平成22年 第12回「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」(松江市)有機栽培・JAS認定部門で特別優秀賞を受賞。(食味90・味度83・計173点)
平成25年、第15回魚沼と第16回北京開催運動中!
無農薬魚沼産コシヒカリ生産農家・理想の稲作技術『CO2削減農法』
http://www.uonumakoshihikari.com/
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平成22年9月11日(土) 14:00~ 新潟ユニゾンプラザ小研修室 2
■県政と議会活動について
講師
新潟県議会議員 大渕健(新潟市西区選挙区・当選2回)
http://www.ofuchi.com/
(38歳、小千谷市出身・十日町高校・母親は六日町田崎と魚沼に関係あるので新しい人脈に期待!)
1、県政を読み解くポイント
○マニフェスト時代の県政運営とは?
・政治主導の前進
・アウトプットからアウトカム重視の視点
○「あれもこれも」から「あれかこれか」
2、泉田県政に対する考察
○政策プラン、「産業夢おこし」の展開は?
http://www.pref.niigata.lg.jp/seisaku/1194192983778.html
○県政運営と政治姿勢について
3、議会が変われば県政が変わる、議会改革の提言!
○マニフェスト政治と議会
○議会改革の取り組みと現状、今後の課題
http://www.pref.niigata.lg.jp/gikai/
主な内容
知事の「トップセールスについて三つ挙げるとしたら?」と議会で質問したら知事政策局長が答弁?
(知事の姿勢に問題あり)
「産業は福祉の糧」、「金の卵を産む鶏を育てる」ていうことを政策の最上位に揚げている知事がいる
本県でも企業立地支援体制や満足度に対する国のアンケート調査で17位?
私がトップセールスだけでなく東京事務所企業誘致グループと各自治体の担当者・日本立地センターとの基本的ネットワーク・人脈ができていないと質問した!
講師
新潟市議会議員 渡辺和光(44歳)
http://kazu32.blog50.fc2.com/
市政と議会活動について
1、現状認識
2、財政状況について
4つのポイント
◇財政力指数
財源の体力、余裕度になるが、具体的にいうと収入しうる市税
◇経常収支比率
財政の弾力性、自由度で市税などの一般財源に対し、人件費、扶助費、公債費などの義務的経費の割合
◇実質公債比率
借金の度合い
◇地方債
債務の累積
3、5つの重点的柱
(1)東アジアの活力を呼び込む新潟づくり
(2)魅力あるまちなか、暮らしてみたい新潟づくり
(3)人とまちの力を伸ばす新潟づくり
(4)豊かな食と田園環境を生かした新潟づくり
(5)地域力で安心・安全に暮らせる新潟づくり
4、今後の主な取り組み
5、9月定例会の話題
「第7回 政治スクール講義・終了式・懇親会」について
平成22年10月16日(土)新潟東映ホテル
http://www.toei.co.jp/hotel/niigata/
14;00~15:55 講演「自治体の現状と課題」長谷川義明(前新潟市長)
15:55~16:10 終了式
16:30~17:30 懇親会(会費 3,000円)
■県政と議会活動について
講師
新潟県議会議員 大渕健(新潟市西区選挙区・当選2回)
http://www.ofuchi.com/
(38歳、小千谷市出身・十日町高校・母親は六日町田崎と魚沼に関係あるので新しい人脈に期待!)
1、県政を読み解くポイント
○マニフェスト時代の県政運営とは?
・政治主導の前進
・アウトプットからアウトカム重視の視点
○「あれもこれも」から「あれかこれか」
2、泉田県政に対する考察
○政策プラン、「産業夢おこし」の展開は?
http://www.pref.niigata.lg.jp/seisaku/1194192983778.html
○県政運営と政治姿勢について
3、議会が変われば県政が変わる、議会改革の提言!
○マニフェスト政治と議会
○議会改革の取り組みと現状、今後の課題
http://www.pref.niigata.lg.jp/gikai/
主な内容
知事の「トップセールスについて三つ挙げるとしたら?」と議会で質問したら知事政策局長が答弁?
(知事の姿勢に問題あり)
「産業は福祉の糧」、「金の卵を産む鶏を育てる」ていうことを政策の最上位に揚げている知事がいる
本県でも企業立地支援体制や満足度に対する国のアンケート調査で17位?
私がトップセールスだけでなく東京事務所企業誘致グループと各自治体の担当者・日本立地センターとの基本的ネットワーク・人脈ができていないと質問した!
講師
新潟市議会議員 渡辺和光(44歳)
http://kazu32.blog50.fc2.com/
市政と議会活動について
1、現状認識
2、財政状況について
4つのポイント
◇財政力指数
財源の体力、余裕度になるが、具体的にいうと収入しうる市税
◇経常収支比率
財政の弾力性、自由度で市税などの一般財源に対し、人件費、扶助費、公債費などの義務的経費の割合
◇実質公債比率
借金の度合い
◇地方債
債務の累積
3、5つの重点的柱
(1)東アジアの活力を呼び込む新潟づくり
(2)魅力あるまちなか、暮らしてみたい新潟づくり
(3)人とまちの力を伸ばす新潟づくり
(4)豊かな食と田園環境を生かした新潟づくり
(5)地域力で安心・安全に暮らせる新潟づくり
4、今後の主な取り組み
5、9月定例会の話題
「第7回 政治スクール講義・終了式・懇親会」について
平成22年10月16日(土)新潟東映ホテル
http://www.toei.co.jp/hotel/niigata/
14;00~15:55 講演「自治体の現状と課題」長谷川義明(前新潟市長)
15:55~16:10 終了式
16:30~17:30 懇親会(会費 3,000円)
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南沙諸島
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%B2%99%E8%AB%B8%E5%B3%B6
櫻井よしこ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AB%BB%E4%BA%95%E3%82%88%E3%81%97%E3%81%93
2010.9.9 04:27 産経ニュース
9月7日午前、中国の漁船が尖閣諸島のわが国領海を侵犯した。海上保安庁の巡視船の警告を振り切って逃走を図るなど、その行動は悪質で、海保はこれを拘束した。だが、日本政府が同船船長を公務執行妨害容疑で逮捕する方針を固めるまでに半日ほどもかかった。菅直人首相や仙谷由人官房長官らの遅疑が原因だ。
中国の反応は予想どおりだ。「釣魚(尖閣諸)島および周辺海域はもともと中国の領土だ」「日本の巡視船は、いわゆる権益保護活動を行ってはならない。中国の漁民の安全を損なう行為を行ってもならない」というのである。
優れた指導者は、過去を現在に照らし合わせることで、未来を洞察する。このままでは、南シナ海の現状が、近未来の東シナ海の姿になると、首相は知るべきだろう。
いま南シナ海では、同海域の資源と権益を独占しようとする中国と、長年、南シナ海の西沙、南沙諸島を領有してきたASEAN諸国の必死の闘いが進行中だ。ASEANはベトナムを含めて南シナ海の航行、アクセスの自由を守り続けるために、国益をかけて米国との関係強化に乗り出した。
ゲーツ国防長官は去る6月、シンガポールでの国際戦略研究所(IISS)主催のアジア安全保障会議で、「いかなる脅威にも対処可能な最大限の軍事力の配備が米国のアジアへのコミット」と述べた。クリントン国務長官も7月、ベトナムのハノイでASEAN地域フォーラムに出席し、スピーチの約3分の1を割いて南シナ海の航行の自由の重要性とアジアへの米国の関心の強さを語った。
いずれも中国への牽制(けんせい)発言である。楊潔●中国外相は南シナ海問題を政治問題化してはならないとして、「米国の介入」に反発したが、南シナ海問題を外交交渉で解決し、武力を用いないという2002年の合意を破ったのは中国だ。
中国は、昨年以来、南シナ海での軍事力の誇示に躊躇(ちゅうちょ)しなくなった。インドネシアやベトナムが領海侵犯を繰り返す中国漁船を拿捕(だほ)すると、中国は軍艦を改造した大型船を送り込み、漁民の解放を要求。インドネシアは海軍艦船を派遣したが、中国の圧倒的軍事力の前に屈せざるを得なかった。中国はベトナム漁船の拿捕にとどまらず、漁民への銃撃に及んだ。また中国は軍艦を派遣して、中国漁船の漁を守り始めた。こうして否応(いやおう)なくASEANに中国の領有権を認めさせる真の狙いが、この海域の豊富な海底資源にあることは間違いない。
そこで問わなければならないのは、菅民主党に、東シナ海の南シナ海化を未然に防ぐことはできるか、日本の決断と実行をもって、中国に国際法順守の重要性を認識させ、アジアの安寧と秩序形成に貢献できるかという点である。
民主党代表選挙の最中にある菅首相は、勝利への手応えを感じ始めたゆえか、連日、笑みを見せる。「舌のなめらかさと思考の深さは、えてして反比例する。指導者たらんと欲する者は、なるたけ舌よりも頭を使うよう心がけるべきだと思う」と、ニクソン元米国大統領は、『指導者とは』(文芸春秋)で書いた。首相は舌もなめらかに、繰り返す。
「首相の職務を徹底的に全うし、しっかりやっていくという姿勢で(代表選に)臨みたい」
自分がしているのは代表選挙ばかりではないと国民に印象づけるべく、首相は自分の働く姿を撮らせる。新卒者雇用に関して福岡県や兵庫県を訪問し、作業着姿で防災訓練に参加し、官邸での自殺総合対策会議に出席するといった具合だ。
だが、首相は首相としてなすべき重要な責務をほとんど果たしていない。日本の喫緊の課題は教育と防衛である。日本を賢く勁(つよ)い国に再生するには、この両課題に果敢に取り組まなければならない。大目標を立て、現在の努力を大目標の実現につなげるために、細部にもこだわらなければならない。
たとえば、朝鮮学校無償化問題は、教育にも、国民の生命と安全を守る国防にもかかわる性質のものだ。鈴木寛文科省副大臣は同件について、「すべての作業が終わったところで話そうと思う」と述べ、8月末に明らかにすると公約してきた専門家会議の結論の発表を延期した。川端達夫文科相らは朝鮮学校無償化をすでに決めていると推測されるが、そのことは公表しないのである。ここに菅首相がかかわっていないはずはない。
首相の責務を最優先するのであれば、朝鮮学校の件は日本国民の税金で支えるにふさわしいか否かを、首相自ら判断し、結論を国民の前に明らかにすることだ。代表選までは国民の嫌がることは発表しないというのであれば、首相も民主党も国民の信頼に値しない。
もう一つの重要点、国防についての首相の関心は、明らかに極めて薄い。南シナ海における中国の軍事力の誇示や行使にも、諸国の警戒心にも、米国との連携にも、首相は気づきさえしていないであろう。気づいていれば、日米安保体制を安定させ、強化させるために普天間問題にもっと熱心に取り組むはずだ。日本国の生存にかかわる国防やアジアの安全保障について、見えてくるのは首相の無関心と無策である。首相たる資質を欠くと言わなければならない。
●=簾の广を厂に、兼を虎に
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%B2%99%E8%AB%B8%E5%B3%B6
櫻井よしこ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AB%BB%E4%BA%95%E3%82%88%E3%81%97%E3%81%93
2010.9.9 04:27 産経ニュース
9月7日午前、中国の漁船が尖閣諸島のわが国領海を侵犯した。海上保安庁の巡視船の警告を振り切って逃走を図るなど、その行動は悪質で、海保はこれを拘束した。だが、日本政府が同船船長を公務執行妨害容疑で逮捕する方針を固めるまでに半日ほどもかかった。菅直人首相や仙谷由人官房長官らの遅疑が原因だ。
中国の反応は予想どおりだ。「釣魚(尖閣諸)島および周辺海域はもともと中国の領土だ」「日本の巡視船は、いわゆる権益保護活動を行ってはならない。中国の漁民の安全を損なう行為を行ってもならない」というのである。
優れた指導者は、過去を現在に照らし合わせることで、未来を洞察する。このままでは、南シナ海の現状が、近未来の東シナ海の姿になると、首相は知るべきだろう。
いま南シナ海では、同海域の資源と権益を独占しようとする中国と、長年、南シナ海の西沙、南沙諸島を領有してきたASEAN諸国の必死の闘いが進行中だ。ASEANはベトナムを含めて南シナ海の航行、アクセスの自由を守り続けるために、国益をかけて米国との関係強化に乗り出した。
ゲーツ国防長官は去る6月、シンガポールでの国際戦略研究所(IISS)主催のアジア安全保障会議で、「いかなる脅威にも対処可能な最大限の軍事力の配備が米国のアジアへのコミット」と述べた。クリントン国務長官も7月、ベトナムのハノイでASEAN地域フォーラムに出席し、スピーチの約3分の1を割いて南シナ海の航行の自由の重要性とアジアへの米国の関心の強さを語った。
いずれも中国への牽制(けんせい)発言である。楊潔●中国外相は南シナ海問題を政治問題化してはならないとして、「米国の介入」に反発したが、南シナ海問題を外交交渉で解決し、武力を用いないという2002年の合意を破ったのは中国だ。
中国は、昨年以来、南シナ海での軍事力の誇示に躊躇(ちゅうちょ)しなくなった。インドネシアやベトナムが領海侵犯を繰り返す中国漁船を拿捕(だほ)すると、中国は軍艦を改造した大型船を送り込み、漁民の解放を要求。インドネシアは海軍艦船を派遣したが、中国の圧倒的軍事力の前に屈せざるを得なかった。中国はベトナム漁船の拿捕にとどまらず、漁民への銃撃に及んだ。また中国は軍艦を派遣して、中国漁船の漁を守り始めた。こうして否応(いやおう)なくASEANに中国の領有権を認めさせる真の狙いが、この海域の豊富な海底資源にあることは間違いない。
そこで問わなければならないのは、菅民主党に、東シナ海の南シナ海化を未然に防ぐことはできるか、日本の決断と実行をもって、中国に国際法順守の重要性を認識させ、アジアの安寧と秩序形成に貢献できるかという点である。
民主党代表選挙の最中にある菅首相は、勝利への手応えを感じ始めたゆえか、連日、笑みを見せる。「舌のなめらかさと思考の深さは、えてして反比例する。指導者たらんと欲する者は、なるたけ舌よりも頭を使うよう心がけるべきだと思う」と、ニクソン元米国大統領は、『指導者とは』(文芸春秋)で書いた。首相は舌もなめらかに、繰り返す。
「首相の職務を徹底的に全うし、しっかりやっていくという姿勢で(代表選に)臨みたい」
自分がしているのは代表選挙ばかりではないと国民に印象づけるべく、首相は自分の働く姿を撮らせる。新卒者雇用に関して福岡県や兵庫県を訪問し、作業着姿で防災訓練に参加し、官邸での自殺総合対策会議に出席するといった具合だ。
だが、首相は首相としてなすべき重要な責務をほとんど果たしていない。日本の喫緊の課題は教育と防衛である。日本を賢く勁(つよ)い国に再生するには、この両課題に果敢に取り組まなければならない。大目標を立て、現在の努力を大目標の実現につなげるために、細部にもこだわらなければならない。
たとえば、朝鮮学校無償化問題は、教育にも、国民の生命と安全を守る国防にもかかわる性質のものだ。鈴木寛文科省副大臣は同件について、「すべての作業が終わったところで話そうと思う」と述べ、8月末に明らかにすると公約してきた専門家会議の結論の発表を延期した。川端達夫文科相らは朝鮮学校無償化をすでに決めていると推測されるが、そのことは公表しないのである。ここに菅首相がかかわっていないはずはない。
首相の責務を最優先するのであれば、朝鮮学校の件は日本国民の税金で支えるにふさわしいか否かを、首相自ら判断し、結論を国民の前に明らかにすることだ。代表選までは国民の嫌がることは発表しないというのであれば、首相も民主党も国民の信頼に値しない。
もう一つの重要点、国防についての首相の関心は、明らかに極めて薄い。南シナ海における中国の軍事力の誇示や行使にも、諸国の警戒心にも、米国との連携にも、首相は気づきさえしていないであろう。気づいていれば、日米安保体制を安定させ、強化させるために普天間問題にもっと熱心に取り組むはずだ。日本国の生存にかかわる国防やアジアの安全保障について、見えてくるのは首相の無関心と無策である。首相たる資質を欠くと言わなければならない。
●=簾の广を厂に、兼を虎に
無人航空機
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E4%BA%BA%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F
【ワシントン共同】米空軍が今月1日から米領グアムのアンダーセン基地に無人偵察機グローバルホーク1機を初めて配備したことが8日、分かった。南シナ海や東シナ海での活動を拡大する中国軍を念頭に、アジア太平洋地域の空からの監視態勢を強化、船舶の安全航行を確保するのが主な狙い。
米太平洋空軍(司令部・ハワイ州)によると、既に同基地内に地上施設を整備、来年の早い段階に計3機でアジア太平洋全域をカバーする態勢を整える。地域での迅速な災害救援や北朝鮮動向の偵察も可能となる。
グローバルホークは6万フィート(約1万8千メートル)上空を飛行、高性能カメラに加え、高感度の通信傍受機能を備えている。地上施設のパイロットにより「連続28時間以上の運用が可能」(米軍)で、攻撃能力はない。
太平洋空軍の広報担当は配備理由について「太平洋地域は米国にとって死活的に重要だ。同盟国とともに、災害救援を含むあらゆる緊急事態に効果的に対応できるよう最新鋭装備を導入する」と指摘した。米軍はグアムの拠点基地化を進めており、アンダーセン基地にはF22戦闘機やC17輸送機も配備されている。
2010/09/08 19:20 47NEWS >共同ニュース【共同通信】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E4%BA%BA%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F
【ワシントン共同】米空軍が今月1日から米領グアムのアンダーセン基地に無人偵察機グローバルホーク1機を初めて配備したことが8日、分かった。南シナ海や東シナ海での活動を拡大する中国軍を念頭に、アジア太平洋地域の空からの監視態勢を強化、船舶の安全航行を確保するのが主な狙い。
米太平洋空軍(司令部・ハワイ州)によると、既に同基地内に地上施設を整備、来年の早い段階に計3機でアジア太平洋全域をカバーする態勢を整える。地域での迅速な災害救援や北朝鮮動向の偵察も可能となる。
グローバルホークは6万フィート(約1万8千メートル)上空を飛行、高性能カメラに加え、高感度の通信傍受機能を備えている。地上施設のパイロットにより「連続28時間以上の運用が可能」(米軍)で、攻撃能力はない。
太平洋空軍の広報担当は配備理由について「太平洋地域は米国にとって死活的に重要だ。同盟国とともに、災害救援を含むあらゆる緊急事態に効果的に対応できるよう最新鋭装備を導入する」と指摘した。米軍はグアムの拠点基地化を進めており、アンダーセン基地にはF22戦闘機やC17輸送機も配備されている。
2010/09/08 19:20 47NEWS >共同ニュース【共同通信】
村木厚子
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E6%9C%A8%E5%8E%9A%E5%AD%90
「村木厚子さんを支援する会」
http://www.airinkai.or.jp/muraki_sien/index.html
・独占手記・私は泣かない屈さない/村木厚子(文藝春秋 10月号 文藝春秋)
http://www.airinkai.or.jp/muraki_sien/imges/new/bungeishunju.pdf
村木厚子さんの完全な名誉回復を願う
http://www.prop.or.jp/news/topics/2009/20090727_01.html
村木厚子さんの裁判を見守り支援する部屋
http://www.prop.or.jp/court/
読売新聞 9月10日(金)18時19分配信
郵便不正をめぐる厚生労働省の偽証明書発行事件で、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚労省元局長・村木厚子被告(54)(起訴休職中)が10日、大阪地裁で無罪の判決を言い渡されたことを受けて公判後に記者会見を開いた。
村木被告は「こういう結果が出ると信じてやってきた。その通りの結果が出てうれしい。いろんな人に支えられて今日の日が迎えられて本当にうれしい」と話した。
今後のことを尋ねられた村木被告は「もう一度元に居た場所に戻りたい気持ちを持っている」と述べた。家族のことに質問が及ぶと、「ちょっとだけ会った。娘が肩をもんでくれました」と表情を和らげた。
一方、検察側に対しては「もうこれ以上、私の時間を奪わないで欲しい」と述べ、控訴しないよう訴えた。
◇
村木厚子・厚生労働省元局長が判決後開いた記者会見での主なやり取りは以下の通り。
――判決の感想は。
「こういう結果が出るのを信じてやってきた。色々な人に支えられてきょうが迎えられて、本当に感謝している」
――無罪を言い渡されたときの気持ちは。
「心臓が1回非常に大きな鼓動を打った。うれしかった」
――主文言い渡しの後、表情が硬かったが。
「結論は信じていたが、どういう理由を裁判官が述べるかが聞きたかったので、緊張が解けなかった」
――家族と話をしたか。
「少しだけ会った。特に言葉は交わしていないが、娘がちょっとだけ肩をもんでくれた」
――職場復帰についての思いは。
「もう1度、もといた場所に戻りたい」
――判決の中で、無罪の理由は聞けたか。
「客観的な事実が大事だ、と何度も言ってくれた。組織的な犯罪だったのか、1人がこっそりやったのか、検察のストーリーは混乱していたと思う」
――捜査に対する思いは。
「当初、検察が考えていたのとは違う事実がたくさん明らかになった。もうちょっと丁寧に捜査して欲しかった。きちんとした捜査を行う検察であって欲しい」
――控訴の可能性が残されているが。
「公判で明らかになった色々な事実を、検察が率直に受け止めて欲しい。これ以上、私の時間を奪わないで欲しいなと思う」
――改めて検察組織に言いたいことは。
「私も公務員だが、組織で何かあったときに、どうすれば改善できるかというのは自分で検証するしかないと思う」
――時間を奪われて悔しいという思いは。
「50歳代は公務員にとって仕上げの時期なので悔しさもあるが、過ぎてしまったことは仕方がない」
――メディアへの思いは。
「検察からたくさん情報が流れる中で、それ以外に何を書いたのか、考えてもらえたらうれしい」
*郵便不正事件 「周囲の支えに感謝」無罪判決の村木元局長!
毎日新聞 9月10日(金)22時21分配信
「心臓が1回、非常に大きな鼓動を打ちました。うれしかったです」--。突然の逮捕から1年3カ月。一貫して無実を訴えてきた厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)に届いた裁判所の声は、待望の無罪判決だった。傍聴席では夫と娘2人が静かに見守り、裁判長の「無罪」との声に笑顔を見せた。一方、検察側は取り調べのあり方などを厳しく批判された。失墜した権威の回復のため、今回の捜査を本格的に検証することを求める声も出ている。【苅田伸宏、村松洋、林田七恵】
判決の読み上げは当初予定の3時間を約50分オーバーし、村木元局長の記者会見は午後6時10分ごろ始まった。村木元局長は弁護士4人に付き添われて会見場に到着。表情に疲れと安堵(あんど)をにじませながら、支援者らに笑顔を振りまいた。
その支援者や家族への感謝を口にした。「してもいないことを認めてしまう原因は孤独や絶望だと聞く。この1年3カ月、一度も絶望や孤独を味わわずに頑張れた。大きな支えでした」と話した。
「無罪」の言葉を聞いた時、裁判長に一礼した。その心境を「裁判を通じて、真実を明らかにするプロセスがどれだけ大変な作業か実感した。感謝の気持ちで頭を下げた」と述べた。主任弁護人の弘中惇一郎弁護士(東京弁護士会)も「高く評価したい判決だ。裁判所が主体的に疑問を持ち、証人尋問していた」と敬意を表した。
村木元局長は職場復帰については「必要としてくれる職場があれば何でもやりたい」と真剣な表情で述べた。検察の控訴の可能性については「検察には判決を率直に受け止め、これ以上私の時間を奪わないでほしい」と厳しい口調で述べ、「厚生労働省もそうかもしれないが、検察も独特の組織。何か(間違いが)あった時、原因は自分で検証するしか方法がないと思う」と指摘した。その上で「もうちょっと丁寧に捜査していただけていたらと思う。私は検察を信頼していきたい。きちんとした捜査をしていただける検察であってほしい」とも話した。
弘中弁護士は「関係者を大阪に呼びつけて密室で調書を取る。自分の城の中で従来通りのやり方をしたことが、限界として出た」と特捜捜査を批判した。「検察は事件を冷静に検討して控訴は断念してほしい」と語った。
村木元局長は、会見の最後で報道の問題点も指摘した。「逮捕前後の乱暴な取材がつらかった。検察情報を書くなとは言わないが、それ以外何を書いてくださったか考えていただきたい」と述べた。
◇支援者も喜び
「被告人は無罪」。法廷内に横田裁判長の声が響き渡ると、傍聴席の支援者から拍手が起きた。支援者や家族は「検察は控訴しないで」と口々に訴えた。
逮捕直後から支援を続ける神戸市の社会福祉法人理事長、竹中ナミさん(61)は「無罪の理由が緻密(ちみつ)に読み上げられ感動した。一刻も早く復帰して」と喜んだ。裁判所周囲でも支援者らが無罪の速報にわいた。大阪市の社会福祉法人理事長、今中博之さん(47)は、村木元局長と家族ぐるみの付き合いで、親しみやすい人柄から「村木ママ」と呼んでいるという。他の支援者とほほ笑み合い「村木ママが早く職場復帰できるよう、検察は控訴しないで」と力を込めた。
傍聴した村木元局長の夫で厚労省総括審議官の太郎さん(56)は笑顔を見せつつも「ほっとしているのは半分。職場復帰ができなくては意味がない」と話した。地検特捜部については控訴断念を求めた上で「信頼される組織になるために今回の事件をきちんと検証してほしい」と訴えた。【村松洋、林田七恵】
◇無罪判決が確定すれば復職
村木元局長の無罪判決を受け、長妻昭厚労相は10日午後、記者団に対し「(検察が控訴しなかった場合は)復職していただき、それなりのポストで処遇していくことになると思う」と述べた。元局長は休職中で、厚労省の大臣官房付。無罪判決が確定すれば自動的に休職は取り消され、復職することになる。
かつて「キャリア女性の希望の星」と言われた村木元局長。厚労省内では、無罪判決に「当然だ」「早く復職を」と歓迎の声が上がる一方、慎重論も。
幹部の一人は「無罪判決は当然だ。検察は過ちを認めて謝罪すべきだ。村木さんについては、省内のほぼ誰もが『そんなことをするはずない』と思っていた」と振り返った。
この幹部は村木元局長の今後について「検察に屈せず、風穴を開けた経験は稀有(けう)だ。誰にもできない仕事もできるはずで、パワーを生かしてほしい」と期待を語った。
一方、別の幹部は「検察が控訴する可能性がある。すぐ復職できるかは見通せない」と慎重な見方を示した。【野倉恵】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E6%9C%A8%E5%8E%9A%E5%AD%90
「村木厚子さんを支援する会」
http://www.airinkai.or.jp/muraki_sien/index.html
・独占手記・私は泣かない屈さない/村木厚子(文藝春秋 10月号 文藝春秋)
http://www.airinkai.or.jp/muraki_sien/imges/new/bungeishunju.pdf
村木厚子さんの完全な名誉回復を願う
http://www.prop.or.jp/news/topics/2009/20090727_01.html
村木厚子さんの裁判を見守り支援する部屋
http://www.prop.or.jp/court/
読売新聞 9月10日(金)18時19分配信
郵便不正をめぐる厚生労働省の偽証明書発行事件で、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚労省元局長・村木厚子被告(54)(起訴休職中)が10日、大阪地裁で無罪の判決を言い渡されたことを受けて公判後に記者会見を開いた。
村木被告は「こういう結果が出ると信じてやってきた。その通りの結果が出てうれしい。いろんな人に支えられて今日の日が迎えられて本当にうれしい」と話した。
今後のことを尋ねられた村木被告は「もう一度元に居た場所に戻りたい気持ちを持っている」と述べた。家族のことに質問が及ぶと、「ちょっとだけ会った。娘が肩をもんでくれました」と表情を和らげた。
一方、検察側に対しては「もうこれ以上、私の時間を奪わないで欲しい」と述べ、控訴しないよう訴えた。
◇
村木厚子・厚生労働省元局長が判決後開いた記者会見での主なやり取りは以下の通り。
――判決の感想は。
「こういう結果が出るのを信じてやってきた。色々な人に支えられてきょうが迎えられて、本当に感謝している」
――無罪を言い渡されたときの気持ちは。
「心臓が1回非常に大きな鼓動を打った。うれしかった」
――主文言い渡しの後、表情が硬かったが。
「結論は信じていたが、どういう理由を裁判官が述べるかが聞きたかったので、緊張が解けなかった」
――家族と話をしたか。
「少しだけ会った。特に言葉は交わしていないが、娘がちょっとだけ肩をもんでくれた」
――職場復帰についての思いは。
「もう1度、もといた場所に戻りたい」
――判決の中で、無罪の理由は聞けたか。
「客観的な事実が大事だ、と何度も言ってくれた。組織的な犯罪だったのか、1人がこっそりやったのか、検察のストーリーは混乱していたと思う」
――捜査に対する思いは。
「当初、検察が考えていたのとは違う事実がたくさん明らかになった。もうちょっと丁寧に捜査して欲しかった。きちんとした捜査を行う検察であって欲しい」
――控訴の可能性が残されているが。
「公判で明らかになった色々な事実を、検察が率直に受け止めて欲しい。これ以上、私の時間を奪わないで欲しいなと思う」
――改めて検察組織に言いたいことは。
「私も公務員だが、組織で何かあったときに、どうすれば改善できるかというのは自分で検証するしかないと思う」
――時間を奪われて悔しいという思いは。
「50歳代は公務員にとって仕上げの時期なので悔しさもあるが、過ぎてしまったことは仕方がない」
――メディアへの思いは。
「検察からたくさん情報が流れる中で、それ以外に何を書いたのか、考えてもらえたらうれしい」
*郵便不正事件 「周囲の支えに感謝」無罪判決の村木元局長!
毎日新聞 9月10日(金)22時21分配信
「心臓が1回、非常に大きな鼓動を打ちました。うれしかったです」--。突然の逮捕から1年3カ月。一貫して無実を訴えてきた厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)に届いた裁判所の声は、待望の無罪判決だった。傍聴席では夫と娘2人が静かに見守り、裁判長の「無罪」との声に笑顔を見せた。一方、検察側は取り調べのあり方などを厳しく批判された。失墜した権威の回復のため、今回の捜査を本格的に検証することを求める声も出ている。【苅田伸宏、村松洋、林田七恵】
判決の読み上げは当初予定の3時間を約50分オーバーし、村木元局長の記者会見は午後6時10分ごろ始まった。村木元局長は弁護士4人に付き添われて会見場に到着。表情に疲れと安堵(あんど)をにじませながら、支援者らに笑顔を振りまいた。
その支援者や家族への感謝を口にした。「してもいないことを認めてしまう原因は孤独や絶望だと聞く。この1年3カ月、一度も絶望や孤独を味わわずに頑張れた。大きな支えでした」と話した。
「無罪」の言葉を聞いた時、裁判長に一礼した。その心境を「裁判を通じて、真実を明らかにするプロセスがどれだけ大変な作業か実感した。感謝の気持ちで頭を下げた」と述べた。主任弁護人の弘中惇一郎弁護士(東京弁護士会)も「高く評価したい判決だ。裁判所が主体的に疑問を持ち、証人尋問していた」と敬意を表した。
村木元局長は職場復帰については「必要としてくれる職場があれば何でもやりたい」と真剣な表情で述べた。検察の控訴の可能性については「検察には判決を率直に受け止め、これ以上私の時間を奪わないでほしい」と厳しい口調で述べ、「厚生労働省もそうかもしれないが、検察も独特の組織。何か(間違いが)あった時、原因は自分で検証するしか方法がないと思う」と指摘した。その上で「もうちょっと丁寧に捜査していただけていたらと思う。私は検察を信頼していきたい。きちんとした捜査をしていただける検察であってほしい」とも話した。
弘中弁護士は「関係者を大阪に呼びつけて密室で調書を取る。自分の城の中で従来通りのやり方をしたことが、限界として出た」と特捜捜査を批判した。「検察は事件を冷静に検討して控訴は断念してほしい」と語った。
村木元局長は、会見の最後で報道の問題点も指摘した。「逮捕前後の乱暴な取材がつらかった。検察情報を書くなとは言わないが、それ以外何を書いてくださったか考えていただきたい」と述べた。
◇支援者も喜び
「被告人は無罪」。法廷内に横田裁判長の声が響き渡ると、傍聴席の支援者から拍手が起きた。支援者や家族は「検察は控訴しないで」と口々に訴えた。
逮捕直後から支援を続ける神戸市の社会福祉法人理事長、竹中ナミさん(61)は「無罪の理由が緻密(ちみつ)に読み上げられ感動した。一刻も早く復帰して」と喜んだ。裁判所周囲でも支援者らが無罪の速報にわいた。大阪市の社会福祉法人理事長、今中博之さん(47)は、村木元局長と家族ぐるみの付き合いで、親しみやすい人柄から「村木ママ」と呼んでいるという。他の支援者とほほ笑み合い「村木ママが早く職場復帰できるよう、検察は控訴しないで」と力を込めた。
傍聴した村木元局長の夫で厚労省総括審議官の太郎さん(56)は笑顔を見せつつも「ほっとしているのは半分。職場復帰ができなくては意味がない」と話した。地検特捜部については控訴断念を求めた上で「信頼される組織になるために今回の事件をきちんと検証してほしい」と訴えた。【村松洋、林田七恵】
◇無罪判決が確定すれば復職
村木元局長の無罪判決を受け、長妻昭厚労相は10日午後、記者団に対し「(検察が控訴しなかった場合は)復職していただき、それなりのポストで処遇していくことになると思う」と述べた。元局長は休職中で、厚労省の大臣官房付。無罪判決が確定すれば自動的に休職は取り消され、復職することになる。
かつて「キャリア女性の希望の星」と言われた村木元局長。厚労省内では、無罪判決に「当然だ」「早く復職を」と歓迎の声が上がる一方、慎重論も。
幹部の一人は「無罪判決は当然だ。検察は過ちを認めて謝罪すべきだ。村木さんについては、省内のほぼ誰もが『そんなことをするはずない』と思っていた」と振り返った。
この幹部は村木元局長の今後について「検察に屈せず、風穴を開けた経験は稀有(けう)だ。誰にもできない仕事もできるはずで、パワーを生かしてほしい」と期待を語った。
一方、別の幹部は「検察が控訴する可能性がある。すぐ復職できるかは見通せない」と慎重な見方を示した。【野倉恵】
百度
http://ja.wikipedia.org/wiki/Baidu
DIAMOND online 2010年9月9日
グーグル、ヤフーに次ぐ世界3位のインターネット検索サービスBaiduは、創業10周年を迎えた。10人足らずで起業した会社は急成長を遂げ、いまや押しも押されもしない中国首位のインターネット企業となった。創業者の李彦宏(ロビン・リー)会長兼CEOが、Baiduのこれまでの10年とこれからの10年について語る。
自信と起業の夢を育んだシリコンバレーの息吹「6ヵ月で検索エンジンの初版を開発します」──。
時計の針を巻き戻した10年前の2000年初頭、31歳の若き経営者が、海千山千のベンチャーキャピタルの投資家たちを相手に今後の事業計画を熱く語っていた。中国インターネット検索サービス最大手Baiduの李彦宏(ロビン・リー)会長兼CEOである。
「もっと資金を出すから開発を早めることはできないか」。創業したばかりで喉から手が出るほど資金が必要だったロビンにとって、非常に魅力的な提案だった。普通の経営者であれば、「わかりました。やってみましょう」と請け合ったことだろう。しかし、しばし考えたすえに彼が口にした返答は、「できません」だった。
このひと言で、Baiduとロビンはベンチャーキャピタルの信頼と資金を勝ち取った。あとになって投資家たちから、「あなたの回答には非常に満足した」と聞かされた。ロビンが非常に正直であり、できるかどうかわからないことを軽々しく約束する人間ではないとわかったからだった。
「少許諾,多兌現」(わずかの承諾で、多くを実行すること)──。ロビンの経営信条だ。実際、検索エンジンの初版はわずか4ヵ月で開発を完了し、投資家たちを驚かせた。
業績だけを見れば、Baiduのこれまでの10年は順風満帆そのものだ。この9年で売上高は684倍の44億元(約572億円)まで急拡大し、中国におけるシェアは70%超と断トツだ。
だがここまでの道のりは決して平坦ではなかった。創業当初は、「もうダメかもしれない」と何度も挫けそうになった。そんなときロビンを支えたのは、「自分が好きなことにチャレンジするなら、たとえ失敗しても後悔しない」というチャレンジ精神だった。その原点となったのは、8年間の米国生活だ。
門・北京大学で情報管理の学士号を取得したロビンが渡米したのは1991年、23歳のときだった。大学院でコンピュータサイエンスを学び、「ウォールストリートジャーナル」の金融ニュースの検索システム担当を経て、97年、シリコンバレーに本社を構える検索エンジンのパイオニア、インフォシークのエンジニアに転じた。
世界中から優秀な人材が集い、IT企業が次々と誕生するシリコンバレーの息吹に触れたロビンは、自らも起業への思いを募らせていく。96年には、検索エンジンの主要技術であるハイパーリンク解析技術に関する特許を米国で取得し、検索エンジンの第一人者としての評価を着々と固めていった。
多くの人が恩恵を受け、多くの人が使いたいと思う検索サービスを提供したい」。99年、ロビンはそんな思いを胸に創業を決意する。当時、中国のインターネット市場は急成長を遂げていたが、検索エンジンの分野は技術的に遅れていた。その分野に強みを持つロビンにとっては絶好のチャンスだった。ベンチャーキャピタルから120万ドルの融資を獲得して帰国すると、翌2000年1月1日、ITベンチャー企業が集積する「中国のシリコンバレー」、北京・中関村でBaiduを起業した。
「この10年を振り返ると、嬉しかったときよりむしろつらかったときのほうが印象に残っている」。そう語るロビンの脳裏には、2度の絶体絶命の危機の記憶がまざまざと蘇っていた。
最初の危機は、創業から1年で訪れた。その頃の中国は、ポータルサイト(インターネットの入り口となるサイト)の最盛期で、Baiduは検索サービスをポータルサイト向けに提供して技術料を得ることで順調に収益を伸ばしていた。だがロビンは、「多くの人が使いたいと思う検索サービスを提供する」という初志を貫徹するためには、エンドユーザーに直接サービスを提供するビジネスモデルへと転換するべきだと考えていた。
ようやく事業が軌道に乗り始めた時期だっただけに、当然多くの社員や株主、経営陣から反対された。ここで普通の創業社長であれば、鶴のひと声ですませてしまうところだろう。だがロビンは違った。反対者の意見にも耳を傾け、議論し、忍耐強く説得を続けた。そんなとき、ある大手ポータルサイトが、一方的に技術料の支払いを拒否するという事態が起きた。従来のビジネスモデルの限界が露呈したのだ。この事件も後押しとなって、最終的には反対していたメンバーから賛成を取り付けた。
「真摯な姿勢、チームビルディング(個性を生かしつつチームを一つにまとめること)を大切にするリーダーシップ、ピンチでも感情をコントロールできる冷静さがすばらしい」。07年からBaiduの社外取締役を務めている、元ソニー会長でクオンタムリープ代表取締役の出井伸之が評するように、ロビンは、エンジニアの才能だけでなく、経営者としての優れた資質にも恵まれている。
第2の危機は、米ナスダック上場を間近に控えた05年のこと。中国で検索サービス首位の座を固めつつあったBaiduに対し、マイクロソフトやグーグル、ソフトバンクなどが出資や買収の意向を示したのだ。彼らが提示した価格はいずれも、IPO(新規株式公開)する場合の価格を上回っていた。
折しも、上場前のロードショー(投資家への説明会)の最中だった。ロビンは、昼間は将来の投資家に対してBaiduのよさを強調し、株式を購入するよう訴えた。一方、夜は売却を望む投資家と会い、Baiduの潜在力を訴え、売却すべきではないと説得した。当時、投資家には拒否権があり、1人でも上場に反対すれば上場できない。まさに絶体絶命の状況だったが、またしてもロビンは持ち前の真摯さと冷静さで全員を説得し、買収の危機は回避された。
05年8月、Baiduは無事ナスダック上場を果たし、公開価格27ドルに対し終値は4.5倍の122ドル強まで上がり、当時の上場初日株価上昇率の新記録を打ち立てた。
快進撃を続けるBaiduの強みは何か。
まず、得意分野に特化していることだ。競合他社は数十ヵ国の言語に対応しているが、Baiduは中国語と日本語の2ヵ国語だけ。7000人あまりのリソースを2言語に注力することで、市場が求める技術やサービスを迅速に開発することが可能になっている。
もう一つは、優秀なエンジニアチームを持っていることだ。ロビン自身も世界屈指のエンジニアであり、Baiduには中国全土から優秀な人材が集まってくる。
克服すべき課題も見えている。「Baiduはまだ若い会社。技術面では最強を自負しているが、その他の分野はそれほど優れているとはいえない」。GMACやアメリカン・エキスプレスなど外部から優秀な人材を招聘し、マネジメント体制の強化を急いでいる。自分に欠けているものを認識し外部に求めることができることも、ロビンの経営者としての優れた資質の一つだろう。
またBaidu初の海外進出先である日本事業の拡充も課題の一つだ。グーグルとヤフーの2強が9割超を占める市場で苦戦を強いられているが、「言語や文化に合った独自のサービスや機能を提供していけば、日本のユーザーに受け入れられるはず」と、時間をかけて市場での存在感を高めていく構えだ。
一方、グーグルがつまずいている中国市場では、Baiduの存在感がさらに高まっている。だが、「今後市場が成長する過程で、新しいビジネスチャンスが生まれ、新たなプレーヤーが参入すれば、競争はいっそう激しくなる」と、手綱を緩める様子はない。
今年3月15日、Baiduはとうとう株価でグーグルを抜いた。成長市場の中国で、成長産業のインターネットを生業とするBaiduに対する期待の大きさがうかがえる。
10年後のBaiduはどうなっているのか。「10年後を予測するのは難しい。でも予測できないからこそ、心が奮い立つんだ」──。「少許諾,多兌現」を信条とし、常に期待以上の成果を上げてきたロビンとBaidu。だからこそ、期待せずにはいられない。(敬称略)
(「週刊ダイヤモンド」編集部 前田 剛)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Baidu
DIAMOND online 2010年9月9日
グーグル、ヤフーに次ぐ世界3位のインターネット検索サービスBaiduは、創業10周年を迎えた。10人足らずで起業した会社は急成長を遂げ、いまや押しも押されもしない中国首位のインターネット企業となった。創業者の李彦宏(ロビン・リー)会長兼CEOが、Baiduのこれまでの10年とこれからの10年について語る。
自信と起業の夢を育んだシリコンバレーの息吹「6ヵ月で検索エンジンの初版を開発します」──。
時計の針を巻き戻した10年前の2000年初頭、31歳の若き経営者が、海千山千のベンチャーキャピタルの投資家たちを相手に今後の事業計画を熱く語っていた。中国インターネット検索サービス最大手Baiduの李彦宏(ロビン・リー)会長兼CEOである。
「もっと資金を出すから開発を早めることはできないか」。創業したばかりで喉から手が出るほど資金が必要だったロビンにとって、非常に魅力的な提案だった。普通の経営者であれば、「わかりました。やってみましょう」と請け合ったことだろう。しかし、しばし考えたすえに彼が口にした返答は、「できません」だった。
このひと言で、Baiduとロビンはベンチャーキャピタルの信頼と資金を勝ち取った。あとになって投資家たちから、「あなたの回答には非常に満足した」と聞かされた。ロビンが非常に正直であり、できるかどうかわからないことを軽々しく約束する人間ではないとわかったからだった。
「少許諾,多兌現」(わずかの承諾で、多くを実行すること)──。ロビンの経営信条だ。実際、検索エンジンの初版はわずか4ヵ月で開発を完了し、投資家たちを驚かせた。
業績だけを見れば、Baiduのこれまでの10年は順風満帆そのものだ。この9年で売上高は684倍の44億元(約572億円)まで急拡大し、中国におけるシェアは70%超と断トツだ。
だがここまでの道のりは決して平坦ではなかった。創業当初は、「もうダメかもしれない」と何度も挫けそうになった。そんなときロビンを支えたのは、「自分が好きなことにチャレンジするなら、たとえ失敗しても後悔しない」というチャレンジ精神だった。その原点となったのは、8年間の米国生活だ。
門・北京大学で情報管理の学士号を取得したロビンが渡米したのは1991年、23歳のときだった。大学院でコンピュータサイエンスを学び、「ウォールストリートジャーナル」の金融ニュースの検索システム担当を経て、97年、シリコンバレーに本社を構える検索エンジンのパイオニア、インフォシークのエンジニアに転じた。
世界中から優秀な人材が集い、IT企業が次々と誕生するシリコンバレーの息吹に触れたロビンは、自らも起業への思いを募らせていく。96年には、検索エンジンの主要技術であるハイパーリンク解析技術に関する特許を米国で取得し、検索エンジンの第一人者としての評価を着々と固めていった。
多くの人が恩恵を受け、多くの人が使いたいと思う検索サービスを提供したい」。99年、ロビンはそんな思いを胸に創業を決意する。当時、中国のインターネット市場は急成長を遂げていたが、検索エンジンの分野は技術的に遅れていた。その分野に強みを持つロビンにとっては絶好のチャンスだった。ベンチャーキャピタルから120万ドルの融資を獲得して帰国すると、翌2000年1月1日、ITベンチャー企業が集積する「中国のシリコンバレー」、北京・中関村でBaiduを起業した。
「この10年を振り返ると、嬉しかったときよりむしろつらかったときのほうが印象に残っている」。そう語るロビンの脳裏には、2度の絶体絶命の危機の記憶がまざまざと蘇っていた。
最初の危機は、創業から1年で訪れた。その頃の中国は、ポータルサイト(インターネットの入り口となるサイト)の最盛期で、Baiduは検索サービスをポータルサイト向けに提供して技術料を得ることで順調に収益を伸ばしていた。だがロビンは、「多くの人が使いたいと思う検索サービスを提供する」という初志を貫徹するためには、エンドユーザーに直接サービスを提供するビジネスモデルへと転換するべきだと考えていた。
ようやく事業が軌道に乗り始めた時期だっただけに、当然多くの社員や株主、経営陣から反対された。ここで普通の創業社長であれば、鶴のひと声ですませてしまうところだろう。だがロビンは違った。反対者の意見にも耳を傾け、議論し、忍耐強く説得を続けた。そんなとき、ある大手ポータルサイトが、一方的に技術料の支払いを拒否するという事態が起きた。従来のビジネスモデルの限界が露呈したのだ。この事件も後押しとなって、最終的には反対していたメンバーから賛成を取り付けた。
「真摯な姿勢、チームビルディング(個性を生かしつつチームを一つにまとめること)を大切にするリーダーシップ、ピンチでも感情をコントロールできる冷静さがすばらしい」。07年からBaiduの社外取締役を務めている、元ソニー会長でクオンタムリープ代表取締役の出井伸之が評するように、ロビンは、エンジニアの才能だけでなく、経営者としての優れた資質にも恵まれている。
第2の危機は、米ナスダック上場を間近に控えた05年のこと。中国で検索サービス首位の座を固めつつあったBaiduに対し、マイクロソフトやグーグル、ソフトバンクなどが出資や買収の意向を示したのだ。彼らが提示した価格はいずれも、IPO(新規株式公開)する場合の価格を上回っていた。
折しも、上場前のロードショー(投資家への説明会)の最中だった。ロビンは、昼間は将来の投資家に対してBaiduのよさを強調し、株式を購入するよう訴えた。一方、夜は売却を望む投資家と会い、Baiduの潜在力を訴え、売却すべきではないと説得した。当時、投資家には拒否権があり、1人でも上場に反対すれば上場できない。まさに絶体絶命の状況だったが、またしてもロビンは持ち前の真摯さと冷静さで全員を説得し、買収の危機は回避された。
05年8月、Baiduは無事ナスダック上場を果たし、公開価格27ドルに対し終値は4.5倍の122ドル強まで上がり、当時の上場初日株価上昇率の新記録を打ち立てた。
快進撃を続けるBaiduの強みは何か。
まず、得意分野に特化していることだ。競合他社は数十ヵ国の言語に対応しているが、Baiduは中国語と日本語の2ヵ国語だけ。7000人あまりのリソースを2言語に注力することで、市場が求める技術やサービスを迅速に開発することが可能になっている。
もう一つは、優秀なエンジニアチームを持っていることだ。ロビン自身も世界屈指のエンジニアであり、Baiduには中国全土から優秀な人材が集まってくる。
克服すべき課題も見えている。「Baiduはまだ若い会社。技術面では最強を自負しているが、その他の分野はそれほど優れているとはいえない」。GMACやアメリカン・エキスプレスなど外部から優秀な人材を招聘し、マネジメント体制の強化を急いでいる。自分に欠けているものを認識し外部に求めることができることも、ロビンの経営者としての優れた資質の一つだろう。
またBaidu初の海外進出先である日本事業の拡充も課題の一つだ。グーグルとヤフーの2強が9割超を占める市場で苦戦を強いられているが、「言語や文化に合った独自のサービスや機能を提供していけば、日本のユーザーに受け入れられるはず」と、時間をかけて市場での存在感を高めていく構えだ。
一方、グーグルがつまずいている中国市場では、Baiduの存在感がさらに高まっている。だが、「今後市場が成長する過程で、新しいビジネスチャンスが生まれ、新たなプレーヤーが参入すれば、競争はいっそう激しくなる」と、手綱を緩める様子はない。
今年3月15日、Baiduはとうとう株価でグーグルを抜いた。成長市場の中国で、成長産業のインターネットを生業とするBaiduに対する期待の大きさがうかがえる。
10年後のBaiduはどうなっているのか。「10年後を予測するのは難しい。でも予測できないからこそ、心が奮い立つんだ」──。「少許諾,多兌現」を信条とし、常に期待以上の成果を上げてきたロビンとBaidu。だからこそ、期待せずにはいられない。(敬称略)
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