行車プロジェクトを説明しているのはGoogleのDistinguished Software EngineerであるSebastian Thrun氏だ。スタンフォード大学のコンピュータサイエンス学部の教授であり、同大のStanford Artificial Intelligence Laboratory (SAIL)のディレクターも務める。2005年に米国で行われた無人ロボット自動車レース「DARPA Grand Challenge」の第2回大会において、同氏が率いるスタンフォード・レーシングチームの「Stanley」が初の完走優勝を果たした。Googleのプロジェクトには、Stanleyのソフトウエア責任者で2007年に市街地を舞台にした無人ロボットカーレースを制したCMUチームのChris Urmson氏、自律走行型のオートバイでDARPA Grand Challengeに参加したAnthony Levandowski氏など、DARPA Challengeで活躍したエンジニアが集結している。
Googleのロボットカーの試験走行車は、カメラ、レーダーセンサー、レーザーレンジファインダーを用いて周りの障害物や道路などを把握し、詳細なマップ(人が運転する車で最新データを事前に収集)と照らし合わせてナビゲーションを決定している。ロボットカーが収集した大量のデータをGoogleのデータセンターで処理することで、すばやいマッピングが実現する。試験走行では、同社のマウンテンビュー本社からサンタモニカ・オフィス(大半が高速道路)、サンフランシスコ市内からゴールデンゲートブリッジ越え(信号や歩行者の多い市街地と、混雑する橋)、パシフィックコーストハイウエイを走行(海沿いの曲がりくねった道路)など、様々な種類の道路を走破してきたという。プロジェクトでは安全が最優先されており、ロボットカーはボタン1つで手動運転に切り替わるように設計されている。試験走行では常に熟練したドライバーが運転席に乗り、またソフトウエアの状態をモニターするソフトウエア技術者が助手席に同乗する。
自律走行車技術の開発は「テクノロジを用いて大きな問題を解決する」というGoogleの理念に従ったプロジェクトの1つだという。この場合の大きな問題とは「交通事故と交通渋滞」だ。World Health Organizationによると、交通事故で毎年120万人以上が亡くなっている。「われわれの技術は、この数字をおそらく半分程度にまで削減できる可能性を備える」とThrun氏。また今日のカーシェアリングの形を変え、車の利用を大幅に減らし、「ハイウエイ列車」のような新たな交通手段を生み出すと指摘。道路を利用してより多くの人が効率的に移動できるようになれば、エネルギー消費の削減と共に、より多くの時間を生産性に割り当てられるとしている。
ところでGoogleの自動運転カーって合法?
【Googleの自動運転カー(動画)】
http://www.gizmodo.jp/2010/10/google_38.html
ギズモード・ジャパン 10月13日(水)12時32分配信
おー飛ばしてるね!グーグルが日曜発表した自動運転カーですよ!
「極秘で開発を進めてきた」割には結構ちょこちょこ出没しており、ご覧のように今年1月にはソーシャルウェブのグル、ロバート・スコーブルが国道280号線で追っかけて撮ってます(下)。まさか無人とは知らずに押さえたそうですよ...さすが。
...とまあ、レイク・タホ、サンフランシスコ-LAを結ぶ国道1号線など、アメリカの公道を走りまくってるグーグルの自走カーなわけですが、これって...合法なの? 当局にずばり聞いてみました!
無人カーは1970年代後半から研究が進められてきたものです。欧州の政府は'80~'90年代に自動走行車の研究に10億ドルの予算を投じています。1995年、オートバーンのテストで人の操作抜きで時速110マイルを記録したベンツのセダンもそのひとつ。
日曜このプロジェクトを公表する中でグーグルは、「既に公道14万マイル(22.5万km)近くを走行済みだ」と言いました。パシフィックコーストハイウェイ(国道1号線)、サンフランシスコの名所ロンバード通りも楽勝で走破したそうな。いや~、あの「世界一曲がりくねった坂道」ロンバードの絶壁クネクネ道クリアしたんなら、もう怖いものナシですよね! 「テスト走行の際には地元の警察に事前に届け出た」ということですが...果たして?
カリフォルニア州の担当の人に話を聞いてみたら、こういう車種のテスト走行を禁じる法律はないんだそうです、有事に対応できる人がハンドルの後ろに控えている限りは。グーグルは一応、テスト車両には常に最低3人が乗っていると話してますから(運転席のドライバーと、さらにソフトウェアとシステムを見張る技師2人)、大丈夫、バッチシ合法というわけです。ま、あんだけ大々的に発表したんですから当たり前ですよね、わははは。
グーグルのソフトウェアは「クルーズコントロールから大きな一歩前進になるね」と、カリフォルニアDMV広報Mike Marandoさんは言ってましたよ。「スピードの出し過ぎ、車線からはみ出た場合、 車を合法に操作する責任は人間にふりかかってきますけどね」
カーマニアにとっては寂しいことですが、現代車は何年も前から運転者の負担が減って、そのぶんテクノロジーに頼ってます。アダプティブ・クルーズコントロールは高級車の多くに標準装備されてますし、フォードやレクサスの車はブレーキ踏むだけで縦列駐車できちゃう! ぶつかりそうになるとブレーキが自動的にかかる高度システムもアメリカのCMではよく流れてます。
今のところグーグルも他の研究者も、運転席に誰か乗っけてさえおけば公道で車を開発しても法的制約はありません。でもそこから一歩進んで人がいなくなると? 技術的問題もさることながら、法的問題の整備もイロイロ必要になりそうですね。
Justin Hyde(satomi)
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